作詞作曲を担当している、karteのVo./G.立山です。普段は熊本を拠点に活動している僕らですが、8/6にBUDDY RECORDSから6曲入りのミニアルバムをリリースすることになりました。今回は初の全国流通盤となっているので「karteらしさ」を6曲のうちに盛り込むことを意識して作りました。どの曲も特徴的なものですので、アルバム全体を通しつつも、一曲一曲に浸るように聴いていただければと思います。
僕がkarteの曲に対して持っているイメージなのですが、これらの曲は、聴く人に道を示したり背中を押したりするわけではありません。聴く人のそばに佇むような、時に少し冷えた陰で包むような、そんな曲になっています。日常で吐き出される、悲しみや苦しみや不安を閉じ込めた中に、ほんのひと匙の暖かさが滲んでいます。
そして、このアルバムに入っている曲の歌詞の殆どに「僕」という一人称が入っています。これには「その曲を聴く貴方が、その曲の主人公である」と感じながら聴いて欲しいという想いを込めています。自分が主人公だなんてとても思えないこの世界ですが、そんな世界の中での逃げ込める場所になれたらと願っています。
Vo./G.立山