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ariel makes gloomy 3rd ep『fluorite』セルフライナーノーツ

ariel makes gloomy 3rd ep『fluorite』セルフライナーノーツ

 ariel makes gloomyです。2019年6月19日に3rd epをCDショップ、音楽配信サービス・サブスクリプションサービスで発売させていただきました。
 
 
 タイトルは9番目の元素“fluorine(フッ素)”からとった『fluorite』(フローライト・ほたるいし)です。蛍石は紫外線など外部から熱を加えると光るものがあります、光らなくてもとてもきれいな石です。その特性が、私達の心象風景と重なるように感じて3rd epのタイトルにしました。
 
 
M-1.「フラッシュバック」
BPM=128 KEY=G→F→G
 
●ドラム&ベース、ギター&シンセサイザーの対比が出るように意識しました。EDMで使われるフレーズをドラムセットで表現したセクションや、四つ打ちのビートとそれ以外のビートを使い分けて、繊細な部分と躍動感をセクションごとに表現しています。(Dr.佐々木 悠介)
 
●トラックは全体的にシンプルな感じにまとめましたが、その中でも特にギターは難しい事はしていなくてフレーズ的にはかなりシンプルです。その代わり、ギターそのものの音色作りにこだわって、この音じゃないとハマらないなという音色にしました。(G.ワダトシアキ)
 
●2nd ep収録の「twilight」と今後音源化予定の「geometric」、今回の「フラッシュバック」の3曲を同時に制作する試みの中で出来上がった曲です。フラッシュバックという言葉自体は、何かがきっかけで過去の嫌な思い出が一瞬で蘇ったりする現象として捉えており、あまり良いとは言えないかもしれないものではありますが、日常の中で体験してしまうことだと考えています。曲が最後にぱしっと終わる瞬間にその追体験を同時に終了したいテーマも持ちつつ、言語化しにくい感覚をPOPに音楽で表現し消化したいと考えている曲です。(Key.イシタミ)
 
 
M-2.「floundering」
BPM=153 KEY=Dm→E→Dm
 
●amgの楽曲制作で大切にしている要素がほぼすべて入っている曲のひとつです。完成するまでどんな曲になるのかわからないが全員で考えながら良いと思える方向に少しづつ構築して進めていった、思い出と思い入れのある曲です。(Key.イシタミ)
 
●セクションごとにメリハリがある曲展開と、ベースを中心としてギターとドラムのアンサンブルが面白い曲です。ギターアレンジを再構築するにあたって、色々試行錯誤した記憶はありますが、結局のところ盛り上がるところでどーんってしようと思い、ツインギターにしています。(G.ワダトシアキ)
 
●この楽曲はリズムの解説をすると複雑なところもあります、1Aはピンポイントで変拍子が入りますが、先に決まっていたガイドメロディに対して後からドラムをつけました。Key.のアルペジエーターで演奏される16分音符とドラムのフレーズを一致させて緻密さを表現したり、1Cのハイハットのアクセントで疾走感を意識したり、2C’ではハーフビートを採用したりとセクションごとにそれぞれビートを出し分けています。(Dr.佐々木 悠介)
 
 
M-3.「defloration」
BPM=156 KEY=A
 
●とりあえずオシャンな感じに振り切ることで、重たくなり過ぎないことを意識しました。バッキング二本の音色、リバーブの質感とアームによってオシャ度マシマシにすることでバランスをとっています。『オシャンな雰囲気に』っていう音楽記号が欲しいと思うくらい、自分の中ではオシャなギターをつけた曲になります(G.ワダトシアキ)
 
●ariel makes gloomyとして活動をはじめた初期から演奏していた曲になります。ひとつひとつの音像を大切にすることを意識していました。リファレンスはジャズだったりします!(Key.イシタミ)
 
●レコーディングではドラムテックの北村優一さんにも協力いただき、落ち着きのある雰囲気とダイナミックさの両方を表現することを意識しました。interlude部の6/8拍子進行でジャジーな雰囲気から反復フレーズに展開し、4/4拍子に捉えられるようなビートに移行するセクションは特にこだわりました。(Dr.佐々木 悠介)
 
 
M-4.「impervious」
BPM=123 KEY=F
 
●ピアノを中心としたインスト曲として作っていて、途中から歌入りでアレンジしてみた曲です。リミックスのようなミックスがしたいと考えていて、プリプロダクションのときに各パートのトラックの開始位置をなんとなくずらしたものをレコーディングで生演奏しています。 (Key.イシタミ)
 
●生のドラムセットで出来る表現の幅に挑戦した曲です。レコーディング時は素材録りのようなイメージで準備していましたが、結果的にドラムパートに関しては生演奏テイクが採用されており、打ち込み音源は未使用です。機械的なタッチと人間らしいタッチを使い分けて演奏しました。(Dr.佐々木 悠介)
 
●ドラムとは真逆でサンプリング的手法をありとあらゆる形で使用しました。アコースティックギターもエレキギターも一度演奏したものを素材として散りばめたりしながら、パズルのように組み立てていきました。その他にもヨガ用ティンシャやアルパカの爪、なんだかわからない音もいれています!(G.ワダトシアキ)
 
 
 それぞれ思い入れのある楽曲をパッケージングした作品になります。多くの方に聴いていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

3rd ep『fluorite』
ROCKBELL / Belwood Records
BZCM-1093
¥1000+税
2019/06/19 Release

https://amgamg.net/

 
 

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