今回、CDを発売するタイミングで本誌に執筆させていただける事をとても光栄に思います。ありがとう。
前作の『ソーダ水の気の抜けた朝に』が完売し、1年半ぶりとなるMILKBARの2ndミニアルバム『THE JOSHUA TREE』が発売になり、9ヶ月間という長い長い製作期間が無事に形になった。今作は大きく1つテーマがあるように思える。
「自分たちが自分たちにもっと期待してしまうような作品を作りたかったって事」
曲オケは奈良のスタジオでレコーディングして、ヴォーカル&コーラスは京都のスタジオ。
そしてミックス&マスタリングの作業は東京のスタジオで行うという「時間」も「お金」もかかった。
だからこそ、今作は1曲目の1音目から極上なんだ。
再生後たった2秒間で伝わるMILKBARの今までとは少し違ったサウンドと俺の遺言を宿してるように思うから、強く攻めの効いた紛れも無く名作が出来たと思う。
Vo.北小路直也