カリフォルニア州ロサンゼルス発のオルタナティヴ・ロック・バンド、ウィーザー。
今年1月に38名のオーケストラと共に、アナログ技術を駆使したレコーディング・セッションに取り組んだ完璧なオーケストラ・ポップ・アルバム『OK Human』をリリースした彼らが、
当初昨年リリース予定だったものの、コロナ禍の影響もあり発売延期となっていた通算15枚目となるスタジオ・アルバム『Van Weezer / ヴァン・ウィーザー』を5月7日にリリースする事を発表した。
「今日の悲報を受けて、僕達の青春時代のサウンドトラックとなり、アルバムのインスピレーションとなった偉大な音楽の全てに対する感謝の印として、僕達は『ヴァン・ウィーザー』をエディに捧げたい。RIP EVH」
2020年10月6日、エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなった日に、リヴァース・クオモはこうツイートした。
ウィーザーが敬愛してやまないヴァン・ヘイレンの影響を取り入れた『ヴァン・ウィーザー』という名のアルバムを制作中であることは、すでに2019年には明らかになっていた。
2019年9月に発表された先行シングル「The End Of The Game」を聴いてみれば、彼らが本作で何を目指しているのかが分かる。
意外に思うファンもいるかも知れないが、メンバーが子供時代~多感な青春時代を送ったのは、70年代後半から80年代のアメリカ。
ラジオからはハード・ロックが流れ、80年代にはMTVを通して沢山のLAメタルやNWOBHMのバンドがお茶の間に広まった時代である。
もちろんメンバー全員HR/HMに大きな影響を受けて育っている。フロントマンのリヴァース・クモオはキッスの大ファン。ギターのブライアン・ベルはブラック・サバス、ベースのスコット・シュライナーはスレイヤーとメタリカを、そしてドラムのパトリック・ウィルソンはヴァン・ヘイレンとラッシュを崇拝しており、実際昨年の『WEEZER(TEAL ALBUM)』ではブラック・サバスの「Paranoid」をカバーしている。
そんな彼らならではの泣きのポップ・メロディーに、ラウドでヘヴィなギター・リフが圧倒的なカタルシスをもたらす今作は、
HR/HMへのラヴ&リスペクトが怒涛のハード・ポップ・サウンドに昇華した痛快愉快な大傑作に仕上がっている。
発売日は5月7日に決定!いまこそ歌って踊って、首を振ろう!
■アルバム情報
Weezer / ウィーザー
『Van Weezer / ヴァン・ウィーザー』
2021年5月7日発売
品番:WPCR-18420
収録曲:
01. Hero / ヒーロー
02. All the Good Ones / オール・ザ・グッド・ワンズ
03. The End of the Game / ジ・エンド・オブ・ザ・ゲーム
04. I Need Some of That / アイ・ニード・サム・オブ・ザット
05. Beginning of the End / ビギニング・オブ・ジ・エンド
06. Blue Dream / ブルー・ドリーム
07. 1 More Hit / ワン・モア・ヒット
08. Sheila Can Do It / シーラ・キャン・ドゥー・イット
09. She Needs Me / シー・ニーズ・ミー
10. Precious Metal Girl / プレシャス・メタル・ガール
▼先行シングル