関西の夏を彩る野外イベント、RUSH BALL、OTODAMA。そして、8年目をむかえる梅田Shangri-LaとJUNGLE☆LIFEの合同イベント。RUSH☆LIFE13〜桃源郷で踊るOTODAMA〜&梅田シャングリラ8周年記念感謝祭PJのライブ日記!!
昨年より始めたイベントだが、何でもかんでもタイトルさえ付ければ「イベント」と括られる昨今、正に心の通った、合同イベントととして、これからが楽しみなTheイベントとなった!!
トップバッターのBrian the Sun、Vo.森から発せられるガラスの言霊。どこにでもいそうな20代の若者の真相と葛藤を、センスあふれる楽曲に乗せて鋭く解き放つ。その若さに似つかない卓越した演奏力もさることながらこの4人でしかありえない、暗黙のサウンド表現に安心しきって身をゆだねていた。
Rhycol.は彼等の普段と、ステージ上でのギャップに驚かされた。磨きあげられた個人技は、破壊的なまでに切なく激しい。ステージ上の彼らはひとつ大きく見え、楽器と一体化したモンスターと化す。時折ベタなトークも交えるが計算外のMCだけにほぼスベリ。しかし、またそれもこのバンドの味となっているのか。
音速ライン、Vo./G.藤井くんとは前身のバンドよりの長い付き合い。久しぶりに見るライブは、随分と印象が違った。変わらぬ人の良さ、メロディの心地良さは以前にも増し、出会ってから15年という時間の経過は、音楽家として、また男としての力強さを感じさせた。
SUNDAYS、最近、特に関西圏のライブハウスを賑わせている注目バンド。ロックンロールの王道ながら、人情味と懐かしさと、優しさを兼ね備えている。Vo.ふーちゃんの屈託のない笑顔と、うそのない発言には、初めての人でも引き込まれていくのではないかと思う。計算されない、予定調和じゃないからライブはその日、その時を輝かせていくもの。
ライブに集う人、それを作り上げる人、会場もまた、その人たちのオーラによって育っていくもの。この日に出会えた喜びをどれだけ感じることが出来るのだろう! 日本全国で毎晩行われる“ライブ”そのどれもが輝いてほしいと願いながら、誰よりも楽しんでいる自分がいる。イベンターのグリーンズ井上くん、清水音泉田口くん、Shangri-La店長リョウタ、彼等と、このようなイベントが出来ること自体に心から感謝する。また、グリーンズ社長鏡くんとは30年来の友人だが、なぜか昨年同様、このイベントの日は、決まって記憶を無くすくらいの打ち上げになる。お互いが20代の多感な時期よりずっと同じ土俵にいる戦友であり友人。継続は力なりと言うが、友情や人間関係のキビも10年や20年では、分からないものだと痛感させられる。イベントとは、音楽だけではなく、人、モノ、事の全てを五感で感じるもの。来年はどんなメンツで、どんなドラマが生まれるのか? その体現者として、“あなた”にも参加してほしいと願う。
TEXT:JUNGLE☆LIFE PJ