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RUSH BALL 2018 20th Anniversary

無事20年を刻んだ、RUSH BALLの軌跡

2018/8/25(土)、8/26(日)、9/1(土)@泉大津フェニックス

 

この日を空までもが楽しみにしていたかのような快晴でRUSH BALLは開催された。シャトルバスに揺られ会場となる泉大津フェニックスに到着して感じた事は、日は照っているものの海から流れてくる涼しい風が心地良い。受付を済ませ、ライブ会場に向かう途中に設置されたRUSH BALLのロゴが入ったパネルや入口ゲートの前は、行列になった観客が写真を撮っていた。こういった観客への思いやりがある事に感動を覚えつつパシャリと1枚頂きました(笑)。シートエリアや、物販、フードエリアといった各ブースは会場を囲むように設置されており、どこに行っても何かあるというエンターテイメント性も感じられ、ついつい色んなところに足を運んでしまう。

 

8/25(土) サカナクション

 

そんな中20周年という記念すべきRUSH BALLの開幕を飾ったのはReN。ライブが始まると会場の雰囲気はまたガラリと変わり、先程は「涼しい風」と言ったが、やっぱりアツくて暑かった。観客の年齢層は幅広いが初日はかなり若い人も多く見られた印象で、2日目は逆に大人な印象だった。初の3日開催という事でそういった違いも見受けられ、同じイベントでも同じストーリーはないと改めて感じると共に、初日のトリを飾ったサカナクション、2日目のトリを堂々と努めたDragon Ashの、1日を締めくくる見事なセットリストとライブはやはり圧巻だった。

 

8/26(日)Dragon Ash

 

週をまたいでの開催となった最終日の9/1、台風の余波で天気予報はあいにくの大雨予測。案の定オープン前まで激しい雨。こんな時に思うのは、主催者、運営スタッフ、勿論出演者の無念と観客の落胆。しかし、RUSH BALLは持っていた。スタート時に雨は上がり、むしろ肌に心地よい風が吹いてくる。

若手注目株のSaucy Dogから、「トイス!!」でおなじみのPOLYSICSへ。この日のラインナップは20周年のメモリアルでもあり、RUSH BALLにゆかりと思い出が深いアーティストが多くブッキングされていた。中でも、THE BACK HORN、9mm Parabellum Bullet、ACIDMAN、the band apart、ストレイテナーは、バンドの歴史過程でこのRUSH BALLが大きな転機になったと一様にMCで語っていたのが印象的だった。地元大阪出身のEGO-WRAPPIN’のゆったりとベテランらしい極上アンサンブル、相変わらずの熱きメッセンジャー・サンボマスターはオーディエンス全員を優勝者に、そして圧巻のライブパフォーマンスと鋭いアレンジ力、まさにロックスターを体現させてくれた[ALEXANDROS]。

 

9/1(土)ストレイテナー

 

新人・注目株をプッシュするATMCで異彩を放ったミオヤマザキ、今やラウドロックシーンの中心に迫るDizzy Sunfist。圧倒的な存在感とベテランらしからぬ謙虚さで、必ずロック界を席巻するであろうTHE冠。メインステージが目の前に見えてきたcinema staff。

幻想的なSEの中で登場したラストを飾るストレイテナーのホリエアツシによるオープニングMCはまさかの甘噛(笑)。そんなご愛嬌も20周年に華を添えた今年のRUSH BALL。Closing ActのLITEまで、様々な音楽と個性に出会い、力をもらった3日間。無事20年を刻んだRUSH BALLに感謝すると共に、21年目となる来年への期待が大きく膨らんだ。

PHOTO:田浦ボン、河上良、渡邉一生、瀧本JON...行秀

 

 

8/25(土)

 

 

8/26(日)

 

9/1(土)

 

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