2010年5月結成。関西を中心に活動中の3ピースバンドである。特に“歌う”ことにこだわっていて、3重唱が魅力である。バンドサウンドは心の強さや感情の激しさを、アコースティックサウンドは優しさや穏やかな部分を、それぞれヒトの持つ二面性を音と言葉で表現している。
今回のミニアルバム『サクラシンドローム』は、まさに最高のミニアルバムと呼ぶにふさわしい作品です。この中には、僕の人生の中の様々な感情と情景が詰まっています。
「暁の約束」は、同世代の友人へのメッセージで、夢見ていた未来と今自分が立っている場所とのギャップに悩んだ時に書いた曲です。何年経っても、立場や状況が変わっても、変わらないものがある。だからこそまたここから進んで行ける。そんな思いを曲にしました。
タイトル曲の「サクラシンドローム」は、桜を想う人の心と、散る花びらの切なさを誰もが感じた事のある感情や情景と共に綴っています。
「レディメイド」は、大切な人がいつまでもその人らしくいれるように、そう願って作りました。ずっと自分らしくいるのは難しいもので、無理をしたり我慢したり。だからせめて僕の前で位、泣いたり笑ったり、自分らしくいれるように、というストレートな気持ちを歌っています。
「雨上がりの空」は、このthe Wonder Novaの始まりの曲です。このバンドが始まって一番最初に作った楽曲が初めて音源になりました。少しずつ形を変えて今、メンバー全員が一番自分たちらしい姿で演奏できている楽曲だと思います。
このミニアルバムが一人でも多くの人に届くように願い歌っています。是非、僕らに会いに来てください。
Vo./Ba.田村優