音楽スタジオ246 ジャングル♪ミュージシャンズ Special!コラムVol.12

秋葉慎一郎

ACID EATER/AYM with 小堀努/ayathmo/OZ/
Instant Karma!/ウンラヌ/黒岩あすかと夜で、ドラムを演奏をしています。
難波BEARSマンスリーで漫画連載中です。2011年より約8年描かせて頂きました難波Meleマンスリーでの漫画は先月4月号で連載終了しました。皆様有難うございました！
今年2019年京都市左京区にて、レコードや洋服や本、様々な作品をお取り扱いしますお店「熱帯夜」を開業予定です。宜しくお願いします。
演奏、漫画のご依頼の方をakibashinichiro@gmail.comまでお待ちしております。宜しくお願いします。

Official Website
http://pink.ap.teacup.com/ocaroline/

空想する楽しさ。

僕は'60年代〜'70年代の音楽作品が大好きです。中でもサイケデリック・ロック、アシッド・フォーク、カンタベリー・ミュージック、ジャーマン・ロックといわれる様々な作品です。
10代の頃からドラマーの方が好きで、キース・ムーン、クラウス・ディンガー、トゥインク、古田たかし、松本隆、ミッチ・ミッチェル、リンゴ・スター、ロバート・ワイアット等々、、、まだまだ沢山の方が居られますが、そういった大先輩方々に憧れ、好み聴き入っていました。それは今も変わらず、ドラムに出会えた事、素晴らしい音楽に出会えた事は自分にとって大切な財産で、それ故に今まで生きてこれたなぁとしみじみと思っています。

そこで、ドラマーといえば、スネアや、ドラム・セットは勿論気になるので、本や、ビデオ、DVD、CDやレコードを見て、聴き調べるのですが、使っているスティック、ビーター、イス、特に演奏する際に履いている靴が気になるも中々資料が無く、調べるのを断念し、気がついたら忘れてしまっている事が多いです。。
自分勝手調べでは、'60年代〜'70年代のロック〜ポップス・ドラマーの方はデザート・ブーツ、革のブーツが多いように思います。ですが、横から撮影されている写真資料から、白のハイカットのコンバース風のスニーカーを履き演奏するミッチ・ミッチェルや、恐らくコーデュロイ素材だと思われるスニーカー的な靴を履き演奏するクラウス・シュルツェなどを発見した事も有ります。そうです、ドラマーは正面からは足が見えないのです。。どうでも良いかもしれません。が、僕は気になります。これは想像や空想の世界とも繋がるもので、見えないが故に、僕はこのファッションからの?このスタイルだと.....と、勝手に足下の"理想"を想像しながら1人楽しんだりしています。ハッキリと分からない事が多いので答えも無く、、、それが良いなぁとも思います。

歩く時の"コツコツ"という独特な足音も好きで、僕も革のショート・ブーツ縛りで長年頑張って先輩を追いかけるべく履きながら演奏をしてきました。当時の中古靴を履いているため、劣化もしており破れる事もしばしば。可愛そうですが破れてもカッコいいと思い履き続ける事も有ります。そこで、履ける限界まで来ると先ずはガムテープで固定します。その日の体調によりキツめに固定、優しい固定と自由に固定します。でもそのままだと見た目が悪いため、ある日、色を塗る事を思いつき塗ります。ここまでくると、実験をしてしまいます。。アップル・ブティックで売っているようなカラフルな物が良い！更には見た事も無いような靴を見てみたい！と思い、蛍光ピンク、蛍光イエローと色をスプレーで塗り、茶色、黒、養生ガムテープを重ね、色も何回も重ねます。するともはやアップル・ブティックで売っているような物でも無く、革のショート・ブーツの原型も無くなり新しい自分だけのオリジナル・ブーツの完成となります。。
現在2代目まで有り、3代目を只今養成しています。裸足での演奏も時には好きです。履き心地から言うと白のハイカットのコンバースも好みで現在定着しています。

是非ドラムの方の靴を見る機会が有りましたら、見てみてお話しをして欲しいです。誰にも見られなく、聞かれない事が多いと思います。皆さん研究されこだわりがある方ばかりだと思います。
以上です。有難うございました。

音楽スタジオ246

黒岩あすか