ゲーム音楽演奏家。2011年2/11にリリースしたデビューアルバム『SKMT』は、iTunes Storeエレクトロニックチャートでアルバム・シングル同時で1位を獲得。その他、本家教授の娘“坂本美雨"とのユニット“サカモト兄妹"の結成、オードリー若林への楽曲提供、など活動は多岐に渡っている。
ファミコンというハードは単なるゲーム機ではなく、今ほど娯楽の幅がなかった当時において、子供も大人も日本中が夢中になった一つのムーブメントだった。ブラウン管テレビから繰り返し聞こえるピコピコ音、カクカクしたドット絵を通して、ファミコン世代はそれぞれのプレシャスメモリーをたくさん形成した。セーブデータが消える衝撃、理不尽なほどの難易度、なぜ世に出したかわからないほどのクソゲー、ファミコン文化から我々は多くを学んだ。そのファミコン世代がゲームの進化と共に聴いた音楽、それが80~90年代のJ-POP。歌番組から流れる数々の名曲は多くの人々の心を動かし、カラオケブームもあって日本の音楽産業は全盛を極めた。このアルバムはそんな“ファミコン”と“80~90年代J-POP”という2つの大きな文化をクロスオーバーさせてみたらどうなるだろう、という一種の試みである。
このアルバムでは作者自身がリアルタイムに経験した楽曲をベースに、できるだけ原曲の構成やキーを忠実に再現し、そのまま口ずさめる事を重視した。ノンストップメドレー形式のため、原曲のキーを維持したままスムーズに各曲間のつなぎを実現するのに苦心したが、最終的に浪漫にはじまりロマンスに終わる20分強の1つのパッケージとして完成させることができた。ピコピコサウンドに昇華したJ-POPの数々の名曲を通して、80~90年代の文化の良さを再認識していただければと思う。ファミコン世代のもう1つのプレシャスメモリーがここにある。
1/06(金)25:15~ NHK総合コネクト+出演
1/28(土)19:30~ サカモト教授の8bit学園@OTOTOYの学校
1/28(土)23:59~ ファミ詣出演@吉祥寺STAR PINE'S CAFE
サカモト教授
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