約5年の活動休止を経て、8年振りのオリジナルアルバム『EYE』が完成しました。こんなに自由に録らせてもらったアルバムはないですし、個人的には、こんなになにかに操られながら曲を作ったこともないです。ものすごく極端なアルバムになってるなと思います。
特に意識したことは、ひとつひとつが代表曲と胸を張って言えるような、ベストアルバム的アルバムであると同時に、且つコンセプチュアルな作品に昇華しているという点です。入り口は非常に大変でしたが、入ってみると意外にもスムーズに曲が生まれていきました。
『EYE』とタイトルにもあるように、今回は“視覚”が全体を繋ぐひとつのキーワードとなっています。1人の人生のひとつの恋を軸に、様々な視点からこの“視覚”を描くことで、最初から最後まで通して聴くと、まるで1本の映画を見終わったかのような感覚を味わってもらえるのではないかと思います。単体でも楽しめますが、それぞれの歌詞に繋がりがあるのも聴くたびに見つけてもらえたら、より楽しめるのではないかと思います。
そして聴いたときの“衝撃”も意識してミックスしました。ぜひアルバム『EYE』をいろんな視点で楽しんで頂き、そしてライブで完成を観て頂きたいです。
Vo./G.西村 晋弥