2018年7月5日、渋谷CLUB QUATTROにて、リーガルリリーのワンマンライブが行われた。
6/6に3rdミニアルバム『the Telephone』をリリースし、バンド初となる全国ツアー「遠距離恋愛ツアー」を全国8箇所で行なってきたリーガルリリー。初日は下北沢SHELTERにてスタートを切り、全国をまわってきてのツアーファイナルはバンド史上最大キャパとなる渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライブだ。
SEが流れ、穏やかにステージに登場した彼女たちに拍手と歓声が巻き起こる。ファイナル東京の地でリーガルリリーが1曲目に選んだのは、「the tokyo tower」。真っ赤な照明を浴びて跳ねるように楽器を弾きながらステージを舞い、華やかな幕開けとなった。
「ジョニー」では一瞬の静寂が会場に起こると、Vo./G.たかはしほのかが歌詞の言葉1つ1つを紡ぎ出す。渋谷CLUB QUATTROに集まったオーディエンスは、リーガルリリーが生み出す世界観に釘付けであった。
次にリーガルリリーの代表曲である「リッケンバッカー」で会場はさらに熱くなり、「ぶらんこ」「スターノイズ」とライブではお馴染みの楽曲が続いていく。ほのかが切り裂くようにギターを弾き、Dr.ゆきやまは疾走感のあるドラムで展開していく。
中盤は、先月6月にリリースをした3rdミニアルバム『the Telephone』の新曲メインで、新たなリーガルリリーの姿を見ることができた。新曲「僕のリリー」では、20歳になり大人の階段を登りつつある彼女たちの今を感じられる。
先週Music Videoが公開となったばかりの「うつくしいひと」は狂気を孕んだ子守唄のようで、会場を別世界へと誘う。「高速道路」では、ほのかの歌声がまるで夜空を超えて、宇宙から降り注ぐかのような壮大さがあった。
最後のMCで、ほのかは「これは本当にさっき言うことを決めて、まだマネージャーにも言っていないのですが、ベースに新しく正式メンバーが加入をします! 海ちゃんです!」と突如ベーシストの加入を発表。
会場はどよめきと「おめでとうー!」と言う大歓声に包まれる。ベーシストの加入は決まっていたが、嬉しくて早く言いたくなってしまったと言う。新メンバーのBa.海は今年の6月からリーガルリリーのサポートベースを始め、「遠距離恋愛ツアー」を全箇所共に回り、最近20歳の誕生日を迎えている。
新たなガールズ・3ピースバンド、リーガルリリーが誕生したところで、3人で初めて演奏する「トランジスタラジオ」、そして「せかいのおわり」をエモーショナル且つ駆け抜けるように聞かせて、3人はステージを去った。
アンコールは、森田童子「たとえば僕が死んだら」をバンドでカバーをし、2曲目は「好きでよかった。」でじっくりと丁寧に届けた。鳴り止まない拍手と歓声が巻き起こり、新体制となり新たなスタートを切る、リーガルリリーの3人は笑顔でステージを去って行った。
PHOTO:知衿 / みてぃふぉ
■セットリスト
リーガルリリー 3rd mini album『the Telephone』レコ発
「遠距離恋愛ツアー」ファイナル ワンマン
2018/7/05(木) 渋谷CLUB QUATTRO
1. the tokyo tower
2. ジョニー
3. リッケンバッカー
4. ぶらんこ
5. スターノイズ
6. いるかホテル
7. overture
8. 僕のリリー
9. こんにちは。
10. うつくしいひと
11. 教室のしかく
12. 高速道路
13. トランジスタラジオ
14. せかいのおわり
En1. たとえば僕が死んだら (cover)
En2. 好きでよかった。
■WEB
【Official Site】