2007年結成。口ずさみやすくもどこか歪(イビツ)な文学的歌詞。懐かしい…だけど決して綺麗なものじゃない。盆ダンス的なリズム、正にポップでロックで、ニューウェイブでパンク! 強烈な4人組が放つ音は豪快かつ繊細で、ライブハウスに圧倒的な存在感を放ち続ける。
“ギャーギャーズ? どんなバンド?”と聞かれていつも答えるのは“色々混ざっててようわからん!”って事。
だってギャーギャーズ見てパンクロックやって言う人もおれば盆踊りって言う人もおるし、歌ものって言われ方もするしたまにプログレって言われる事もある。アホやって言う人もおるし文学的っていう人もおる。一言で説明できたらアルバムなんか作らんわいな。
そろそろ1枚バシっと作らなあかんなと思い立って作ったのが、今回のアルバム『ギャラクティカファントムビーナス』。簡単に言えば、このCDが今の僕らのベストアルバムで、当たり前やが傑作となっております。全体通して聴いてもらえりゃ俺らがどんなバンドかわかるんじゃないやろうか。
好きなCDを部屋で一人で聴く。はたまた散歩しながらipodで聴く。車でどっか行く時にカーステで聴く。仕事中に脳内再生されて気づいたら唄ってもうてたりもする。
泣いたり笑ったり変な顔になったり、なんでもできるような気持ちになったり、CDっつーのは色んな作用を引き起こしてくれる。音楽を聴くとき見るときはいつも一人、横に友達が居ようが何万人ものオーディエンスの中におろうが一人、『ギャラクティカファントムビーナス』はあんたを一人にさせる。良くも悪くも一人にさせてやる。自分が好きなCDやライブっていつもそうやったから。
ひっかかれ俺らに
ライブ会場でも自分の部屋でも
『ギャラクティカファントムビーナス』を好きなように聴いてくれ
Vo./G.蛭田 マサヤ