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CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第117回

今回ご紹介するのは、dbxのTUBEチャンネルストリップ「676」です。

dbxのチャンネルストリップの中でも上位機種となる676は「タイトに音が太い」という表現がぴったりで、NEVE系よりもロックサウンド向きだと思います。

プリアンプは「線が細めのコンデンサーマイクを使用しても、676を通すことでそれなりにファットになる」といった感じで、とにかく頼もしい音がします。

EQについては、他ブランドと比べ「ガッツリかかる割に副作用が少ない」のが特徴で、オールラウンダーに使えます。

コンプ部分は、いわゆる609系や1176系とも違う「しなやか、かつガッツのある感じ」で、トータルバランスが非常に優れている逸品です。

気になるお値段は、並行輸入品で20万弱、国内正規代理店を通すと20万円台前半と、対抗ブランドと比べて約半額程度で新品が手に入ります。

一般的にはメジャーではない機種ですが、実力は折り紙付き。

私は今年に入って、なんと4台目の676を購入してしまいました。

気になる方は是非チェックしてみてください。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

群馬県在住の「くりっぱー」ことKurippertronixxx(くりっぱーとろにくす)です。

思春期にテレビでみたシンセサイザーという、楽器なのか機械なのわからないものに触発されて、独学で作曲&音楽活動開始しました。

 

現在はYoutube「くりっぱーチャンネル」ではシンセサイザーの解説動画やコンテンツの作成、DAWでのBGMや歌モノ楽曲制作、アナログ / デジタル / アプリ等のシンセサイザーを駆使したスタイルのマシンライブも行っています。

■マシンライブメイン機材■

・Behringer NEUTRON

パッチングの基礎が詰まったセミモジュラーシンセサイザー。SE、ベース、リードなどで使っています。

・AKAI MPC ONE

1台で音楽制作可能なMPCシリーズのエントリーモデル。おもにドラムやループで使用しています。

・Roland mc-101

音源内蔵グルーヴボックス。クリップ機能やランダムシーケンスなどライブで重宝しています。

・KORG wavestate

シーケンスのタイミング、ピッチ、サンプルなどを高次元でコントロール可能な、ウェーヴシーケンシングシンセサイザー

・Arturia MicroFreak

マルチオシレーターシンセサイザー。小型にして多彩なサウンドが鳴らせます。

・ASM HYDRASYNTH

ポリフォニックアフタータッチ搭載のウェーヴモーフィングシンセサイザー

 

基本的にマシンライブとDTMの作曲はほぼ別だったのですが、MPCやmc-101を導入してから、DAWで作った曲のMIDIやオーディオを移植してリアルタイムに演奏したりもしてます。

Macは基本動画撮影&編集で使っています。

メインミキサーのMackie Onyx 16、は各シンセの出力のまとめとMacのマルチレコーディングのオーディオインダーフェイスとして使ってます。

ステレオのシンセには、TASCAM SERIES 8Pを通してミキサーにつないでいます。 

BGMや歌モノの音楽制作はWindowsベースで、作曲のDAWは基本Studio Oneで、たまにBitwig STUDIOを使ったりします。

オーディオ I/Fは、Antelope DISCRETE 8を使っています。

ギターは、基本はTOKAI Talbo使用しています。

アンプシュミレーターはKemper Stageのみ使います。

■くりっぱーチャンネル■

https://www.youtube.com/user/KURI404

■X■

https://twitter.com/Kurippersynth

■Kurippertronixxx Audiostock■

https://audiostock.jp/artists/12220

■Synthetiq Riod■

https://www.youtube.com/@synthetiqroid3989


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/ をご覧ください

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

9月分の放送は9月11日(水)25日(水)

出演 樫村治延

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


 

TOYNO BORDER

従来のHIPHOPやトラップではなく、ラテン系トラックにラップを乗せるという、国内ではまだ珍しいスタイルの楽曲。当スタジオでは楽曲制作、レコーディング、マスタリングまで全てを担当。


 

リピドーと悪魔「三体現象」

オルタナティブをベースに、ネオサイケ、エスノ、NewWaveなどを大胆に織り交ぜた次世代サウンド。中国ツアーも敢行し、これからより期待大のグループ。

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