2014/12/23(火・祝)京都パルスプラザ ポルノ超特急2014開催記念
ポルノ超特急とは?
1999年のROTTENGRAFFTY結成から2年後の2001年1月にスタートした、「ジャンルの垣根を越えて音楽の既成概念を壊し、演る側も観る側も裸のバカ騒ぎしよう」というコンセプトのROTTENGRAFFTY自主企画イベント。2012年からは年末の風物詩として京都KBS HALLで開催されてきたが、今年は満を持して12/23に京都パルスプラザにて開催される。当初は“京都発ポルノ超特急”というタイトルだったが、2008年からはなぜか“ポルノ超特急”になったらしい。「こんなに大きなフェスになるんだったら“京都発”を付けとくべきだった」というのはN∀OKIの後日談。
●12/23の“ポルノ超特急2014”がいよいよ迫ってきましたが、そもそも“ポルノ超特急”は2001年にスタートしたイベントなんですよね。どういうきっかけで始まったんですか?
N∀OKI:閃いたんです!
●即答した。
N∀OKI:でも「そろそろ自分らでなんかイベントやったらええんちゃうんか」みたいなことを言われたような記憶があるんです。バンド結成して2年くらい経った頃だったんですけど、ブッシュマンというバンドの谷山タダシ政権に僕らも10-FEETも所属していて、頭が上がらへんくらいお世話になっていて。その人に「ちょっとやろうや」って言われて、最初の2回目くらいまではブッシュマンとROTTENGRAFFTYの共同でやってたんです。
●あ、なるほど。
N∀OKI:お互い好きなバンドを呼ぶ、みたいな感じで。その後に「俺ら自分らでやってみたいよな」となってから、自分らだけでやるようになったんです。
●当時から継続してやっていこうと思っていたんですか?
N∀OKI:うん。そう思ってたし、そういうイベントがあったら各地でお世話になった人を呼べるじゃないですか。それに最初からロックバンドだけじゃなくて、できるだけクチャクチャにしていきたいと思っていて、ダンサーの人とかレゲエのサウンドマンを呼んでたんです。
NOBUYA:お笑いとかもな。
N∀OKI:お笑いとかHIP HOPとかも。
●今回の“ポルノ超特急2014”でもお笑いは4組出演されますけど、当時からお笑いの人にも出てもらっていたんですね。
N∀OKI:当時は野性爆弾だけですけどね。そしたら野性爆弾はあれよあれよと売れてもうて。野性爆弾がガーッといってるときに俺らは低迷してる頃で、“ポルノ超特急”もあまりせえへんようになって。
●確かに2003年から2008年までは開催していないですね。しばらく空いている。
N∀OKI:メジャーでデビューしてから少しの間はやめてたんちゃうかな。それでメジャーの契約が切れてからまたちょこちょこやるようになった。
●10-FEETが初めて出たのは“ポルノ超特急2008 〜名古屋の陣〜”ですよね。
TAKUMA:そうですね。
NOBUYA:10-FEETとは“鹿児島フェスティバル'97”という共同イベントをやっていたんですよ。だから最初の頃は“ポルノ超特急”には呼んでなくて。
●“鹿児島フェスティバル'97”は2000年に京都でスタートしたイベントですね。
N∀OKI:“鹿児島フェスティバル'97”で10-FEETを東京に送り出したんです。
●今まで何度も誌面に書いてきたエピソードですけど、ROTTENGRAFFTYと10-FEETとG-FREAK FACTORYは、「この3バンドで誰かがフェスを主催できるようになったら、他の2バンドをフックアップしよう」という約束をしていたんですよね。
N∀OKI:それ、“京都大作戦”を始めるちょっと前くらいにTAKUMAがめっちゃ言うてたんちゃうかな。TAKUMAがやたら言うてたの覚えてますね。
●TAKUMAくんがよく言ってたんですか?
TAKUMA:なんかね、さっき話が出てきたブッシュマンみたいな先輩らに誘ってもらってやっと京都MUSEでライブができるようになったときから、周りでやってたバンドがほんまにかっこいいと思ってて。“AIR JAM”に出ていたバンド…Hi-STANDARDとかBACK DROP BOMBとかHUSKING BEEとか色々聴いてたけど、僕らの周りの仲間のバンドもそこにパッと出たとしても本気でかっこいいだろうと思っていて。そのちょっと後にはSPOKE!とか3.6MILKとかGORILLA ATTACKとか出てくるんやけど、シーンの第一線で活動している有名な人たちと同じくらいの気持ちで興奮して音源を聴いてたんです。当時は僕らもデモテープがあるかないかくらいの時期やったけど、仮にパッとフェスのブッキングを任されたとしたらそういうメンツでやるし、それが大きな反響を受けるだろうっていう確信めいたものをずーっと持っていて、信じていたし、そういうことをよく言ってたんです。
●へぇ〜。
TAKUMA:誰がそうなるかとかわからへんけど、なんせ自分が旗を振らせてもらうんだったら絶対にこういうメンツで、みたいなことは考えてて。
●それはイベントではなくてフェスとして?
TAKUMA:そう、フェスとして。当時の自分らからしたらできるわけないんやけど(笑)、それは別として、いわゆるロックシーンとか音楽の中心になっていくくらい話題になるんじゃないかと思ってて。
●うんうん。
TAKUMA:で、「誰が先でもいいからそういうことができるようになったら周りの仲間を呼んでフェスをやろうぜ」という話をしていたかもしれない。
●“京都大作戦”の形もない頃からなんとなく描いていたと。
TAKUMA:うん。それはずっとやりたかったかな。そういう話はめったにはしなかったけど、信頼できる仲間にはしていた。
●“ポルノ超特急”はフェスを意識していたんですか?
N∀OKI:いや、俺らは京都だけじゃなくて地方でも同じように“ポルノ超特急”をやっていましたけど、まさかここまで大きな場所でやるとは思ってもなかった。京都でなにか大きいことをしようと動いたこともあったけど場所もないし、俺ら冬やから野外はまず無理やし。俺らずっと12/23はなにかを京都MUSEでやっていたんですよ。でも言ったように場所がないし、10-FEETは夏に“京都大作戦”をやってもうてるし。「どこでするの?」っていう。
●ROTTENGRAFFTYがイベントを企画する上で「冬だから」と考えるのは、昔TAKUMAくんが言っていたこともあるし、“京都大作戦”というフェスが念頭にあるからこそですよね?
N∀OKI:そうですね。バリバリある。“京都大作戦”はとんでもないイベントじゃないですか。出演している/していないは別にして自分のことのように嬉しいし。言ってみれば経済効果もすごいじゃないですか。チケットの抽選倍率もすごいし「バンド主催でそんなフェスあった?」っていう。だからこそ、大変やろうなと思いますよね。2日間の10-FEETのメンバーを見てても“すげぇな!”って思う。TAKUMAだけじゃなくて、出演したら全員からお礼の連絡が来るし。素晴らしすぎてちょっと卑屈になってた時期もある。
●ハハハ(笑)。
TAKUMA:“ポルノ超特急”も、ROTTENGRAFFTYがやるイベントもそうやったんですけど、当時から自分たちを含めて有名/無名が関係なかったというか。もちろん有名な人たちがそういうイベントに入ったらどういう効果が出るかとか身を持って知ったわけですけど、やりたいことっていうのはツアーの対バンと同じで、「な? いいやろ?」っていう結果が見えているバンドを誘いたいというか。「今は知られてないかもしれへんけどかっこいいから絶対に有名になると思うねん」みたいな仲間でずっと構成してきて、それで「ほらな?」っていう結果が出ると信じてやってきているんです。
●なるほど。
TAKUMA:“ポルノ超特急”が今回フェスというサイズに大きくなったけれども、やっぱりやっていることはまったくブレていないんですよね。キャパが大きくなったから動員力がある人だけを呼ぶ、という風にはならない。すごく有名なバンドの中に、まだ知られてないけどこの機会にたくさんの人に観てもらいたいバンドを入れる、という感覚のもっと手前の、もっと根本的なところ…「いいから観せたい」っていう想いが“ポルノ超特急2014”にはすごく反映されてるんちゃうかな。
●ふむふむ。
TAKUMA:バンド主催じゃなくても色んなフェスでそういう立ち位置の出演者って居るじゃないですか。“まだ有名じゃない若手やけどすごいライブする”とか“すごく個性的だ”とか。そういう最近よくある手法というより、そこを基本にしてきてやってきてる延長線上のフェスやと思うんです。これは身内の僕らにしかわからへん感覚かもしれへんけど。“ポルノ超特急”には「普通は出ないやろ」っていう出演者がいっぱいいると思うんです。アーティストもお笑いの人も。身内の僕らはそういうこだわりを全部知ってるし、そういう形でおもしろいと信じている人らに賛同している出演者やから、きっと“ROTTENGRAFFTYがやりたいことに賛同している”という絆みたいなこだわりは、たぶんお客さんのこだわりにもなっていくと思う。時間はどれだけかかるかも分からへんけど、そうちゃうかな。
●昔からROTTENGRAFFTYがやってきたことと“ポルノ超特急2014”でやろうとしていることに一切感覚の違いはないと。
TAKUMA:ないですね。お笑いと音楽の融合っていうことをやろうとしている人は他にも居るだろうけど、そういう環境を用意するのが大変な時期からROTTENGRAFFTYはやり続けているからめちゃくちゃ説得力があるし。だからいい形になるんちゃうかな。今まで“ポルノ超特急”を観に行って野性爆弾とか出てるときも、そこでお笑いの人がライブをやって、その次にバンドの人がライブをやって…それがちゃんと形になっているというか、ちゃんと対バンみたいになってるんです。
●なるほど。
TAKUMA:転換中にお笑いの人がライブをやったりするんですけどそれもすごく自然で。「その状態でもいいからやりますよ」みたいな、お互いの理解が伝わってきますよね。観ていて“仲いいんやろうな”っていうのがすごく伝わってきます。
●ああ〜、なるほど。音楽がメインでお笑いがおまけとかじゃなくて、対バンと同じ感覚で誘ってるし、出ていると。
N∀OKI:うん、必要なものです。
TAKUMA:だからお笑いの人の出番のときはみんな走って観に行くし、取って付けた感がない。
●今年たくさんのバンド主催のフェスに行ったんです。そこで思ったのは、区別するのは間違っているかもしれないけど、バンド主催のフェスと他のフェスだと、出演者のテンションが全然違うということ。例えば“OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2014”のとき、出演者全員が他のバンドのライブを夢中で観てましたよね。それが各バンドのステージにも繋がっていて、それがお客さんにも伝わっているというか。
NOBUYA:だから“OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2014”とかめっちゃしんどかったですもん。全部のバンド観たから。めちゃくちゃ疲れた。出てないのに(笑)。
●ハハハ(笑)。
NOBUYA:あれはすごくいい疲れでしたね。みんないいライブやったし。誰もスベってないし、ちゃんと繋がっていましたよね。だから見逃せない。
N∀OKI:“京都大作戦”も、源氏ノ舞台から牛若ノ舞台に繋がる坂を行ったり来たりしとるからね。
●うんうん。
N∀OKI:でもフェスが増えてきましたよね。バンド主催かどうかは別にして、フェスが増えてきたのはすごく嬉しいですよね。
●さっきTAKUMAくんが言っていましたけど、“AIR JAM”から刺激を直接受けていたのがROTTENGRAFFTYや10-FEETの世代だと僕は思っていて。12〜3年前、ROTTENGRAFFTYや10-FEETやマキシマム ザ ホルモン、dustboxとかの世代がメジャーデビューした時期はシーン全体がバンドのムーブメントみたいな感じになっていたし、音楽シーンが活況だったという周りの環境も手伝っていたと思うんですが。
N∀OKI:今ほど厳しくはなかったですよね。
●そうそう。だからパンクやロック系のイベントとかコンピも数えきれないほどあったし、バンド同士の繋がりも深かった世代だと思うんです。で、そのひと回り下の世代…10歳くらい年下の世代がバンド主催のイベントをするようになったのがここ最近で。だからROTTENGRAFFTYや10-FEETの世代は後のシーンにすごく影響を与えていると僕は解釈しているんです。
N∀OKI:そうなんかな〜。
●いや、明らかにそうだと思いますよ。
NOBUYA:でも個人的な話ですけど、俺は“AIR JAM”はブラウン管の中でしか観たことがなくて。
●ブラウン管って、時代を感じますね(笑)。
NOBUYA:そうそう(笑)。だから夢のような話やったんです。“AIR JAM”は別世界の話。「こんなん自分らでできるわけない」という発想すらなかった。
N∀OKI:うん。スター選手が集まってる場所っていうか。
NOBUYA:だからTAKUMAが当時「誰でもいいからフェスができるようになったらみんなを呼んでやろう」という話をN∀OKIに言って、N∀OKIから俺は聞いたりもしていたけど、俺はほんまにフェスの発想がなかったから。
●へぇ〜。
N∀OKI:ROTTENGRAFFTYにフェスのイメージなかったもん。
NOBUYA:それにフェスに出れるとも思ってなかったんです。“出たいな”とも思ってなかったというか、それも夢の話。
N∀OKI:だから遠かったよフェスは。
●そうだったのか。
NOBUYA:すごく遠いイメージ。だから同期の10-FEETがフェスをやるって聞いたときに、「あ、あの時に言ってたことをほんまにやるんや」っていう感覚。だから誘ってもらえるとかほんまに思ってなかったし。
●それが台風で中止になった2007年?
NOBUYA:そうです。言い方が悪いけど他人事っていうか、俺は全然現実味がなかったんです。で、台風で流れて次の年に出演させてもらったんですよ。
●2008年の“京都大作戦”、ROTTENGRAFFTYは客入れ中にライブをするというオープニングアクト的な出演でしたよね。
N∀OKI:そうそう。俺らオープニングアクションです。
NOBUYA:それで“夢の舞台に立てた”という気持ちと、ラストの10-FEETのライブを袖で観て、台風で流れた1年前のこととかあるから出演者みんな泣いてて、俺も泣いてて。でも俺、“みんなの涙と俺の涙は全然意味が違うな”って思ってたんです。
●え? どういうこと?
NOBUYA:俺、めっちゃ悔しかったんです。同い年の10-FEETがこんなフェスをできて、なんで俺はできてないんやろうっていう感覚になって、そのときにパーン! と変わったんです。それまでフェスは別世界の話やと思っていたけど、もう1回“ポルノ超特急”をちゃんとやろうっていう感覚になりました。
●あ、そういうことか。明確に感覚が変わったタイミングだったんですね。
NOBUYA:あの頃に10-FEETが語っていた夢が現実になっていて、俺らも“ポルノ超特急”をやってたのにって。だから最初に“京都大作戦”に出させてもらったあの辺から“ポルノ超特急”を再始動させたんです。
●なるほど〜。
NOBUYA:あとさっきTAKUMAが言ってくれた“ポルノ超特急”の出演者についても、“京都大作戦”って出演者1バンドずつ10-FEETとドラマがあるんですよ。それをステージ上でみんな表現していくんです。
●してますね。
NOBUYA:でしょ? それもすごいなと思って、悔しかった。
N∀OKI:絆をちゃんと作った上でのステージっていうか。だからあんなに温かい感じになるんやっていう。
NOBUYA:そうそう。じゃあ俺らもそういう絆を…“好きやな”と思う奴らとはもっともっと色んなドラマを作っていかなあかんなっていうのも学んだし。
●ああ〜、なるほど。それはイベントをやる上での手法を学んだというより、バンドをやる上での姿勢というか、生き方を学んだというか。
NOBUYA:そう。まず俺らはそこからやらなあかんなって。
N∀OKI:その頃はリリースもなかったからツアーもまわれてなかったし、呼ばれるばかりやったんです。
●そうか。
NOBUYA:だから俺らはそこからです。2007年の“京都大作戦”が台風で流れで、次の年にみんなが泣いてて…というところから俺は始まってる。
●みんなが感動して泣いてて、NOBUYAくんは悔しくて泣いてて。そりゃあ悔しいでしょうね。
NOBUYA:もちろん誇らしかったですけどね。でも、めっちゃ悔しかった。
N∀OKI:一緒にあかん時代も知ってて、一緒に京都でやってて。時間は一緒に与えられてるのに、こうも差が開いてしまうかって。自問自答してましたね。
●ものすごく刺激を受けたっていうことですよね。
N∀OKI:そう。近すぎて余計に。
NOBUYA:だから10歳くらい下のバンドたち…HEY-SMITHとかSiMとかcoldrainとかが10-FEETからもらっている刺激と俺ら一緒です。
●ああ〜。
NOBUYA:バンド主催っていうことに関する大切さとか…それはフェスでもイベントでもいいんですけど…学んでいるのは全部10-FEETからじゃないですかね。
TAKUMA:めっちゃ褒めてもらえてる(笑)。
●ハハハ(笑)。
●今年の“京都大作戦”のROTTENGRAFFTYはすごかったと評判になりましたよね。いろんな人に訊いたんですけど、「ROTTENGRAFFTYがいちばんよかった」と言う人がめちゃくちゃ多かった。
N∀OKI:でも雨が味方になってくれたところもあると思いますよ。いちばんひどかったですもんね。
●それも何か持っているというか。今までと違う感覚でした?
N∀OKI:今年は自分の出番までほとんど他の人のライブ観てないんですよ。
NOBUYA:まず誘われると思っていなかったから。
N∀OKI:そうそう、まずそれ。去年も出てたから今年呼ばれると思ってなかったんです。
NOBUYA:だから遊びに行くつもりでスケジュール空けてて。
●あ、そうだったんですか。
N∀OKI:TAKUMAから電話かかってきたとき「え? マジで? ええの?」って言うたもんね。
TAKUMA:うん。
NOBUYA:俺ら的には『Walk』っていうアルバムを出して(2013年6月リリース)、それをちゃんと2013年はやり切って、そういうところを見てもらって「じゃあ来年ROTTENGRAFFTY呼ぼう」という感覚になってもらえるところまで持っていけたらええなと思っていて。
●なるほど。
NOBUYA:いつも10-FEETにはおんぶしてもらっていた感じなので。
N∀OKI:うん、ほんまにほんまに。俺らおんぶおばけなので。
●確かにJUNGLE☆LIFEの10-FEETのインタビューでも、いつもROTTENGRAFFTYの話題出してたし、意味もなくROTTENGRAFFTYのHPのURL載せたりしてた。
NOBUYA:胸を張って出演できるようにならんとあかんと思ってて、誘ってくれるのもありがたいけど不甲斐ないというか。
●要するに今年は、胸を張って出るところまでもう少しという感覚だったと。
N∀OKI:そうですね。
NOBUYA:だから今年じゃないと思っていたんです。
●なぜ誘ったんですか?
TAKUMA:予定を空けてるというのは前から聞いてたし、それも別に「もし可能だったら誘ってな」という裏に意味がないっていうことも感じていたし。
●“京都大作戦”に誘われたとき、年末の“ポルノ超特急2014”は決まってたんですか?
NOBUYA:昨年末からずっと場所は探していたんです。
●なるほど。
TAKUMA:今年の“京都大作戦”はたぶん、今まででいちばんオファー自体に時間がかかったんです。別に返事が遅かったとかそういうわけでもなく。どういうメンツでやったらいいのか? っていうのが今年はすごく難しくて。
●ふむふむ。
TAKUMA:10-FEET主催として呼ぶバンドという目線でも、“京都大作戦”というフェス自体を見て“どういう人が出たらおもしろいかな?”という目線でも、めちゃくちゃ難しかったんですね。そう考えたときに、ROTTENGRAFFTYと一緒に主催してやっているくらいの関係性で見えると、僕がお客さんだったら嬉しいなと思ったんです。更に、とにかく10-FEETのメンバー3人が、今年ROTTENGRAFFTYが出る意味をすごく深く受け止めてて。
●はい。
TAKUMA:Dragon Ashとdustboxはずっと出てますけど、それ以外の仲間のアーティストを連続で呼ぶことはあまりなかったんです。でも連続で呼ぶとか呼ばないじゃなくて、ROTTENGRAFFTYが居ないと成立しないだろうなって。しかも2日目のトリに近いところに居ないと成立しないだろうなっていう話が最初から出ていて。
●ほう。
TAKUMA:それを踏まえて、他の誰を誘うかっていうところですごく時間がかかったんです。それも伝えたんです。「今年ROTTENGRAFFTYに出てもらうことは、すごく意味が深いねん」って。それを10-FEETのメンバー3人が全員同時に思っていたというのは、なんかドキドキした。
●そうだったのか。
N∀OKI:出番の順番もびっくりして。「おいおい! いいのかい?」みたいな。2日目の最後の流れが俺ら、Dragon Ash、10-FEETって。「これはちょっと大儀やぞ」と。10-FEETのNAOKIも言ってたんですけど、「いつもやったらバックヤードでフラフラしてるのに、今年は全然ROTTENGRAFFTYのメンバー楽屋から出てこうへんやん」って(笑)。
●アハハハハハ(笑)。
NOBUYA:今年はたまんなかったですね。なんか変な感情でした。
N∀OKI:気合い入ってたな。「これは応えなあかん」みたいな。
●別に10-FEETのメンバーとそういう話をしたわけでもなく、肌で感じていたと。
N∀OKI:そうそう。いちばん憧れていたくらいの時間帯だったし。最初はあの順番に焦りましたけどね。
●そういう色んな感情や想いがあのライブに繋がったのか。
N∀OKI:でもライブはやり切った部分もありましたけど、不甲斐ないところもあったから、終わったらすぐに楽屋にメンバー全員集まって反省会したんです。
●え? マジで?
TAKUMA:そうそう。みんなが「いい」って言ってたけど、ROTTENGRAFFTYのメンバーは全員が口を揃えて「今年はいいライブができひんかった」と言ってたんですよね。
NOBUYA:気負いすぎてたし。
TAKUMA:たぶん、今年の“京都大作戦”までにツアーもして、イベントもして、色んなものを培ってきて、ライブハウスでライブを観せることを極める1〜2年があった中で、観せるライブができひんかったんやろうなっていうのは今振り返って思うことですけど。だから今年のROTTENGRAFFTYは“エンターテインメントを観せる”というよりも“すげぇライブをしているところをたまたまみんなが観てた”っていう感じというか。そういう事件性を感じたんです。だからエンターテインメントとして「これがROTTENGRAFFTYですよ」っていうライブをできなかっただけなんじゃないかな。
NOBUYA:うん。だからステージ上で5人で喧嘩しているみたいな感じだったんですよ。
●ハハハ(笑)。ライブ中に?
NOBUYA:そう。色んなトラブルとミスがある中で、それをたぶんみんなが感じてて、メンバー間がなんかおかしなことになってて。歌いながら、ギター弾きながら、ベース弾きながら、ドラム叩きながら、みんなが怒ってる感じというか、ステージ上で音で喧嘩している感覚やったし。それにモヤがかかってて全然客席が見えなかったんですよ。ステージの前に白い幕を張ってライブをやっているみたいな。だから反応とかも全然わからへんし。その光景が、みんなからしたらロックやったんちゃいますかね。
TAKUMA:めっちゃロックやったよ。
●5人の感覚が本当にピュアだったんでしょうね。「いいライブをする」ということだけを考えていたと。
N∀OKI:うん。純粋にそれだけを考えてた。
TAKUMA:1人1人が目の前にあることを必死にやるだけっていう。だから空間が出来上がってたもんな。袖から観てても、あの時のステージの上は異空間やった。僕らそこには入れてなかったですもん。
●うんうん。
N∀OKI:それに今年は『6-feet 2』(2014年6月にリリースされた10-FEETコラボ・アルバム / ROTTENGRAFFTYは「その向こうへ feat. ROTTENGRAFFTY」で参加)もあったじゃないですか。これも意味深かったですね。
●ああ〜。
NOBUYA:そうやな。あれも誘ってもらえると思ってなかった。
N∀OKI:そうそう。あのレコ発にも出させてもらって、NOBUYAと10年ぶりくらいに歌詞の確認作業して。
●ハハハ(笑)。
TAKUMA:人が書いた歌詞ってそうなるよな(笑)。しかもなまじっか「仲良いんでしょ?」って思われてる分さ、間違えたら「仲良くないやん!」って言われるっていうプレッシャー(笑)。わかるわ(笑)。
N∀OKI:あれは緊張したな〜。でもあれに参加させてもらっての“京都大作戦”やったから。最初、1曲目は「世界の終わり」(2014年6月リリースのシングル曲)の予定やったんですよ。
NOBUYA:1日目を観させてもらって、色々と考えて、セットリストは既に決めてたんですけど“違うな”と思ったんです。それで2日目にKAZUOMIに「1曲目は「その向こうへ」をやらへんか?」って伝えたんです。
●そうだったのか!
NOBUYA:違うなって。俺らの新曲を待ってないなと。シングルをリリースした直後やったから、もしかしたらありがたいことに俺らの新曲を待ってくれてるかもしれないし、1曲目に新曲がきたらみんなアガってくれるだろうなとも思っていたんですけど、“やっぱり違うな”と思って、セットリストを変えて。そこからみんな楽屋にこもったんです。
N∀OKI:『6-feet 2』で自分らもやらせてもらったし、1曲目に「その向こうへ」が来ることでみんなの気持ちをちょっとほぐせたというか。
●はいはい。
N∀OKI:それがよかったですね。
NOBUYA:事件を起こしたいっていう想いがああなりました。10-FEETに対する、俺らと10-FEETのドラマ。その序章は「その向こうへ」から始まらないと意味がないんちゃうかなって。「その向こうへ」を途中でやるのもなんか違うと思ったんです。『6-feet 2』を出したから待たれている感もあったと思うし、待たれているところで待たれている曲をやるのも嫌だったんです。だから1曲目でちゃんとやって、後はROTTENGRAFFTYっていう。
N∀OKI:ROTTENGRAFFTYでやるのも初めてだったし。
●いい話だ。
TAKUMA:いい話ですよね。あれは素晴らしかったな~。
●さっきの話からすると、“ポルノ超特急2014”が具体的になったのは“京都大作戦”の前ですか?
N∀OKI:そうですね。フェスになったからこそ、やっぱり10-FEETには絶対に居てほしいと思って。
NOBUYA:10-FEETは真っ先に誘いました。
N∀OKI:今回こそはおんぶにだっこじゃないし、出演者発表も最初から10-FEETの名前を出していたわけではないし。
●胸を張って誘えると。
N∀OKI:恩返しっていうと違う気もするけど、誘ってもらってばかりだったし、やっと自分らの気持ちで返せるなって。
●いちばん最初に10-FEETに声をかけて、あとはどういう風に出演者を決めていったんですか?
NOBUYA:真っ先に議題に挙がったのは、“京都大作戦”に出ているメンツをそのまま俺らが呼ぶのは違うっていうところで。でも、俺らも“京都大作戦”に出ているバンドとのドラマがあるから。例えばDragon Ashは毎年“京都大作戦”に出てるけど、10-FEETとDragon Ashのドラマと、俺らとDragon Ashのドラマは違うから。
●うん。違う。
NOBUYA:だからさっきのTAKUMAの今年誰を呼ぶか悩んだという話と一緒ですよ。Dragon Ashがいちばん悩みました。
N∀OKI:やっぱり馬場さん(IKÜZÖNE)とのことも含めて、色んなところを考えて。俺らはめっちゃ呼びたいけど、でも“京都大作戦”のレギュラーみたいな感じもあるから。coldrainも今年“京都大作戦”に出てましたけど、俺らもcoldrainと長いドラマがあるし。
NOBUYA:だからみんな俺らとのドラマがあります。まさかDIR EN GREYが出てくれるとは思わなかったけど。
●確かにびっくりした。
NOBUYA:でもROTTENGRAFFTYの今の色とDIR EN GREYの色ってリンクするところがちょっとあるし。俺ら、昔から“ポルノ超特急”にはレゲエやHIP HOPやダンサーにも出てもらっていた経緯もあるし、そこにV系の憧れの存在が出るってめっちゃおもしろいなと思って。でも、繋がりはあったんですけど、対バンしてないんですよ。ワンマンしかやらないっていうスタンスの活動で。でもそのバンドが“ポルノ超特急”に出るということ自体が事件っていうか、“京都大作戦”と違う色が出せるかなって。
●はいはい。
NOBUYA:DIR EN GREYとやってみたいっていう想いももちろんあったし。だからそういうことを全部DIR EN GREYのメンバーに話をしに行ったら、ちゃんと理解してくれて「OK」って返事が来たんです。例えば10-FEETとDIR EN GREYが2マンでライブしたことないでしょ? やってみないとわかんないですけど、そういうこともちょっと期待しているっていうか。
N∀OKI:“京都大作戦”に俺らが出たとき、絶対に出会うことがない人たちと出会って仲良くなるということがあったし、それがフェスのおもろいところやと思うから、“ポルノ超特急”でもそういうのがあればいいなって。みんな俺らと繋がってるけど、今まで繋がってない人たち同士がその日に意気投合して新しい繋がりが出来たら嬉しいですもんね。
TAKUMA:それはバンド主催のイベントやフェスじゃなかったらないよな。
N∀OKI:うん。ないよな。言ってみれば、見本市みたいな大きなフェスとかだったら自分の出番が終わったら帰ったりするじゃないですか。そうじゃないと思うんですよね。やっぱりお互いのライブを観るし、それがバンド主催の醍醐味ですよね。人と人がリンクしていくっていうところ。
●今2人が話したことは、以前TAKUMAくんが取材で“京都大作戦”について言っていたことと偶然にもまったく同じ発想なんですよね。
TAKUMA:そうですね。でもROTTENGRAFFTYも、ツアーで毎回ゲストバンドを呼んでいる感覚とあまり変わらへんと思うんです。お客さんに対してね。「お前らROTTENGRAFFTY好きなんやったら絶対にこのバンドいいと思うやろうから観てみて」みたいな。それが実を結んで、出てもらった人の単独ライブに行ったりすることになると思うし。
N∀OKI:うん。
TAKUMA:色んなバンドが出ても、お客さんがそういう繋がりそのものにドキドキしたりすると思うんです。仲良いバンドが対バンしている、その間に生まれている繋がりにドキドキしてるっていうか。だから“ポルノ超特急”は、ROTTENGRAFFTYと他のバンドとの繋がりを見たくて来てる人も居ると思うし。そういうのが見えるイベントになると思う。バンド主催のフェスを僕は全部観たことがあるわけじゃないけど、やっぱりそういうのが色濃く出て支持されているフェスっていうのは、主催のバンドの“ツアー合同ファイナル”みたいな感じのライブになるんですよね。そのバンドのツアーファイナルにいっぱい集まりました、みたいな。
●うんうん。
TAKUMA:だからそういう意味で、キャパがデカいけどライブハウスの感じがあるっていうのはそういうところに理由があるんちゃうかな。
N∀OKI:ライブバンドですもん、みんな。“ポルノ超特急”に出てもらうのも、やっぱりツアーをガッツリ細かくまわっている人たちがいいなって。
NOBUYA:芸人の人たちにも「フリートークじゃなくて漫才かネタやって欲しい」ってお願いしてるんです。
TAKUMA:ライブやねんな。
NOBUYA:うん。そこはずっとブレずに。
●故郷でこんなに大きなフェスをやるっていうのは、素晴らしいことですね。
N∀OKI:ほんまに嬉しいです。まだまだこれからですけど。
NOBUYA:1つの街で夏と冬にですからね。他にはないと思う。
●G-FREAK FACTORYの茂木くんとそういう話をよくするんですけど、ロックバンドがこうやって故郷に対する愛や想いを形にしていること自体に教えられることが多いんですよね。ROTTENGRAFFTYとか10-FEETを見ていると、人としての根本的なことを教えられている感じがずっとある。
N∀OKI:結成したときから“京都”、地元っていうのを大事にずっと思ってやってきましたからね。
TAKUMA:うん、ROTTENGRAFFTYはずっと言うてたな。
N∀OKI:地元で頑張ってれば絶対に全国でも大丈夫だと思ってたし。やっぱり地元に居ながらの繋がりって大事やと思うんです。10-FEETもちょっと東京に出たけど、帰ってきましたからね。まあ、あのタイミングで10-FEETが東京に出たことは俺らにとっても良かったんですけどね。
●京都と東京で音楽シーンをひっくり返そうと。
N∀OKI:俺らが東京行ったら10-FEETが3人で住んでいた部屋に泊めてもらえたから。
●そういう話か(笑)。
N∀OKI:でも東京に10-FEETが居て頼もしかったです。「東京で暴れてこい」みたいな気持ちもありましたし。
NOBUYA:うんうん。
TAKUMA:見送ってくれたよな。
●この2バンドいいな(笑)。ひと言では言い表せない関係ですね。
N∀OKI:同じ地元でなかなかない関係ですよね。お互いバリバリ、ライブやってるし。だから本当にありがたいです。
●“ポルノ超特急2014”、楽しみですね。
N∀OKI:はい。いい2015年に繋げたいですね。
NOBUYA:そうやな。
Interview:Takeshi.Yamanaka
“ポルノ超特急2014”
2014/12/23@京都パルスプラザ
出演:ROTTENGRAFFTY / 10-FEET / coldrain / DIR EN GREY / Dragon Ash / グッドモーニングアメリカ / locofrank / MAN WITH A MISSION / キュウソネコカミ / The BONEZ / 四星球 / SHANK / 04 Limited Sazabys / KNOCK OUT MONKEY / tricot / レイザーラモン / 野性爆弾 / ダイノジ / サバンナ
http://porno.rotten-g.com/
coldrain
対バン、イベント、フェスどんな時だろうとロットンがいるとなおさら燃えます。主催だろうと先輩だろうと負けません! ただただ荒らしに行きます。最高の1日になると思います。よろしくお願いします!
Masato
Dragon Ash
ROTTENGRAFFTYが15周年の節目に、京都の年末の風物詩のポルノ超特急へ呼ばれた我々Dragon Ash! ROTTENGRAFFTYのスゲーliveを思い出すだけでこのイベントが凄まじいのだと、想像出来る! 初参戦無論気合いも一入! 年末が待ち遠しいぞ~w
HIROKI
locofrank
ポルノ超特急2014。笑いと音楽を自分たちのスタイルでブレンド&発信しようとする所がいかにもROTTENGRAFFTYらしく、今からわくわくしております。当日は、派手にlocofrankを響く都に刻んで帰ろうと思っておりますので宜しくお願いします!
木下正行
グッドモーニングアメリカ
ロットン先輩! 歴史あるポルノ超特急に呼んで頂き、ありがとうございます。思い返せば最初の出会いは2年前の名古屋での野外フェス。NOBUYAさんが自分たちの出番直後にも関わらず、僕らのライブを見てくれて、話しかけてもらえたのがきっかけです。本当に嬉しかった。ロットン先輩だからこそ実現可能な、ジャンルを超えた、そうそうたるメンツが集まるこのイベント。僕らも感謝を込めて全力でぶつかっていこうと思うので、宜しくお願いします!
渡邊幸一
DIR EN GREY
ROTTENGRAFFTY 15周年おめでとうございます。イベント事にはあまり参加しない自分らですが、彼らの熱意に全力で応えたいと思います。みなさん美しい街、爆裂京都でお会いしましょう。
薫
MAN WITH A MISSION
前回出演シタポルノノ感動ガ未ダワスレラレマセン。ロットン兄貴達ノオ祭リニ再ビ我々オオカミ達ガ参加出来テ今カラ興奮シテオリマス。唯一無二ノ京都ノドブネズミ兄貴達ト共ニオオカミ達モブチカマースノデ人間ノ皆様、覚悟スルガヨロシ。
Jean-Ken Johnny
キュウソネコカミ
うちのバイト先の店長が京都出身で、友達の友達がROTTENGRAFFTYだと聞かされていたり、バイト先の同僚がNOBUYAさんの大ファンで、カミング神戸でサインを貰って来てと頼まれたり…。そんな、初めましての僕たちをお誘い頂きありがとうございます!! 当日はドヤ顔でぶちかまします!! とても、楽しみにしています!! よろしくお願いします!! orz
ヤマサキセイヤ
The BONEZ
ポルノ超特急にThe BONEZが参戦。でっけえライブハウスになるんだろうな。15周年のライブに行けなかったから観るのが楽しみだよ。この日がThe BONEZ今年締めくくりのライブ! よろしく!!
以上、ロットンの熱狂的ファンより
四星球
たくさんのバンドから愛され、たくさんのバンドを愛するROTTENGRAFFTYですから、その中から僕たちを呼んでもらえたことは本当にうれしく、これも花団が解散してくれたおかげだと思っています。当日はロットンのライブはもちろん、リハーサル中に特に用事もないのにステージをうろつくレーベル社長の松原さんの動きにも注目です。N∀OKIさんだけが僕らの出演に反対してるみたいなんで、最後の1票取りに行きます。
北島康雄
KNOCK OUT MONKEY
まさか、大先輩の15周年に開催されるこんな大事なイベントに呼んでもらえるなんて思ってもいなかったので、声をかけてもらったときその場で飛び上がるくらい嬉しかったです! 生半可な気持ちで挑むとロットン先輩に殴られそうなので響都で燃え尽きる勢いでブチかましたいと思っています!よろしくです!!!!
ナオミチ
ダイノジ
ポルノ超特急で漫才をやる。M-1卒業した俺らにとって、この舞台こそがM-1グランプリだと思っていてるのだ。手加減はしない。全力でやるのだ。ロットンのライブと同じだ。THE MANZAI? 知らんな。いやそこはそこでがんばる。とにかくここが俺らの1年の集大成だ。今年も決勝進出できたことを素直に喜びたい。
大谷
SHANK
毎年スケジュールあけてたんですけどね…あ、すいません。出会って長いことかかりましたけど、やっとポルノ超特急お誘いいだたきました! ロットン兄さんのお祭りなんで長崎から思いっきり遊びにいきます! ちぇいー!
松崎兵太
tricot
tricotは二度目の出演なので、もうポルノ超特急のプロであると信じています。錚々たるメンツの中、プロとしてどかーんとステージに置き土産して帰りたいと思います!
ヒロミ・ヒロヒロ
04 Limited Sazabys
ノブヤさんからの不在着信と「見たら連絡をくれ」というメールを見た時、僕は度重なる粗相がバレてるに違いない、叱られるに違いないと震えながらかけました。まさかのポルノ超特急へのオファーでした。それはそれは震え上がりました。そして電話のノブヤさんが兄貴すぎて痺れました。ロットン兄さん達の大きな大きな、大事なイベントに関われるのが、本当に嬉しいです。呼んでくれた兄貴達に恥をかかせないように全力でやります。
GEN
10-FEET
お互いデモテープで地元京都で昔から共に頑張ってきたROTTENGRAFFTY。今でこそお互い仲間のバンドは増えたけど最も繋がりが深いバンドやと思ってます。今回パルスプラザというでかい規模の会場での開催。夏の京都大作戦。冬のポルノ超特急。昔からの仲間の2バンドで夏と冬の京都を盛り上げれるという事は俺は凄い事やと思う。ライバルでもあり仲間でもあり幼なじみのような関係でもあるROTTENGRAFFTYが開催するポルノ超特急。ROTTENGRAFFTYが京都大作戦に対して思ってくれてる位の気持ち、いやそれ以上の気持ちで当日は挑みたいと思ってます。多分俺も前日は寝れない事になりますわ。興奮しすぎて。。。
NAOKI
※12/23(火・祝)開催“ポルノ超特急2014”には上記以外にもレイザーラモン / 野性爆弾 / サバンナが出演されます!!
ROTTENGRAFFTYが歩んだ15年の軌跡とこれからも歩み続けるその道が詰め込まれた待望の2枚組15th ANNIVERSARY DVD『Walk.....This Way』が2014年12月24日に発売決定! という事で、今回はこのDVDの凄さを僕HIROSHI(Dr.)が皆様にご紹介させて頂きます! 題して「HIROSHIのここが見どころWalk.....This Way!」!
DVD『Walk.....This Way』
PINEFIELDS RECORDINGS
2枚組DVD ¥4,900+税
2014/12/24 Release
あの伝説となった(自称w)ROTTENGRAFFTY “Walk” TOUR 2013-2014 FINAL SERIES@渋谷AXのライブを全曲ノーカットで収録! ROTTENを組んで以来、44本という最大のツアーとなったWalk Tourの大ファイナル! 113分の21曲という凄いボリューム! 感動のエンディングは毎回泣いちゃいます!
【収録曲】
1.STAY REAL 2.ill-usion 3.更生 4.I&I 5.響く都 6.銀色スターリー
7.零戦SOUND SYSTEM 8.鬼ごっこ 9.リンカネーション 10.D.A.N.C.E.
11.This World 12.悪巧み~ MerryChristmasMr.Lawrence
13.Walk 14.Familiarize 15.金色グラフティー
EN1.灯 EN2.NO THINK EN3.Bubble Bobble Bowl
EN4.Error… EN5.TIME IS OVER EN6.切り札
そしてなんと「STAYREAL」「Walk」「世界の終わり」のミュージックビデオまで収録されてるんだよ!しかも全曲、監督とレーベルの撮影秘話と解説まで!ミュージックビデオって作るの大変なんだね~!
●STAY REAL ミュージックビデオ
●世界の終わりミュージックビデオ
●Walk ミュージックビデオ(撮影秘話&解説付き)
DISC2では“Walk” TOUR 2013-2014 FINAL SERIESの北海道・福岡・名古屋・大阪・東京に密着したドキュメンタリーが収録されてますよ。激しい打ち上げから、緊張の舞台裏まで、ROTTENの素顔が覗けるよ。
ファイナルシリーズ初日の北海道では気合満点。見て! この純粋な雪の様に汚れのない僕のピース!(笑)
と、思いきや福岡の打ち上げでは撃沈してしまった僕ちゃん(笑)。
渋谷AXのライブが終わった瞬間のKAZUOMIも凄い良いこと言っててキュン死しちゃう!
そして個人的に一番のオススメ! 15周年を記念したスペシャル企画「5×5 クロストーク」です。メンバーがそれぞれ今、一番対談したい方を招いて行われたガチトーク。
メンバー1人ずつの想いを聞き出してくれた様々な分野で活躍されている対談相手も大注目ですね。
プライベートな爆笑トークもいっぱーい詰め込まれてますよ!
そしてROTTENの事を昔から知ってくれてるからこそ語れる過去のお話から、これからのお話、全然関係ない話などなどTOTAL70分を超えるホントに凄い濃い濃いトークになってますよ。
くーちゃんと僕のエンディング映像もお楽しみに(笑)。
NOBUYA × TAKUYA∞(UVERworld)
N∀OKI × ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)
KAZUOMI × TAKUMA(10-FEET)
侑威地 × KenKen(RIZE)
HIROSHI×川島邦裕(野性爆弾)
そして!!!!! ROTTEN史上最大のロケとなったこの特典企画! 「緊急企画!15 年バンドを続けたら体はこんな悲鳴をあげる!? ROTTENGRAFFTY 人間ドック~本当に病気が発見されても知りません~」です!
15年バンド活動を走り続け、不摂生を極めたROTTENGRAFFTY。これからも歩み続けてもらいたいとメンバーの体を心配したプロダクションの粋な計らい(と悪意がちょっと)で人間ドックへ連れて行ってもらいましたー!!
こんな大がかりな腹部CTスキャン! メタボリックは一体誰だーーー!? この日は全部で5つの検査を行いましたよ!
侑威地は注射が苦手(笑)。ここでメンバー愛を見せるチャンス! ROTTEN流のメンバー愛に乞うご期待!
ま、まさか…NOBUYAがあんな事に~ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!
そしてKAZUOMIが考えた一番不健康だったメンバーのお仕置きとは!? 大爆笑の結末に!?!?!?!?!?
そんな駆け足で紹介しましたこの作品! ROTTENGRAFFTYが歩み続けた奇跡とこれからも確固たる意志で歩む決意が詰め込まれたファン待望の超豪華永久保存版2枚組DVDが堂々完成ですよ!!!! 絶対見てくれよな! あばよ! マイケルボーーーイ!