Vo&Gt杉本
勇気を持って、一歩前に踏み出してみても、逃げるように振り返り、過去にすがってみても、どうにもならず溺れそうになる時がある。そんな時、僕はこのアルバムに救われる。それなのに、とても楽しく過ごした日や、何も考えずにダラダラ過ごしたりしている時は、全然響かない。BPMだって、速く感じたり、遅く感じたり忙しいし、聴く時々の感情や環境によって、ここまで左右され、色んな表情を持つ作品を世に放っていいのかと凄く考えた。僕自身でそうなのだから、聴いてくれた人も混乱してしまうのではないか、不安になった。それでも、このアルバムタイトルを”title call”と名付けた時に、僕はその不安に名前を付けたのだと、確信した。遊びで始めたバンドも、いつの間にか誰かのモノになりたいと強く想うようになった。その想いは、ライブをやっても、Twitterで呟いても満たされないモノだった。今の僕らに出来るものをこうして、パッケージして初めて”あなた”に聴いてもらえるスタート地点に立つことが出来た。だから、このアルバムが、聴いてくれた”あなた”の”今”に共鳴したのなら声を出して僕らに教えてほしい。そこに歌いに行きます。