カンヌ国際映画祭の最高賞・パルム・ドールを2回、ベルリン国際映画祭銀熊賞、ベネチア国際映画祭・銀獅子賞を受賞と、世界三大映画祭を制した鬼才エミール・クストリッツァ監督の、9年ぶりの最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』(2017年9月公開)。
ヒロインに『007 スペクター』でボンドガールに抜擢されたモニカ・ベルッチを迎え、圧倒的なエネルギーと、予測できないストーリーで描かれる、戦争が終わらない国を舞台に、運命の出会いを果たしたミルク運びの男と美しい花嫁の壮大な愛の逃避行の物語。
戦争の悲しさ・愚かさを描きながらも、その中に情熱的な恋、狂騒のダンス、温かいユーモアが詰め込まれた、『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』などで世界中を熱狂させた、エミール・クストリッツァのエッセンスが詰め込まれた到達点といえる作品となっている。
“ノー・スモーキング・オーケストラ”のメンバーであり、監督の実子でもあるストリボール・クストリッツァが手がける強烈なバルカン・ミュージックが全編を彩る点も注目だ。
本作の公開を記念して、エミール・クストリッツァ監督と、彼が率いる世界中でカリスマ的な人気を集めるバンド“エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラ”の来日が決定した。9/2にZepp TOKYOにて、一夜限定のスペシャルライブを行う。
彼らは、バルカン諸国を発祥とするジプシー・ミュージックと、ジャズ、ラテン、スカ、ハードロックなどをミクスチャーした独自の音楽“ウンザ・ウンザ・ミュージック”(何でも有りのごった煮ミクスチャー音楽)で話題を集め、世界中でライブを行っている。2008年、東京で行われた初の来日ライブは熱狂のパフォーマンスと会場の異様な熱気で“伝説の一夜”と評された。
初来日ライブから9年。さらに進化を遂げ“爆発性ニトロ化合物ウンザ・ウンザ・ミュージック”と言えるダンスミュージックを世界中で炸裂させているバンドが再び日本に来襲する。
この9月、エミール・クストリッツァの最新作映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』と、彼が率いる最強のバンド“ノー・スモーキング・オーケストラ”のライブが楽しめる狂騒の“クストリッツア・シーズン”がやってくる。
■ライブ情報
『オン・ザ・ミルキー・ロード』公開記念
エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラ 来日スペシャルライブ
2017/9/2(土) Zepp TOKYO
チケット一般発売:7/1〜。
■WEB
『オン・ザ・ミルキー・ロード』公式HP