最新シングル「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」がShazamグローバルチャートで1位、6カ国のチャートで1位を記録、全米チャートも7位まで上昇してきた話題沸騰中のオーストラリア出身ラッパー、マスクド・ウルフ。
TikTokでもバイラルとなっている世界でヒット中のこの楽曲を、ブラジルのスーパースター、ALOK(アロック)が新たにリミックスを手掛けた。
Masked Wolf - Astronaut In The Ocean (Alok Extended Remix)
オリジナルの「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」は軽快なギターと耳障りなドラムサウンドに、巧みな言葉遊びが印象的な楽曲であったが、ALOKのリミックスは早回しでよりダークな領域へと掘り下げた、鳥肌物の仕上がりとなっている。マスクド・ウルフのリリックが颯爽と最高のフックを残していくように、ラップとエレクトロという2つのジャンルがユニークにぶつかり合い、融合して垣根を超えたユートピアとなっている。
ALOKはこのリミックスについて
「「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」のような人気の楽曲を手掛けることができてとてもエキサイトしているよ。マスクド・ウフルは2021年に素晴らしいブレイクをしたアーティストで、そんな楽曲に俺の特徴的な要素を足してみたかった。先週のマスクド・ウルフのJimmy Fallonのテレビ初パフォーマンスに続いて、そんな勝ち続けているオリジナル楽曲に俺がどんなサウンドを足したのか、みんなに楽しんでもらえるといいな。」
とコメントしている。
オーストラリアはシドニー生まれのマスクド・ウルフ(本名:ハリー・マイケル)。2018年12月にデビュー・シングル「スピード・レーサー」をリリースし、わずか2年でグローバルヒットへと人気を押し上げた。
音楽をやっているとき以外は全く普通の人間と感じるが、スタジオに入るやオオカミに取りつかれたかのようにストイックになることから、マスクド・ウルフと名乗るようになったといい、自身の熱狂的なファンのことをウルフパック(オオカミの群れ)と呼ぶ。
「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」は鬱について、不安を感じ元気がない状態に陥っていたときのことを歌っている、とインタビューで明かしているマスクド・ウルフ。彼の今後の展開に目が離せない。
【和訳】 Masked Wolf「Astronaut In The Ocean」【公式】
<プロフィール>
俺が後ろに進むのはムーンウォークのときだけだ―ファーストシングル「スピード・レーサー」からのシンプルながら印象的なこのラインこそが、オーストラリア出身のマスクド・ウルフの理念であり、その姿勢を表す言葉と言える。その力強く輝く歌詞を持って、アポロ13号帰還の名台詞を借りて言うならば、失敗という選択肢はないのだ!
マスクド・ウルフ(本名:ハリー・マイケル)は13才のときに当時流行っていたエミネムや50セントを聴き、リリックを書きはじめたという。成長するにつれケビン・ゲーツ、ドレイク、ジョイナー・ルーカスといったアーティストにより一層音楽的な影響を受け、マイクに向かい自分の音楽を広めたいという思いを強めていった。デビューからわずか12か月で楽曲総再生回数8000万回を突破、初めて聴いた人をも虜にするその実力が証明されている。
自身のメンタルヘルスについて話すこと、そして周りの人にも同じく話してもらうことができなかったら成功はなかっただろうとマスクド・ウルフは考えている。このアプローチがヒットシングル「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」を書いた揺るぎない自信となった。共感される素晴らしいメッセージ性を持つ彼に、世界が熱狂するであろうことは目に見えている。マスクド・ウルフはその独特なスタイルとサウンドでたちまち世界のシーンに思想と技巧を浸透させることになるだろう!
■リリース情報
Masked Wolf / マスクド・ウルフ
シングル「Astronaut In The Ocean (Alok Extended Remix) / アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン (Alok Extended Remix)」
シングル「Astronaut In The Ocean / アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」