グラミー賞ノミネートを誇るフランス産ブルータル・テクニカル・デス・メタルの至宝、Gojira待望のニュー・アルバム『Fortitude』が4月30日にリリースされる日本盤のボーナス・トラックが決定!
2016年にリリースし、グラミー賞2部門にノミネートされた前作『Magma』を引っ提げたツアーからの貴重なライブ音源を3曲収録する。また店舗購入特典としてメッセージ入りステッカーが決定している。
※特典は数に限りがございますので、予めご了承ください。
※特典の有無は直接店舗にてご確認ください。
ニュー・アルバムより新たに公開となった「Amazonia」ミュージック・ビデオは、地元フランスと、ブラジルの様々な地域で撮影されている。
フィルターのないありのままの先住民の生活、そして葛藤を描くため、現地の映像作家4名とコラボレーションしたという。
Gojira - Amazonia [OFFICIAL VIDEO]
「Amazonia」はフロントマンのジョー・デュプランティエが森林破壊の危機にある熱帯雨林について調べたことがきっかけで作られ、「最大の奇跡が焼き尽くされようとしている」というメッセージの楽曲。
この曲の収益はブラジル先住民連合に寄付され、森林破壊、土地の損失、強制労働、暴力、ハラスメントと甚大な被害を受けてきたアマゾン先住民の環境、文化権の指示に当てられる予定だ。
またバンドはチャリティーオークションやチャリティーグッズの販売も行い、ブラジル先住民連合に寄付するという。
詳しくはバンドのオフィシャルサイトをチェックしてみよう。
「これは結束の呼びかけなんだ。このような意味のあることに向かって団結するとき、音楽コミュニティーはその威力を発揮できる。多くの友達、偉大なアーティスト、バンドがためらいもなく、楽器を寄付してこの呼びかけに参加してくれた。俺たちの周りのたくさんの人たちの団結力なんだ!」
とジョーはコメントしている。
Silver Cord Studioで収録した今作はジョー・デュプランティエ自らプロデュース、ミックスエンジニアはアンディ・ウォレス(ニルヴァーナ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)。
人々に新しい世界を想像するように働きかけるような楽曲が詰まっている。元となったのは昨年サプライズ・リリースしたシングル「Another World」。この楽曲は「世界終末的神曲」、「Gojiraは今世紀最重要アンダーグラウンド・メタル集団のうちのひとつ」とメディアの高評価を得た。
REVOLVERの読者投票では「2021年待望のアルバム」ランキング1位となっている。
2016年にリリースしたアルバム『Magma』では自分についてじっくりと考えることを徹し、強みと大きな成功を手に入れた。かなりパーソナルな内容で、デュプランティエ兄弟の亡き母の思い出が詰まっている。
アルバムはグラミー賞2部門「最優秀メタル・パフォーマンス」「最優秀ロックアルバム」にノミネート。全米ハード・ロック・アルバム・チャートで1位を記録し、フランスのバンド初の快挙となった。
またMETAL HAMMER「年間最優秀アルバム」、ROLLING STONE「2016年メタル・アルバム」TOP 20入りと高評価を得た。
2021年はサポートで参加するデフトーンズの全米ツアーの振替公演も控えている。今後のGojiraの活動に注目しよう。
■リリース情報
GOJIRA
ニュー・アルバム『FORTITUDE』
WPCR-18421
2,500円+税
解説、歌詞・対訳付き
1. Born For One Thing
2. Amazonia
3. Another World
4. Hold On
5. New Found
6. Fortitude
7. The Chant
8. Sphinx
9. Into The Storm
10. The Trails
11. Grind
12. Silvera (Live) *
13. Backbone (Live) *
14. Pray (Live) *
*日本盤ボーナストラック
■Gojiraプロフィール
1996年結成、フランス南西部バイヨンヌ出身。ジョーとマリオのデュプランティエ兄弟を中心に結成。1997年からデモ音源を作成し、カンニバル・コープスやイモータルなど様々なバンドのサポートとしてツアーを続け、4枚のデモ作品を発表した後、2001年にデビュー・アルバム『Terra Incognita』を発表、2003年にはセカンド『The Link』を発表、そのテクニカルで獰猛なサウンドスタイルでアンダーグラウンドでの人気を爆発させていく。この初期2枚の成功により、バンドはフランスのレーベル、Listenable Recordsと契約を交わし、セカンドのリイシューを発売しつつ、2005年に3rd『From Mars to Sirius』を発表、2006年から2007年にかけてラム・オヴ・ゴッドやトリヴィアム、チルドレン・オブ・ボドムらのサポートとして何度もヨーロッパ/USをサーキット、世界規模での活動を展開していく。
その後フロントのジョー・デュプランティエは、彼のヒーローでもあるマックス・カヴァレラからの誘いを受けて、マックスとイゴール・カヴァレラの奇跡のリユニオン・プロジェクト、カヴァレラ・コンスピラシーへの参加を表明、ベーシストとしてアルバム『インフリクテッド』(2008年)に参加し、その後ツアーにも参加していく。そして同年10月、GOJIRAとして4枚目となるアルバム『The Way Of All Flesh』を発表、アメリカのビルボード・ヒートシーカー・チャートで1位を記録、ラム・オブ・ゴッドやメタリカらのサポートアクトに抜擢されたり、初の全米ヘッドライン・ツアーを行うなど、より大きな舞台での活動を展開していく。
そして2011年11月、バンドは新たにワールドワイドでRoadrunner Recordsとの契約を交わし、翌年2012年には移籍第一弾となるアルバム『ランファン・ソヴァージュ~野性の少年~』をリリース。Revolver誌の選ぶ「2010年代ベストアルバム25選」で2位に選ばれるなど大きな評価を得る。2016年にリリースした『マグマ』ではグラミー賞「最優秀ロック・アルバム」「最優秀メタル・パフォーマンス」の2部門にノミネートされる快挙となった。