音楽メディア・フリーマガジン

ネクライトーキー

今後のさらなる飛躍が期待される

もっさ(Vo,Gt)、中村郁香(Key)、カズマ・タケイ(Dr)、藤田(Ba)、朝日(Gt)

2020年1月にアルバム『ZOO!!』でメジャーデビューを果たし、今後のさらなる飛躍が期待されるロックバンド、ネクライトーキー。

目まぐるしく表情を変えるバンドサウンドを見事に乗りこなす舌ったらずな女性ヴォーカルが印象的で、細部まで練り込まれた楽曲のキャッチーさは破格と言えるほどです

バンドの中心実物は、自身がヴォーカルを務めるロックバンド、コンテンポラリーな生活や石風呂(いしふろ)名義でボカロPとして活動していたギターの朝日。

彼がかねてから抱いていた「女性ヴォーカルと一緒に何かしたい」という構想を具現化したバンドがネクライトーキーなのです。

全方向に門戸を開くようなキャッチーなサウンドとは対照的に、歌詞の内容は教室のすみっこでひとりぼっちで休み時間を過ごしている陰キャの如く鬱屈したものが多く、低空飛行の青春を過ごした人に刺さりまくるフレーズがバンバン飛び出してきます。

“浮かれた大学生は死ね”という直球すぎるタイトルの楽曲では、<僕らはいつでも健全さ / 不純がどこにも入る余地がない>と歌い、青春を謳歌する学生=不純という図式を作り上げてモテない自分を擁護するなど、卑屈さ丸出しで泣けてくるほど。

しかし、そんな歌詞もヴォーカルのもっさのドリーミーでアニメチックな、それでいて時には元チャットモンチーの橋本絵莉子を思わせる凛とした声で歌われることにより、極上のポップソングの歌詞として響くのだから不思議です。

 

4th Album

TORCH

2024年2月21日発売
■初回盤[CD+BD]AICL-4513~4 ¥5,500 (税抜価格 ¥5,000)
■通常盤[CD]AICL-4515  ¥3,300 (税抜価格 ¥3,000)

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