音楽メディア・フリーマガジン

Re-Re-Re

音楽へのひたすらな想いと、仲間との絆が紡ぐメロディ!

アーバンで少し大人なサウンドがライブハウスを揺らす。
Re-Re-Reインタビュー

 

●洒落た音源なのに、このアーティスト写真はなんで?

安次富:そうですね。今は5人編成がフルメンバーなんですけど、真ん中に寝てる人がパーカッションの山下、彼が結構動いてくれるんですよね。パフォーマンス的な感じで、すごい目立つんでそこが見所やったりするんですよ。なので普通のアー写やと面白くないなという事でこんな感じにしました。

●狙いはどうかと思いますよ?写真より実物のほうが断然いいね。

安次富:はい!

一同:ハハハ(笑)。

●皆さん働きながら音楽をしているんですよね、結成してからはどれぐらいですか?

安次富:6年ぐらいですかね。

●活動の中心はライブハウスが基本。

安次富:そうですね。基本的にライブは月に1回ぐらいが限度だったんですけど。

清藤:最近は月に3回ぐらいライブしたりと増やしてます。

●増やしたきっかけがあるんですか?

安次富:レーベルオーナーに協力も頂き、もうちょっと露出していかないとって声もあったので。

清藤:先週ぐらいから僕もTwitter始めたりしてます(笑)。

●ハハハ(笑)。ちなみにパーカッション山下くんの何が凄いの?

鮫島:もはやパーカッションっていう括りではないですね。

清藤:パフォーマーに近いですね。

●リードボーカル的には疎ましいとかないの?

安次富:今はもう受け入れてるんですけど、最初はびっくりするぐらいお客さんの視線を奪われたんで。始めての経験でしたね誰にも見られないボーカルっていう(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

安次富:最初はどうなるのか分からなくて…どんな化学反応をするんかなって思ってて。

●優しいね。普通ボーカルなら無言の圧力かけたりするんじゃないの。

清藤:他のバンドには「よくあれを許してるな」って言われますね(笑)。

安次富:言われますね(笑)。

●サウンド的にはUKロック、ビートルズをリスペクトしてそうな音楽ですが。

安次富:そうですね。まさに僕の職場がビートルズのライブハウスなんです。

●あれ? まさかCAVERN CLUB?

安次富:そうです。そこの店長です。

●マジで!? うちのバンドそこでPV撮ったんですよ。

安次富:そうなんですか!? 結構前ですか?

●できた頃ぐらいやったと思います。

安次富:へー! アー写もPVもそのお店で撮ったんですよ。

●そうなんだ。どこの喫茶店かな思ってた(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

清藤:内装がね(笑)。

●CAVERN CLUBって憧れのところなんですよ…それをやりよったな(笑)。

安次富:ここかなと(笑)。

●ルーツから言うとやっぱりビートルズ?

安次富:それもありますし、外国のアーティストではないんですけどX JAPANのHIDEさんも大好きで…清藤も大好きなんですけど、彼の影響で僕も好きになって。

清藤:若い時は髪の毛ピンクにしたりして歩いてましたね。

安次富:HIDEさんが好きやったアーティストを掘り下げていって、ディープパープルとかその辺の音楽に入っていくんですけど。

清藤:中学が一緒で、本当に毎日一緒にいてずっと音楽の話で「あれよかったら聴いて」みたいなのやっとったんで。

●同じバンドが好きで、そこから掘り下げていった時代があって、そこから就職する感じなんですね。

安次富:そうですね。お互い別の音楽も聴いたりして、社会人になった時にまた音楽やろうかっていう事で。

●バンドで成功しようみたいなの思わなかったの?

清藤:最終といいますか…最後こうなりたい…音楽でご飯食べれるようになりたいみたいな事は、言葉には出してないけど2人とも思ってた事ではありますね。でも生きていくには…音楽を続けるにも働かにゃならんという事で(笑)。彼は音楽の仕事を見つけてって感じですね。

●今の時代で、音楽でプロ目指すってだけじゃなく、働きながらでも充分人気の人はいて、むしろそっちの方がセールス高いケースもあるし。

安次富:想いとしてはそれぐらいの気持ちは持ってますね。

●なるほど。CDの話ですけど、今回のシングルの魅力を。

安次富:僕らの音楽を聴いて、体が勝手に動き出すような音楽を作ってるつもりなんで、大人の楽しい空間を創るような音楽っていうか。

●大人の楽しい空間とは!

安次富:お酒も飛び交うような、どの場でもそういう風にできればなと思ってます。

●ちなみにバンド名はどういう意味で付けてるんですか?

安次富:前身のバンドがありまして、そこから今の名前に変わってるんですけど、お世話になってる人がパッと作ってくれた名前なんです。Reっていうのが復活するとか変身するとかって意味があるんですけど、復活した事を覚えやすくするためにもって感じでネーミングしました。

●なるほどね。今は想いが変化したりしてますか?

安次富:今は自分達の中ではすごい馴染んでるって感じですね。最初はレレレ? とか言われてたんですけど(笑)。

●呼び方は大事ですよね。さて、今回のシングルのアピールポイントは?

安次富:1曲目が「TAKENAWA」っていう曲なんですけど、TAKENAWAっていうのはよく結婚式とかで「宴も酣ですが〜」とかで使われる言葉なんですけど。物事の1番の盛りとかって意味で、そのままライブハウスをパーティー会場みたいにしようぜって意味なんです。その曲に皆さんもなじみのある「イエス」っていう肯定的な言葉をサビにもってきたりしてます。

清藤:簡単にコール&レスポンスができる曲になってます。

安次富:2曲目のCDタイトルにもなっている「moon phase」っていう曲は、ちょっと変わった歌詞の内容になるんですけど、タイトル名通り時計にまつわる曲になってます。僕たち腕時計が大好きで、そういう事を言ってたら鮫島が作ってくれたんです。

鮫島:僕が人生で初めて作った曲ですね。たまたま休みの日にベランダでコーヒー飲んでたらフワッと出てきて。

●さすが鮫島くん、シャレてるな、ベランダでコーヒーか(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

鮫島:普通に飲んでたら口ずさんでて、それが冒頭のギターのリフなんですよ。

●鮫島くんドラムでしょ?ドラムがギターのリフをふと思い付くってすごいな。

鮫島:なんか出てきたんですよね。でもギターはほとんど弾けないので、軽く音階とるぐらいのギターを弾いてメンバーにパスした感じですね。

●歌詞は誰が書いたんですか?

鮫島:歌詞も僕です。

●鮫島、恐るべし!(笑)。そういう感じで2曲目が出来上がったんですね。

安次富:そうですね。3曲目はずっとやってる曲なんですけど、意味的には「新たな航海」って意味で。何かあってもちゃんと先があるからねみたいな感じの、リスナーさんの背中を押せるような曲になってます。歌詞の内容はそこなで深くはないんですけどね(笑)。

●しみじみと自分達にも言い聞かせてるような気がしました。

安次富:本当にそれはありますね。

●メンバー全員が曲にからんで、コンポーザー的にまとめるのは安次富くんなんですね。

安次富:バンドメンバーでまとめます。僕だけでOK出す訳ではないです。

●なるほど。歌ってるのはボーカルですけど、歌詞なんか、ぶっちゃけ納得はしてるの?特に鮫島くんの作品!

鮫島:ハハハ(笑)

安次富:それはもちろん(笑)。でもここをこうしてもいいですか? とかはありますけど(笑)。

●このバンド本当に社会性が高いというか、モメ事はしないように進めるな(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

安次富:それが売りでございます(笑)。

●それはライブでも随所に現れてる?

清藤:もちろん。「お客様、お足はお疲れじゃないですか?」とか聞いてます(笑)。

●ハハハ(笑)。ライブのファン層はどんな感じなんですか?

安次富:最初に来てくれたお客様は僕らより歳上のお客様が多くて、40代近い方が多いかと思いますね。

●へー! 若い子にもウケそうなのに。

安次富:いかんせんそういう若い子が集まるライブに参加できてなかったかも知れないですね。

●参加できてたら若手をブリブリいわすぞと!

安次富:まあ…そうですね。若い方も…(笑)。

清藤:そうですねって言ったら謙虚さが…(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

●UKロックとかを含めて、音作りに影響を受けたシーンは?

安次富:そうですね。メロディのキャッチーさっていうのをバンドでも大事にしているところでして、UKロックはドンっと盛り上がる曲とかは少ないですけど、そこの要素も入れつつサビはサビでっていう分かりやすくしてる感じですかね。後はビートルズからはコーラスの重要性というか、そういうのを見てコーラスをすごい大事にしてますね。あんまりライブでコーラスワークをしっかりしてるバンドさんも見ないので、そこも含めて僕らは大事にしていきたいですね。

●コーラスがちゃんと出来たらライブが2倍良くなる。

安次富:厚みが出ますね。楽器で色々するというよりは、コーラス使ってそれぞれに印象付けていくという感じですね。

●歌詞の内容はどうですか?

安次富:先程も言って頂いたんですけど、自分に言い聞かせてる感はありますね。昔に作った曲なんか特に。これからは、時計の曲なんかも出てきたりしましたし、何かに固執せずに色んな歌詞を書いていきたいなと思います。僕だけじゃなくてメンバーの感性も出して作っていきたいですね。

●みんな良かったね。俺が俺がのボーカルじゃなくて(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

安次富:コーラスもして頂いてるって思ってますから(笑)。素敵な声を重ねて頂いてありがとうございます(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

●謙虚すぎるな(笑)。これシングルを期に挑戦していこうという気持ちもあると思うんですけどどうですか?

清藤:CDに関しては今回はずっと前から大事にしている曲と新しい1曲を入れて出させてもらったんですけど、次回からは今まで聴いた事のない初めての曲ばっかりで制作していきたいなって事をみんなで話してます。どんどん曲作って露出する場も増やしていければと思いますね。

●なるほど。なかなか仕事との両立も難しいとは思いますが何か考えがあったりしますか?

鮫島:良い感じに…。

清藤:ザックリやな(笑)。

安次富:無理せずにはしていきたいんですけど、1回のライブを大切にしていきたいですね。

●この先の目標とかってあります?

鮫島:とりあえずワンマンかな…と思いますね。

●コーヒー飲みながら考えた?

鮫島:これはビールですね(笑)。

清藤:余計あかんわ(笑)。せめてシラフにしてくれ(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

安次富:ざっくりですけど規模の大小ではないですけど、限界を越えていきたいと思いますね。後はCMとか興味ありますね。

鮫島:「moon phase」とか車のCMに使われたりしないかな。

清藤:時計ちゃうんかい(笑)。

安次富:そこは時計やろ(笑)。

鮫島:いや、この曲は是非とも阪神高速で聴いて欲しいんです(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

鮫島:イメージ的には都会の匂いのする感じ。

●完全に日産のCM狙ってるし、矢沢 永吉さんや、Suchmosに喧嘩売ってます(笑)。最後にそれぞれのメッセージを!

安次富:僕は仕事やりながらではありますけど、違うバンドもやってきた中で、このバンドが1番長いんですよ。そうなったからにはこのバンドで良い景色をみんなで見たいなと、楽しい思いをしたいなって。それに尽きますね。

清藤:僕も長い事このバンドにいるんですけど、もっとこうしたいとかもっとこういう曲作りたいとかっていう欲求は常に持っているので、お客さんに対してもこういうアプローチしたら喜んでもらえるんじゃないかなとか。お客さんが楽しんでもらえるライブを常にやりたいと思ってますね。自分の欲求よりもお客さんに満足してもらいたいって気持ちが多くあるので、それを今以上に満たせるように。後は仕事もしながらですけど、他のバンドにも良いケースになるように。仕事しながらでもできてるんだっていうとこも見せていきたいって今日のインタビューで強く感じました。

鮫島:Re-Re-Reとしてはみんな笑顔になってくれればそれで良いのかなって思います。

●レーベルオーナーの山下さんから期待する事はありますか?

山下:僕ですか!? え~…何があるかな…社会人の中でも自分達の範囲で動いてしっかり結果を出せるような、CD出してもセールスするようなライブやって、なんやったらワンマンもしっかりできるようなアーティストにはなって欲しいですね。音楽だけでじゃなく違う事してても結果が出せるんだよっていう領域に、ただ趣味っていうのじゃなく、全部が真剣にできるアーティストになって欲しいです。

●最大の魅力は何だと思いますか?

山下:コーラスワークですね。しっかり綺麗なコーラスをしていて、ガツンとハマるんですよね。そういうところでの曲の厚みなどを感じで欲しいですね。

Interview:PJ
Assistant:Shunya

 

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