ミニアルバム『負け犬』の聴きどころとしては、この一枚を通して聴いてもらえば僕という人間を、概ねどんな奴か解ってもらえる名刺みたいなアルバム(なはず)です。
M-1「負け犬」は僕の町、沼津の音楽シーンや浸透のなさにうんざりしていて、路上で歌ったりするせいもあると思うけど町を歩いてる奴みんなが敵だなって思うことが多々あって。でも客観的にみたらダサいのは僕? みたいな。それをそのまま書いた歌です。
アルバムタイトルにしたのは「30歳で初の全国流通盤が『負け犬』なんて超クールじゃん! 笑」てな安易な感じで決定。
M-3の「信じるチカラ」っていう歌の中にエモトさんという人が登場するんですが、正直後悔しているのはエモトさんをなぜ偽名にしなかったのかという事。
さすがに隠せないねって事になり(ずっと無許可で歌いまくってた)打明ける心の準備をしている最中に僕のお母ちゃんが先走ってエモトさんに音源持って言いに行って。そっから若干お互い気まずい関係に。でもやっぱりすごく優しい人ですよっ!
語りたい事は沢山ありますが、参加してくれたアーティストが全員錚々たる先輩というプレッシャーに打ち勝ってできた、渾身の一枚です。是非!
ノグチサトシ