今年の夏は何をしてたか。と考えると本作『どれじんてえぜ』の事ばかり考え、ひと夏中その制作をしていた。
一口に聴きどころときかれると、やっぱり曲のバリエーションの多さ。
今回のアルバムを作りはじめた頃考えていたのは「The Beatlesもエレクトロもできる邦楽バンド」というメンバー4人の雑食な音楽の趣味を活かした作品だった。
でも、音楽は誰かに聴いてもらってやっと成立すると信じている僕らはそんな“オタク”な部分の前に、「もっとオーバーグラウンドで戦える音楽を作らないといけない」とも考えていた。
その両方を共存させる為に試行錯誤して出来たのが本作である。
本当に難しい事は考えずに1度聴いて欲しい。
ありとあらゆる僕らのルーツがそこに詰まっている事はその内、誰かが評価してくれればいい。
最後に、とてもお座なりな言葉になってしまうが、本心だから言わせてね。
今は1人でも多くの人に僕らの『どれじんてえぜ』を聴いてもらいたい。
G./Vo.金城昌秀