音楽メディア・フリーマガジン

CHAPTER H[aus]エンジニア 樫村治延の セルフRECはプロRECを越えられるか? 第110回

今回は、ネオアコやスウェディッシュ・ポップ、ネオサイケなどにも応用できる洋楽的コード進行です。

いわゆる【A】―【B(サビ)】といった2部構成の曲です。

一つ一つがほぼ転調になりますが、コード進行は流れるように聴こえるのがポイント。

このパターンであればどう転んでも洋楽的になります。


【今月のMVRISKY MELODYPHOENIX

https://www.youtube.com/watch?v=QuTj7ZM4-yA

多くのライブ本数をこなし、実力経験共に充実してきたガールズバンド。よりメロディアスなラウド路線に磨きがかかる作品。


【今月のちょいレア】YAMAHA QY300

シーケンサーの名機QY700の弟分にあたる機種。ステップ入力のしやすさは、どの最新DAWソフトにも決して負けない。電源を切っても本体にデータが残るのが特徴。


Sight Seeing

注目度の高いバンド・アーティストのプライベートスタジオをご紹介します。

「例えばあなたと私の関係について」というシティファンクバンドで作詞、作曲、ギターを担当している、サウンドプロデューサーのNoyaと申します。

コンポーザーとしては、アシッドジャズやR&Bを多く制作しており、その他にも、V tuberさんやゲーム等のBGM提供をしています。

 

*全体像

 

*デスク環境

DAWソフトはPro Tools、オーディオインターフェースはRMEのBabyface Pro FS、手元のコントロールは主にPreSonusのFaderPortを使用しています。

 

*アウトボード

 

上から

Joomeek threeQ (1chチャンネルストリップ)

Roland INTEGRA-7 (音源モジュール)

DENON DN-F650R (マスターレコーダー)

音源は、音質を大切にするため「INTEGRA-7」を中心に、様々なご要望やジャンルに対応できるよう、一般的な音源だけではなく、和楽器を含むエスニックなプラグインソフトも多く揃えて制作しています。

そして、書き出しはDENON「DN-F650R」を使用しています。

バウンスとは比べられないくらいの音で仕上げてくれるので、是非お勧めです!重宝しています!本当に!

 

*マイク

CAD Equitek E350

 

CAD EquitekⅡ E300

 

 

sE Electronics sE2200

 

ボーカルRECの際は、Joemeekのthree QにEvidence AudioのLyric HGのケーブル、CADのマイクを使用することが多いです。

特にメローな曲の時はJoemeek + CADという組み合わせがどうしても好きみたいで、ほとんどこの組み合わせになってしまいますね。

まさに、前回のノハラユーキさんも仰っていた「一家に一台、YES , joemeek!」ですね(笑)

 

*ギター

 

ギターは、様々なご要望に添えるようアコギにエレアコ、エレガット。

エレキギターは、FENDERのストラトやGibsonのレスポール、Gretschを揃えており、変わり種としてOOPEGGのTrailbreaker Mark-Ⅰも使用しています。

このギターは音を繊細に表現してくれるので、プレイヤーとして日々鍛えられています(笑)

 

*その他楽器

ギター以外にも、ベースやウクレレ、ハーモニカの用意があり、最近祖父より大正琴を受け継ぎました。

その名も弁慶(SUZUKI)!綺麗に響いてくれます。


【樫村 治延(かしむら はるのぶ)】

STUDIO CHAPTER H[aus](スタジオチャプターハウス)代表

レコーディングエンジニア・サウンドクリエーター

Whirlpool Records/brittford主宰

専門学校非常勤講師、音楽雑誌ライターとしても活動

全国流通レベルのレコーディング、ミックス、マスタリング、楽曲制作を年間平均250曲以上手掛ける

スタジオについての詳細は http://www.chapter-trax.com/

ラジオ川越 第2・4水曜 23:30 ~ 24:00 「Music Translation」放送中

2月分の放送は2月14日(水)28日(水)

出演 樫村治延 サイエンスライター荒舩良孝氏 フリーアナウンサー荒舩裕子氏

番組は「Listen Now(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)」でリアルタイム聴取できます

https://www.jcbasimul.com/radiokawagoe

(コミュニティFMなのでRadikoでは聞けません、ご了承ください)

当スタジオで制作されたアーティスト作品の一部をご紹介します


RISKY MELODY「いたいいたいあい」

2024年2月14日発売、メジャー第1弾シングル。CDはタイプAとタイプBの2形態での発売、相川七瀬作詞の表題曲に加え、それぞれ違うカップリング曲を収録。当スタジオではVo.レコーディングを担当。


ざ・まろうど

青春パンクと R&Rをベースにした3ピースバンドの、疾走感全開の配信音源。オリジナリティーの出しにくいジャンルにおいて、しっかりそれが出せている点に脱帽。

  • new_umbro
  • banner-umbloi•ÒW—pj