FEVER333が、2020年10月23日(金)にリリースされる新作EP『WRONG GENERATION(ローング・ジェネレーション)』より、リード・トラックの「Bite Back」を10月19日(月)より先行配信スタート。
2020年5月25日にアメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスで起こったジョージ・フロイド(George Floyd)氏への痛ましい傷害致死事件をうけ、Vo.のジェイソン・エイロン・バトラーはLAでの抗議運動に参加。
最前線での活動を続ける為にのべ13日間ストリート上で抗議活動に参加し、14日目に制作へ取り掛かったのが今作『WRONG GENERATION』となった。
合わせて公式YouTubeチャンネルではビジュアライザーが公開になった。
新曲「Bite Back」ついてジェイソンは以下の様に語っている。
「この曲の全ては、俺が(ジョージ・フロイド事件の抗議行動にて)13日間ストリートで見てきたこと、そして、今起こさなければならないことについてを表しているんだ。ビルディングが燃え、抗争が起きていた。白人の同胞が、州兵の目の前に飛び出していくのを見た。何故なら奴らは、後ろにいる黒人たちが持っていない力を持っていることを知っていたから。当然だろ?もしも街角になんかのクリーチャーがいて、そいつらが俺たちの生命を脅かすってことがわかるのなら、抵抗するってこと以外の選択肢が見当たらないから。」
また、ジェイソンからのこのEPに関する声明が到着した。
抜粋したものを以下に紹介する。
「ジョージ・フロイドが殺された朝、俺はアメリカで黒人として存在することがどんな意味を持つかという恐怖に襲われた。子供の頃、外に出ると、緊張感を感じることがあった。周囲の人達と自分の違いが目立つ場所だと、それを感じた。俺の地元にいない時に、それを感じた。俺達を助けるためにいるはずの人間を父親が恐れているのを目にした。これらの感情の全てが、あの日、2020年5月25日、頂点に達した。
世界の人々も俺と同じように反応したのを見た。俺と同じように話す沢山の人達を見た。おそらく、初めて、俺は俺の世代が共通の感情で結束していることに気づいた。
俺は13日間連続で、昼か夜、時には昼も夜も路上に出て抗議した。「暴動」、「平和的抗議」、そして俺の思う「反逆」のために俺はそこにいた。何キロも歩き、何日も叫んだ。声が枯れた。頭がクラクラした。心が重かった。でも俺達は必要なことをやっていると感じていた。権力者の支配の基に築かれたシステムの中で、君達がその支配を脅かした時、彼らは聞き始める。
俺達はただの人間だ。俺達が求めてきたのは、公平だけだ。それは、そんなにクレイジーなことなのか?
14日目に、俺はこのEP『ローング・ジェネレーション』を書き始めた。8日後、EPが完成した。以上が今作の物語だ。
このプロジェクトは、何よりもまずアクティビズムとしてのアートだ。俺は今起こっていること、そしてこれから起こる必要のあることを語っている。進歩は痛みを伴うものだと分かってもらえたら嬉しい。これら全てのことを廃棄して解体したら、俺達はきっと、一緒になれる美しい場所を発見できる。
俺にとって、このEPは、34年生きた後に体験したあの13日間そのものだ。
お前達は、<間違った世代>に喧嘩を売ったんだ。」
ジェイソン・エイロン・バトラー(FEVER 333)
『WRONG GENERATION』EPリリースに伴い、FEVER 333は、10月27日(火)の日本(&オーストラリア)を含む初の<ヴァーチャル・ライブストリーム・ツアー>『WORLD TOUR FOR THE WRONG GENERATION』を発表。
■グローバル・ライブストリーム・ツアー
FEVER 333 バーチャル・コンサート・ツアー
『WORLD TOUR FOR THE WRONG GENERATION』(計6回開催)
日程(すべて現地時間):
10/23(金): LONDON 8:00PM / EUROPE 9:00PM
10/24(土): LOS ANGELES 8:00PM
10/27(火): SYDNEY 8:00PM / TOKYO 6:00PM
*初出の情報より開始時間が変更になっております
10/28(水): NEW YORK 9:00PM
10/29(木): MOSCOW 9:00PM
10/30(金): CHICAGO 8:00PM / MEXICO CITY 8:00PM
*初出の情報より開始時間が変更になっております
*詳細については随時上記リンクをご確認ください
■リリース情報
PHOTO CREDIT: D. RANDALL BLYTHE
アーティスト:FEVER 333
タイトル:WRONG GENERATION
形態:デジタルEP
1. BITE BACK
2. BLOCK IS ON FIRE
3. WRONG GENERATION
4. U WANTED A FIGHT
5. WALK THROUGH THE FIRE
6. FOR THE RECORD ft. Walter Delgado of Rotting Out
7. LAST TIME
8. SUPREMACY
■プロフィール
FEVER 333(読み:フィーバー・スリー・スリー・スリー)
Vocalist:Jason Aalon Butler / ジェイソン・エイロン・バトラー
Drummer:Aric Improta / アリック・インプロタ
Guitarist:Stephen Harrison / ステファン・ハリソン
元LETLIVE.のフロントマンであるジェイソン・エイロン・バトラーがNight Versesのアリック・インプロタ(Drums)、そして元The Chariotのギタリストであるスティーヴン・ハリソン(Guitar)と共に結成したトリオ・バンド。
バンド名の3つの3は、アルファベットのC(CはABCの3番目の文字)を指しており、それぞれのCは、Community/コミュニティー(地域) 、Charity/チャリティー(慈善) 、Change/チェンジ(変化)を意味しており、彼らのアクティヴィティーは原則としてこの3つを基盤にしている。それらの貢献にフォーカスすべく「ウォーク・イン・マイ・シューズ基金」という慈善団体活動も併行して行っている。
1st EP『メイド・アン・アメリカ』を2017年3月にデジタル・リリース。
同年7月にはボーナス・トラックを収録して日本先行でフィジカル・リリースされた。
2018年7月、FUJIROCK FESTIVAL2017に出演。最終日、日曜日のWHITE STAGEに出演した彼等は、大雨の中、ステージを縦横無尽に駆け回り、果ては中継車の屋根までをもステージにし、全くの無名だったにも関わらず多くのオーディエンスの心を鷲づかみにした。そのエナジーに満ち溢れたパフォーマンスはFUJIROCK公式のYouTube Channelにてストリーミング生配信されたことも相まって大きな話題となった。
2019年1月、1st Full Album『STRENGTH IN NUMB333RS / ストレングス・イン・ナンバーズ』をリリース。現在までに全世界で6,000万ストリーミング再生回数を記録中。
2019年2月の第61回グラミー賞にて「最優秀ロック・パフォーマンス」にノミネート。
2019年3月には日本にて初となる単独公演が東京&大阪を実施。両会場ともSOLD OUTするなど大きな話題となった。また、朝の情報番組に生出演し「BURN IT」を生披露し、その過激でクレイジーなパフォーマンスは、ソーシャル界隈で大きなバズを巻き起こした。
2019年11月に新曲「キングダム」をデジタル・リリース。2020年2月にはcoldrain主催のロック・フェス「BLAREFEST 2020」にて再来日、および東京大阪にて単独公演を行った。
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