white white sistersの1stフルアルバム。CDに12曲、DVDに4曲が収録された集大成的な作品。いや、集大成というよりは、やっとその正体が少し明かされたというべきであろう。今までのエレクトロ+ロックというイメージをはるかに超えた、ハイセンスで傑作と言っていいポップ・アルバムである。
G./Vo./Prg.のmatsumuraが繰り広げる、多彩な表情を見せながら躍動するきめ細かいエレクトロサウンドに、Dr.のkitaroが感情的なドラミングで曲に命を吹き込む。VJのtajimaが創り出す映像は幾何学的で近未来をイメージさせ、感覚をはるか後方に置き去りにして心の中を疾駆する。
このアルバムで、彼らはやっとスタートラインに立った。あとは、飛躍あるのみ。