Shibuya Milkyway 6th Anniversary × JUNGLE LIFE Presents
“Children of the Revolution”
2016/7/12(火) Shibuya Milkyway
Lenny code fiction / Fated Lyeno / Awesome Handsomes / BAVYMAISON
6周年を迎えるShibuya MilkywayとJUNGLE☆LIFEの共同イベント“Children of the Revolution”が、7/12に開催された。今回の出演者はLenny code fiction、Fated Lyeno、Awesome Handsomes、BAVYMAISONといずれも今後に期待の高まる新進気鋭の4組。初めてライブを観るアーティストも多いだけに、どういうライブをするのか予測不能な楽しさがある。
そんな中でまずトップバッターで現れたAwesome Handsomesが、フロアを盛り上げていく。“ニューヨーク帰りのボーカルとプロデューサーを擁するオーサムかつハンサムな5人組アーティスト集団”というプロフィールのとおり、フロントに立つShun(Vo.)はどこか日本人離れしたノリがインパクト大だ。アーバンなエレクトロサウンドを取り入れつつ、グルーヴィーなビートを鳴らすバンド隊と共に会場をダンスフロアへと瞬く間に変えた。
2番手に登場したのは、JAZZにROCKを彩る独自のサウンドがコアな音楽リスナーからも高い評価を受ける3ピースバンド、Fated Lyeno。エネルギッシュかつダイナミックな演奏の上に、BAN(G./Vo.)が哀愁のメロディを伸びやかな歌声で響かせる。疾走感のある楽曲で突っ走るだけではない、タメも効かせられる演奏力のメリハリはさすがの一言。普遍的なスケール感をも漂わせる姿には、さらなる進化への期待が高まらずにはいられない。
続く3番手には平均年齢22歳の新鋭スタイリッシュロックバンド、Lenny code fictionが登場する。8/31にキューンミュージックよりメジャーデビューすることも決まっている彼らだが、そのライブは“スタイリッシュ”という言葉のイメージだけにとどまらない。色気のあるボーカル、滑らかな旋律を描き出すギター、そしてスピード感のあるロックサウンド。熱さやパワフルさも放ちつつ、ストーリー性を持ったライブを見せつけてくれた。
大トリを飾るのは、昨年11月に解散したSTOROBOYの元メンバー4人が結成した新バンド、BAVYMAISON。ミドルテンポのシンセサウンドに乗った、大らかなメロディに身を委ねると一瞬で心地よい気分に包まれる。ユルいダンスビートは自ずと、ピースフルな空間へとオーディエンスを誘うのだ。後半のMCで話した「あとはもうアガる曲はないから、エンディングテーマみたいな感じでゆっくり聴いて帰って下さい」という言葉がまさに当てはまる、至福のリラックスタイムをもたらした。
方向性やジャンルは個々に違えど、4組共に絶妙な個性と可能性の高さを感じさせてくれた本イベント。これから彼らがどのような姿に化けていくのか、ライブを観終えた後もそれは予測不能だ。だからこそ、音楽は楽しい。
TEXT:IMAI
PHOTO:美澄