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Nothing’s Carved In Stone Vo./G.村松拓 連載『続・たっきゅんのキングコングニー』
Vol.13:トーク&弾き語りイベント“出張版たっきゅんのキングコングニー@代官山LOOP”を振り返るの巻

Nothing’s Carved In Stone Vo./G.村松拓 連載『続・たっきゅんのキングコングニー』Vol.13:トーク&弾き語りイベント“出張版たっきゅんのキングコングニー@代官山LOOP”を振り返るの巻

10/7の日本武道館ワンマン公演“10th Anniversary Live at BUDOKAN”がいよいよ迫ってきたNothing’s Carved In Stone。同バンドのVo./G.村松拓(たっきゅん)が音楽フリーマガジンJUNGLE☆LIFEにて展開する連載『たっきゅんのキングコングニー』のトーク&弾き語りイベントが、8/24に代官山LOOPにて開催された。当日は未公開映像の放映、トーク、子供の頃の写真公開、質問コーナー、プレゼント、オリジナルドリンク&グッズ販売、そしてたっきゅん弾き語りと、2時間半超えの内容だった。というわけで今月号では、イベントレポではなくたっきゅんにインタビューを敢行。濃密な8/24を振り返ってみた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
“出張版たっきゅんのキングコングニー@代官山LOOP”から1週間が過ぎましたね。

 
 
あっと言う間ですね。疲れは取れましたか?

 
 
イベントは金曜日でしたが、疲労は月曜日くらいまで引きずりました。

 
 
ハハハ(笑)。あの日、打ち上げで朝まで飲んでましたもんね(笑)。

 
 
打ち上げは後半4時間くらい記憶ないですもん。

 
 
俺も同じくらい記憶おぼろげですよ。それくらい、あの日のイベントは盛り上がったしテンション高かった。

 
 
 
 
 
 
 
 

当日会場で販売したキングコングニーステッカー。たっきゅんの希望で同ステッカーの売上は全額チャリティに寄付いたします。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
本番前、めちゃくちゃテンパってすみませんでした。

 
 
アハハ(笑)。本番前、山中さんがめちゃくちゃテンパってたから俺も影響されてめちゃくちゃ緊張して(笑)。Nothing's Carved In Stoneの初ライブの代官山UNITのこと思い出しましたよ(笑)。

 
 
いや〜、色々と考えすぎて、本番の時間が迫ってきたらどんどん焦っちゃって(苦笑)。

 
 
俺も個人的には弾き語りをするっていう使命があったけど、それ以前にキングコングニーの生な部分をステージの上でやるっていう日だったじゃないですか。要するに編集されていない部分が見えるから、それをどうやったらうまく伝えられるかな? って考えていたんです。みんなに楽しんでもらわないと成立しないイベントだから、そこがすごくプレッシャーで。

 
 
うんうん。

 
 
だからステージに出た瞬間から突然緊張しちゃって。

 
 
拓さんはステージに出て、ものすごく手が震えてましたもんね。

 
 
そうそう。これはまた別の話なんだけど、なんで手が震えるのか、こないだ決着が付いたんですよ。

 
 
え、どういうことですか?

 
 
あのイベントの次の日に八千代市で花火大会があって、地元に帰ったんですよ。それで家族と飲んでて「こないだのイベントでも相変わらず手が震えちゃったんだよ」という話をしていたら、おふくろに「あんたそれ違うわ。それは緊張じゃなくてアドレナリンが出過ぎ」と言われて(笑)。

 
 
ああ〜、なるほど(笑)。

 
 
確かに俺、すげぇ楽しい日のリハーサルで1〜2曲終わったら手がブルブル震えてるんですよ。

 
 
武者震いということですかね。

 
 
きっと俺、武者なんですね。メンタルが武者。

 
 
武者(笑)。ハハハ(笑)。

 
 
それに気づいてからすごく気が楽になったんですよ。…話を戻すと、要するにあの日はステージに出てすぐにすごくエキサイトしてたっていう。

 
 
なるほど〜。

 
 
あれだけ人が集まるっていうことは期待値も高いということだし、それがプレッシャーになっていたりしたけど、“今からどれだけおもしろくなるんだろう”っていうことに、たぶん俺自身がドキドキしてたんですよね。

 
 
そういうことか。僕の場合は、ステージに出た方が楽でした。お客さんがみんな温かかったから。

 
 
うんうん。

 
 
受け入れてくれている感じがあって、お客さんの前に出たときに“いつものように調子に乗ってキャッキャ言ってればいいんだな”というのがわかったというか。

 
 
そうなんだよね。俺、チャリで出て行ったときに「ワーッ!」となって“勝ちだ!”と思いましたもん。ちなみにチャリで登場するのは代官山LOOP店長の梨本のアイディアなんだけど、あいつ天才だなって思った(笑)。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

チャリで会場入りする2人。本番ではチャリに乗ってステージに登場した。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
そうそう(笑)。振り返ってみると全部楽しかったですね。

 
 
うん。でも動画を観ても思うし、イベント当日もそうでしたけど、山中さんは俺に対してのツッコミが少ない。

 
 
アハハ(笑)。

 
 
ちょっとした俺の小ボケをもう少し拾ってくれたら、俺は寂しい思いをしなくて済むのに。

 
 
確かに僕、いつも全然拾ってないですね(笑)。

 
 
それで“あれ? 俺スベったかな”と思うときはあったけど(笑)、イベントは終始楽しかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

こんな感じでプロジェクターに映したプレゼン資料や映像や写真を観てもらいつつしゃべりました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
ああいうイベントもたまにはいいんでしょうね。普段ではない村松拓が観れるという。

 
 
そうですね。バンドや弾き語りのライブ、普段のインタビューなどでは絶対に出てこない部分。それを観てもらうのはどうなんだ? っていうところだと思うので、趣味だよなって俺は思ってるんですよね。

 
 
フフフ(笑)。確かに趣味に近い(笑)。

 
 
俺らがただやりたくてやってるだけのことに賛同してくれるっていうか、盛り上がってくれる人たちが来てくれていたんじゃないかなと思うんですよ。だから感謝ですよね。

 
 
うん。めちゃくちゃありがたいです。

 
 
普通居ないですよ、あんな温かい人たち。

 
 
ですよね。僕らが好き勝手バカなことやってるだけなのに、チケット買って来てくれて、更に「ありがとう」と言ってくれるなんて。

 
 
ほんとですよ(笑)。山中さん「ありがとう」とか「またやってください」って言われてたじゃないですか。普通の仕事で言葉に出してありがたがられることなんて無いじゃないですか。

 
 
無いですね(笑)。

 
 
だからこれは、今後連載を続けていくとか、連載でおもしろいことに挑戦していくとか、そこのモチベーションにしましょうよ。

 
 
そうですね。また新たな“おもしろ”を貯めていきたいですね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

エキサイトしてトーク中に立ち上がるたっきゅん。お互いむかついた話なんかもしゃべりました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
とはいえ!

 
 
お?

 
 
樹海に行ってから今回のイベントまで1年間あったのに、映像の目玉が樹海っていうのがね。

 
 
探究心ある〜。

 
 
フフフ(笑)。今年のウチに樹海くらい大きな挑戦を1回か2回くらいしないと、また同じようなイベントをやろうと思っても超えられないと思うんですよね。

 
 
確かにそうですね。何をやりましょうか。

 
 
1年間、2人でカレー屋さんやるとか。どこかで間借りして、週1くらいで。

 
 
おもしろそう!

 
 
ですよね。

 
 
僕の兄貴、月1でホットケーキ屋さんやってるんですよ。

 
 
それ! 実際に経費や売上をどうするとかは置いといて、実際に商売やってみる。

 
 
すごくおもしろそう。いいですね〜。

 
 
超おもしろそうですよね。あとは、限界に挑戦する系かな…。

 
 
キングコングニーといえば限界ですからね。

 
 
こないだ自腹で台湾行ってきましたけど、あれをキングコングニーのネタにしてしまったのはちょっともったいなかったなと。現地のショウタに協力してもらって色んなところ行ってきましたけど、単なる旅行になってしまった。だから逆にショウタに申し訳ないですもん。力不足だったというか、キングコングニーのコンテンツのレベルまでに出来なかったのが心残りで。

 
 
うんうん。確かに。

 
 
だからどこかに行って弾き語りするとか。アメリカ行く?

 
 
例えば旅費だけ持って行って、後は弾き語りで稼いで生きる、みたいな。

 
 
弾き語りで稼いで生きる…。はぁ…、まじか…。それはまず国内でやろうよ(苦笑)。

 
 
まずは国内でやりましょうか。弾き語りで稼いで生きる企画。

 
 
犯罪をしなければ何をしてもいいと。

 
 
現地の漁師さんにお手伝いさせてもらって魚をわけてもらい、そのお礼に歌を歌う、とか。

 
 
ハハハハ(笑)。やりたくねぇ〜(笑)。

 
 
でもキングコングニーの挑戦ってそういうことじゃないですか。

 
 
うん。今までこの連載で築き上げてきた「嫌だな〜と思うライン」にはちゃんと届いてる気がする(笑)。そういう、限界系の企画も詰めていきたいですね。二泊三日くらいで。

 
 
そうですね。

 
 
そういう感じで今後1年間はシビアな企画をやって、他でもおもしろいこともやりつつ。

 
 
 
 
 
 
 
 

プレゼントはたっきゅんからの手渡しです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
目玉となるようなサバイバル企画をやっていきましょう。あとこないだのイベント、弾き語りでは本編5曲とアンコール1曲演りましたけど、どうでした?

 
 
普通にしゃべった後に弾き語りで歌うって、どういうテンションでやればいいのか戸惑ったりはしましたけど、おもしろかったですよ。新しい感覚だった。今後に活かせそう。

 
 
お!

 
 
すごく自分の素に近い感じだったから。いつも、バンドでライブしてても自分の弾き語りのライブでも、ガチン! とスイッチが入る瞬間があるんですよ。ドーパミンがガンガン出てる感じっていうか。でもこないだのイベントは、ちょっと違う感じだったかな。

 
 
観ている側としては、こないだのイベントでは徐々にエンジンがかかっていく印象があったんですよね。

 
 
弾き語りはエモーショナルな曲を演る場合が多いので、あの状態で突然会えなくなった友達の歌とかさ…いきなり歌えないよなって思っちゃって(笑)。

 
 
確かに(笑)。

 
 
いつも通り普通に演ろうと思ってたんだけど、“あまりいい歌にならなさそうだな〜”と思ったから、1曲ワンコーラスくらいOASISの曲(Don't Look Back In Anger)を歌ってワンクッション置いたおかげで、いつもに近いライブが出来たかなって思うんですよ。だから僕もそうだったんですけど、聴いてくれた人もいつもと違うように聴こえたんじゃないかな。

 
 
うんうん。

 
 
あと、いちばん最後に「朱い群青」を演ったじゃないですか。あれは弾き語りでいつも最後に演るって決めていて、いつも通りに歌ったつもりなんですけど…でもこのキングコングニーって楽しいだけじゃなくて実は過酷なことをやっていたり、連載の存続のことだって僕らの中では色々とあるじゃないですか。

 
 
ありますね。表に出していない、ちょっとシビアなところ(笑)。

 
 
そうそう(笑)。そういうのって意外とお客さんにも伝わってるのかな? とか思いながら歌ったんですよ。そういう、あの日にしか出せない深みみたいなものも、キングコングニーならではだったかなと。それまでに樹海の映像観てもらったりとか、俺たちのこと色々話したし。新しい一面を観てもらえたんじゃないかな。

 
 
拓さんの音楽人生の糧になりました?

 
 
それは…どうだったかな。

 
 
えー!!

 
 
音楽人生の糧になったかどうかはわかんないけど(笑)、僕の人生にとっていい日だった。

 
 
じゃあよかった(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
会場にてイベント当日に販売したたっきゅんのキングコングニーオリジナルTシャツ(UMBRO製)の通販がスタート!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イベントで放映した「企画第2弾:ザ・サバイバル! チャリで樹海まで行って野宿!」の動画が遂にYoutubeで公開!!
※Youtube版はイベントで放映したバージョンから更に、たっきゅんと共にブラッシュアップしたバージョンです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当連載へのメッセージや感想はyamanaka@hirax.co.jpまで!!

 
 
 
 
 
 
『続・たっきゅんのキングコングニー』まとめページ
 
 
 
 
 
 

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