nano.RIPEにとって結成20周年イヤーとなる2018年、その幕開けを飾るシングル『アザレア』が2/7にリリースされる。表題曲はTVアニメ『citrus』のオープニング主題歌として1月からオンエア中なので、もう耳にしたファンも多いだろう。十代半ばという繊細で危うい世代の女子2人のもどかしくもピュアな恋心をテーマに、ストリングスをフィーチャーしたドラマチックなサウンドが胸を打つ仕上がりとなっている。カップリングの「最終前」と「スターハンター」も含めて、収録曲全てが恋愛に関する歌というのもnano.RIPE史上初の試みだ。紆余曲折ありながらも立ち止まることなく、新たな挑戦を続けながら進化していく2人。この20周年という節目も、まだまだ1つの通過点にすぎないのかもしれない。
「作品の力を借りて照れを隠しつつ、恋愛で全曲いこうと思って。『citrus』と出会っていなかったら、たぶんこんなことはしなかったと思います」
●今年で結成20周年なんですよね。2016年末にリズム隊の脱退があって2人になったりと、色んな紆余曲折を経ながらもずっと続いているのはすごいなと思います。
きみコ:色々ありましたね。メンバーチェンジも一昨年に限らず、その前にも何回かあって。オリジナルメンバーは、あたしとササキジュンの2人だけなんですよ。最初の頃はバンドをやりながらバイトもしていて、“結局バンドはどうするの?”みたいな時期もあったんです。そういう意味では、よく続いたなって思いますね。
●結成当初は、ここまで続くと思っていなかった?
きみコ:思っていなかったです。ジュンとも「この歳までnano.RIPEをやっているとはね」と話していて。最初は“遊びでバンドを組んだ”くらいのところから始まって、何となく「もう1本ライブをやってみる?」というのが続いていく中で本気になっていったんです。その頃から考えると、“まさかまだやっているとは…”っていう感じですね。
●本気になったのは、いつ頃なんですか?
きみコ:あたしは結構、早かったんですよ。高校を卒業して20歳をすぎたくらいですかね。そこからだんだん、バンドに対する想いが変わってきて。でもそのあたりでジュンが就職しちゃったので、まずはその会社を辞めさせるところからでした。
●辞めさせたんだ(笑)。
きみコ:「会社辞めな」って言い続けていましたね(笑)。「上司に怒られてさ…」みたいなことをジュンが言ったら、「でしょ! でしょ!」って仕事の悪いところばかりをふくらませて。逆に「バンドはこんなに楽しいよ!」っていうプレゼンを毎日していました。
●ジュンくんが本気になったのは、会社を辞めてから?
きみコ:いよいよ会社を辞めるとなって、“それならバンドに本腰を入れないと”っていう感じでしたね。
●最初はきみコさんが引っ張っていたわけですが、途中からは2人で一緒に歩いてきた感じなのでは?
きみコ:そうですね。本当に最初のうちは「あれやって」って言わないと、(ジュンは)やらないというか。バンドについて“どうすれば良くなるか?”みたいなことを自発的に考えるのは、当時のメンバーの中ではあたししかいなかったんです。でもどんどん形が変わっていくにつれて…、特に去年2人になってからはジュンもだいぶ変わってきて。遅めの成長期と言いますか(笑)。
●だいぶ遅いですね(笑)。
きみコ:今はむしろ、ジュンが引っ張ってくれているところもありますね。“これはジュンに任せておけば良いや”っていう感じで、あたしが知らないところで進んでいることもあったりして。
●そういう意味では、メンバーが2人だけになって良かったこともあるというか。
きみコ:そういうふうに捉えられるようになったのは、良いことだなって思います。
●そして迎えた20周年の第1弾リリースが今回のシングル『アザレア』となるわけですが、前作シングル『虚虚実実』(2017年11月)からかなり早いペースですよね。
きみコ:2クール連続でタイアップを頂けたので、早いペースでシングルを出せることになりました。『虚虚実実』の録音が終わって、すぐに『アザレア』の録音にとりかかっていたくらいの印象がありますね。
●表題曲のM-1「アザレア」は、TVアニメ『citrus』のオープニング主題歌なんですよね。義理の姉妹が惹かれ合うというちょっと特殊な設定の物語ですが、どういうイメージで書いたんでしょうか?
きみコ:最初に大まかな内容を聞いた時は、“どういうことを歌えば良いんだろう?”と思いました。でもそこから原作を読ませて頂いたりして色々と考えてみたら、世の中で“許されざる恋愛”って意外と身近にもあったりするものだなと思って。女の子同士の恋愛というものだけに限らず、何かワケありの恋を歌おうと思ったらスムーズに書けました。
●歌詞の中にある“道なき道を行こう”や“シアワセの定義は人の数あるけど 掴むまでの道は一本と限らない”といったところは、バンドにも通じる部分かなと思いました。
きみコ:基本的には原作を読んで、女の子同士の恋愛特有の“もどかしさ”みたいな部分を書きたいなと思っていたんです。でもやっぱり書いているうちにどうしてもバンドに重ねて考えたりもするので、そういう要素も入っているのかなと思います。
●きみコさん自身も女の子同士の恋愛や、それに近い経験があったりする?
きみコ:そういう経験はないですけど、あたしの人生最大のモテ期が小学校6年生の時だったんですよ。バレンタインにチョコを24個もらったんです。
●それは女の子から…?
きみコ:そうです。ミニバス(※ミニバスケットボール)をやっていたので、後輩の女の子からもらったりして。当時はまだ今みたいに“友チョコ”とかもなかった頃で、女の子が女の子にチョコを贈るっていうのが当たり前ではなかった時代にあんなにたくさんもらえたのはすごいことだなって思います。
●なかなかできない経験ですよね。
きみコ:今となっては高校でジュンと出会ってnano.RIPEが生まれたので良かったんですけど、実は女子校ですごく行きたいところがあって迷っていたんです。“もし女子校に行っていたら、こういう世界に足を踏み入れていた可能性もあるのかな?”って思いながら書いた部分もありますね。
●アニメの主人公たちの気持ちが理解できるところもある?
きみコ:そうですね。“同性の子が好き”っていう人が、周りにいなくもないから。あとは、“憧れ”というものもあったりして。『citrus』の主人公たちは特に“危うい年代”というか、高校生って色んなことに興味がある年代だと思うんですよ。だから“憧れ”と“恋”の境目がわからなくなったりもすると思うんです。そういうことを考えると、世界観的にわからなくはないんですよね。
●『citrus』には主人公が2人いますが、姉の藍原柚子と妹の芽衣ではどちらにより共感できますか?
きみコ:柚子ちゃんはあたしが持っていないものを持っているので羨ましい感じで、芽衣ちゃんのほうが共感できる部分は大きいですね。強がっちゃうところや不器用な感じが近いというか。
●今回の歌詞は、どちらかの気持ちになって書いたわけではない?
きみコ:両方ですね。2人の世界を描いた感じです。(歌詞中の)“きみ”っていうのは、本当にお互いのことを指していて。
●“きみが望むなら落ちよう どこまでも闇へ”と歌っている部分は、どういうイメージなんですか?
きみコ:ライバルが現れたりして、ただでさえ女の子同士の恋愛で色々あるのに、壁となって阻むものが度々出てくるんですよ。でもどちらもお互いの気持ちを一番に考えている2人だと思うので、そういうところを表現している感じですね。
●阻むものが度々出てくるというのが、最後の“邪魔されない方へ進もう ふたりだけ消して”にもつながってくるんですね。
きみコ:これは邪魔者がたくさんいたり、そういう感覚を理解してもらえなかったりするのなら、“みんなを消すんじゃなくて、あたしたちが消えてしまおう”みたいな気持ちを歌っていて。“駆け落ち”みたいな感覚ですね。
●なるほど。歌詞の中で何度か出てくる“初めてを〜”の後が“捧げよう”から“重ねよう”に、最後は“続けよう”と変化していくのはどういう意図で?
きみコ:“捧げよう”というのは本当に“捧げる”っていう意味なんですけど、それを積み重ねて“続けよう”っていうことですね。“魔法が覚めてもまだ”という部分は、恋の魔法のようなことを言っていて。恋愛の最初の頃って、そういうものがあるじゃないですか。それが覚めても“やっぱり2人でいよう”っていう決意というか。積み重ねた結果、“そういう2人であって欲しいな”っていう、あたしの願いを込めたようなところもあります。
●タイトルの「アザレア」は西洋ツツジのことですが、花言葉が“恋の喜び”や“初恋”なんですよね。そういった部分を歌っているから、このタイトルにしたんでしょうか?
きみコ:元々あたしの作った中に「アザレア」っていう曲があったんですよ。お蔵入りになっていたんですけど、その曲もすごくピュアな恋愛を歌った曲だったんです。『citrus』がそういう感じの世界観だなと思ったので、そのタイトルだけを今回持ってきたという感じですね。
●ピュアな恋愛という面が重なった。
きみコ:特に柚子ちゃんのほうは初恋なので、そういうところはありますね。それ以外の部分でもお互いに“初めて”の感情が見える作品なので、そこから“初恋”というものに焦点を当てて書いていきました。
●アレンジ面ではストリングスがドラマチックな雰囲気を盛り上げていますが、これは前作に引き続いて参加している小田和奏さんによるものでしょうか?
きみコ:華やかですよね。これはデモの段階でジュンが入れていたストリングスのアレンジを、和奏さんにブラッシュアップして頂いたというか。大元になっているのはジュンが考えたもので、ソロの部分やもう少し専門的な部分を和奏さんにお願いしたんです。
●前作で良い感触があったので、今回も参加してもらうことになった感じですか?
きみコ:前作もすごく良いものができたし、“引き続き一緒にやりましょう”という話になりました。表題の1曲にしかクレジットは入っていないんですけど、実は3曲とも和奏さんに関わってもらっています。歌に関してもディレクションして頂いた上で録音していたりして、今作ではトータルのサウンドプロデューサーとして関わって頂いた感じですね。
●作品を重ねるごとに、お互いへの理解が深まっている感じもある?
きみコ:そうですね。和奏さんもnano.RIPEの一員くらいの気持ちで、“こういう曲をnano.RIPEでやってみたい”というイメージを持って下さっていて。メンバーだけでは気付けない、外側から見た部分のことを積極的に言って下さるんですよ。
●そういった意見をもらうことで、視野が広がったりもするのでは?
きみコ:ヒントをすごくたくさん頂けるんです。あたしが聴いてこなかった曲で「たとえば、こういうものを歌ってみたらどうかな?」と提案して頂いて、「なるほど。こういうのもアリかな」となることもあって。そういうところから広がっていくものはあると思います。
●先ほどジュンくんが成長しているという話もありましたが、ストリングスのアレンジを考えたりもするんですね。
きみコ:今回の「アザレア」にストリングスを入れたりだとか、あたしよりもジュンのほうが今は好奇心が強くて、新しいことをどんどんやってくるんです。曲も“らしい”ものから、“らしくない”ものまで色んなものを持ってきたりして。そういう意味でも、最近は“敵わないな”って思い始めています。
●新しいことをどんどんやってくると。
きみコ:やりたいことが本当にたくさんあるみたいなんです。
●M-3「スターハンター」には、スペイシーな音が入っていたりもしますよね。
きみコ:それは、あたしも挑戦してみたかったことではあって。実は元々、「スターハンター」は(今回のタイアップに向けた)もう1つの候補曲だったんですよ。でも結果的に選ばれなくてアニメとは関係なくなったので、思い切ったアレンジをしてみました。
●「スターハンター」も元々は『citrus』のストーリーをイメージして、歌詞を書いたんでしょうか?
きみコ:やっぱり「アザレア」が一番『citrus』をイメージして書いたものではあって。「スターハンター」は選ばれなかった時にテコ入れもしているので、最初とは方向性が変わったところもあるんです。最終的には、(「アザレア」とは)また違う恋の歌になっていますね。
●“欲しくて欲しくて仕方がないんだ”といった、ストレートな歌詞も今までになかった気がします。
きみコ:そのあたりは『citrus』から、イメージが来ていると思います。(タイアップのプレゼン用に)1コーラスだけで提出したので、最初の2行は特にそういう感じですね。
●最初は『citrus』をイメージして最初は書いていたところから、最終的にはどういう内容に変えたんですか?
きみコ:恋は恋でも、空に恋をする話にも捉えられるようなものにして。あたしが空を好きなのもあって、“空が好きな君に恋をしている”っていうふうにも捉えられるように書きました。全体的な印象は「アザレア」とはだいぶ違う感じになっているんですけど、キッカケは『citrus』ですね。
●“真っ青に晴れ渡って”という歌詞からは昼間をイメージしますが、タイトルは夜空を連想させる「スターハンター」にした理由とは…?
きみコ:それはまさに“欲しくて欲しくて仕方がないんだ”のところからで。“欲しがり=星・狩り”ということで「スターハンター」にしたっていう…ただの言葉遊びです(笑)。
●そういうことだったんですね(笑)。この曲はきみコさんとジュンくんの共作名義ですが、どうやって作ったんですか?
きみコ:あたしがAメロ・Bメロを最初に作ったんですけど、そこからサビを何パターン作ってもどうしてもハマらなくて。それでジュンに「サビを作って」とお願いしたら、返ってきたものがすごく良かったので頂きました。
●そういうパターンもあるんですね。
きみコ:結構ありますね。昔は逆もあって、ジュンが「サビならいくらでも出てくるんだけど、Aメロ・Bメロが作れない」と言うので、あたしが「じゃあAメロ・Bメロを付けとくよ」みたいな共作のパターンもあったんです。たとえば「影踏み」なんかも、そうなんですよね。
●実は過去の代表曲も共作だったりすると。
きみコ:最近はジュンが1曲しっかり作ってきてくれるので、減りましたけどね。「スターハンター」は、1人ではできあがらなかったメロディや曲になっているなと思います。
●もう1曲のM-2「最終前」も恋愛を思わせる内容ですが、3曲ともそういう歌詞というのはnano.RIPEとして珍しいのでは?
きみコ:たぶん初めてだと思います。候補曲に挙がったものも恋愛の歌が結構多かったというのもあって、どうせならそっちに振り切ってしまおうっていう気持ちはありましたね。
●表題曲が『citrus』のタイアップということもあって、せっかくこういう機会だから恋愛の歌ばかりにしてみようという感じでしょうか?
きみコ:“ここでやらなきゃ、いつやるんだ?”っていう感じですね。今までなかったような作品のタイアップをやらせて頂くので、作品の力を借りて照れを隠しつつ、恋愛で全曲いこうと思って。『citrus』と出会っていなかったら、たぶんこんなことはしなかったと思います。
●そういう中で選ばれた「最終前」は、どういうイメージで?
きみコ:これはノンフィクションなので、イメージというか実体験ですね。
●えっ、そうなんですか?
きみコ:かなり前に書いたんですけど、当時はまだ生々しすぎる感じがして。“今こういう恋をしています”感が出てしまいそうで、世に出せなかったんです。でもこの曲はジュンも気に入っていたし、「いつか出したいね」とずっと言っていて。そういう時に今回は全曲恋の歌にしようとなって、「この曲があったじゃん」みたいな感じでした。
●きみコさんが実体験を歌うことって、あるんですね。
きみコ:意外とありますよ。それを詩的に表現して、何となくわからないようにしているだけで。これはかなりわかりやすいタイプなんですけど、実は他にも結構あるんです。
●その中でも珍しく、ストレートな表現の歌になっている?
きみコ:そうですね。あまりにも自分のことを歌いすぎていて恥ずかしくなっちゃうようなものを、『citrus』に隠れて出す…みたいな(笑)。
●良い感じに照れ隠しできるチャンスをもらったというか(笑)。
きみコ:みんなそうだと思うんですけど、どこかしらに自分のことが入ると思うんですよ。フィクションで歌詞を書く人も、恋愛について書けば自分の恋愛観が言葉の中に多少は出るじゃないですか。たくさん書いているうちに、そのあたりの恥ずかしさがなくなっていく人もいるとは思うんです。
●慣れたり、麻痺したりしていくというか。
きみコ:でもあたしの場合は恋愛の歌が少ないからこそ、たとえフィクションだとしても、結局書いているということは“きみコって、こういうシュチュエーションにキュンとするんだ”と思われてしまいそうなんですよね。そういうところもあって、恋愛の歌には恥ずかしさがあるんです。でも今回、それはもう作品のせいにしてしまおうと思って(笑)。
●恋愛の歌が揃ったことで、結果的に今回はすごく統一感のあるシングルになりましたよね。
きみコ:どの曲も『citrus』のことを歌っていると言われれば、そうとも捉えられるような恋の歌が揃いましたね。アニメの作風からして、もしかしたら今までnano.RIPEが関わってきた作品とは違う層の人たちにもたくさん聴いてもらえるんじゃないかなと思っていて。色んな人に聴いてもらえるチャンスにもなりそうなので、すごくありがたいなと思います。
●リスナー層を広げる可能性も秘めた作品になっている。
きみコ:そうですね。これまでのnano.RIPEを知っている方にとっても、今回知ってくれた方にとっても、「アザレア」という曲が今後nano.RIPEの代表曲になるんじゃないかと思っていて。もちろん曲は全て自信のあるものを出しているんですけど、“代表曲”って自分たちが決めるものではないじゃないですか。聴いてくれる人が多ければ多いほど、“代表曲”になっていくものだから。「アザレア」はそういうものになるんじゃないかっていう期待はすごくしています。
●今作を皮切りに20周年が始まるわけですが、何か考えていることはありますか?
きみコ:20周年ということで、もちろん記念のアルバムは出したいと思っています。2017年はどうしても立て直しの時期というのもあって、ライブがあんまりできなかったんですよ。その鬱憤を晴らすべく、今年はたくさんやりたいです。あと、4月を正式な20周年の月にしたいなと思っているので、そこで何かイベントをやりたいですね。
●4月には下北沢CLUB Queで2DAYSでのワンマン公演も決まっていますね。
きみコ:CLUB Queはとてもライブハウスらしい場所だし、今のnano.RIPEが一番映える会場だと思っていて。お客さんとの距離感も含めて良いライブができる空間なので、そこで2日間ワンマンをやります。それぞれにセットリストをガラッと入れ替えて、“2日間で1本のイベント”っていう感じでやれたら良いなと思いますね。
●nano.RIPEの軸でもある“ライブ”に今年はより一層、力を入れていく。
きみコ:1月の「あやかしのふえ」から始まって、2月にも流田Projectとの2マンライブツアーがあったりしますけど、それ以外にファンクラブイベントとかも今まで以上にやりたいなと思っていて。そういうものを1年間ずっとやっている感じにしたいなと思っています。20周年ということで大きな会場でドカンと一発やるというよりは、この1年間をずっと楽しめるような感じにしたいですね。
Interview:IMAI
Assistant:平井駿也