糖質制限という新人バンドがいるのを、まだ誰も知らないだろう。それもそのはず、先日5/10に初ライブを行ったばかり。メンバーは、UK.PROJECTが運営する下北沢CLUB Queの店長を務める510、それでも世界が続くならのギタリスト菅澤氏、The Cheseraseraのベーシスト西田氏、GRAND FAMILY ORCHESTRAのドラマーであり元ハヌマーンのドラマーのピクミン、の4人組。伝説的な老舗ライブハウスの店長後藤氏と関西屈指のドラマーでもあるピクミン、それでも世界が続くならとThe Cheseraseraはメジャーデビューでレーベルメイトだった盟友2組、同期の伝説的なメンバーが揃った、ドリームチームとも言うべきサイドバンドだ。今回、彼らが初ライブでリリースしたミニアルバムについて、苦手だというセルフライナーノーツの掲載を試みた。是非、謎めいた彼らの正体を掴むきっかけにして貰えたらと思う。
セルフライナーノーツをするにあたり:
最初にはっきり言いますけどセルフライナーノーツとか嫌いなんですよ。世の全てのセルフライナーノーツを否定するつもりは全くないので、嫌な気持ちにさせたらごめんなさい。音楽も漫画も映画も小説も「セルフライナーノーツ」「まえがき」「あとがき」「副音声」とかなんか、自分の作品(?)だったらしたくない。だって『もう曲で言ってるから』って事なので。でも今回は折角の機会なので、本当に有難く書かせてもらいました。
M-1.「AさんとDくん」
糖質制限として初めてスタジオ入って、初めて出来た曲。弾けもしないシンセを俺が弾いてたらメンバーがジャムセッションしてきた。『フェスに出てそうなバンドの曲』をイメージして作りました。AさんとDくんが何にあたるかは想像してみて下さい。俺、暗に喧嘩売ってますので。
M-2.「ウォーターパウワー」
俺、結構水が好きなのでよく飲んでるんですけど、水の飲み過ぎって身体に良くないらしいですね。水って偉大ですけど、頼りすぎると怖い。人や政治や宗教もそうなんじゃないでしょうか。
M-3.「カラクサ・ドット・ペイズリー」
しましまとらのしまじろう、っていう子供向けアニメに出てくるキャラクター3人の名前です。でもこの3つじゃないと駄目な訳じゃないので、怒られる所に怒られたらいつでも歌詞変えます。「歌詞変えても良いような、そんな魂こもってない歌詞書くな」って思われるかもですけど、言葉の羅列じゃないんですよ大事にしてるの。べつに「ストロベリー・ショート・ケーキ」でも「バース・掛布・岡田」でも良かったですね。この曲説明すると長くなるので気になる人は直接聞いて下さい。今度ライブあったら歌詞変えて歌おうかな。
M-4.「AAA」
マイクもギターもベースもドラムもスピーカーから音出てねーんじゃねーかな? って思える程、クソみたいなバンドって居るじゃないですか。ここでいうクソっていうのは、下半身でしか物事を考えず音楽やってる人、って事です。あんたのロックはスピーカーじゃなく別の所から音が鳴ってるの俺知ってるよ。って曲です。
〜Bonus truck〜
遊びで作りました。特に意味は無いのでこの曲は飛ばしてもらって大丈夫です。
M-5.「爆裂」
ガレージバンドで作った遊びの曲です。ライブの登場SEで使ってたんで折角なのでアルバムに入れました。
M-6.「夜踊るの」
こういう曲ばっかり一人で作ってます。50曲以上はストックあると思います。その一部です。トラックとしての詰めが全然甘い所が凄く好きです。何事も、完璧に仕上げるのって嫌いなんですよね。つまらないじゃないですか、人間ですら完璧じゃないのに。納得行かないくらいが丁度良い。エゴです。
M-7.「D.E.M.O.」
7分くらいある曲です。嫌がらせのつもりで収録しました。でもこのアルバムの中で結構気に入っています。説明することなんもないですね。聴いてもらったその人の感覚で正解です。
こんなんで大丈夫なのかな。基本悲しさとか怒りとかしか曲に込めてないですね。あと誰かを救いたいとかも思ってないです。でも、そんな曲でも誰かを救っているとしたら、そういったものを俺は奇跡と呼ぶんだと思います。以上。
510(Key./Vo.)