2005年のインディーズデビューから9年、毎年作品を作り続け、今作のM-1「Spin My Head」が記念すべき100曲目となった。
レーベル移籍からの3部作『SUNDOGS』(太陽)、『Eat The Moon』(月)、『ORANGE』(地球)ときて、今作は『N.E.W.S.』(東西南北)。だんだんと距離が近づいてきているイメージだ。
100曲という歴史は確実にバンドの幹を太くしてきた。『N.E.W.S.』は全曲ダンスナンバーで構成され、4年ぶりに英詞を解禁。突き詰めてきた濃厚な「コードアレンジ」を引き算の「ディスコアレンジ」に変換し、曲構成を単純化、4人の音以外は極力入れずに隙間を作り、メロディをリフレインさせた。技よりもパワーとキレで勝負。
「ダンス」は「祈り」。東西南北、人々は今きっとハッピーなニュースを祈り願っている。制作中は常にライブハウスの風景を思い描いていた。この頭の中の風景を必ず現実のものにしたい。
Vo./G.谷川正憲