東京下北沢を中心に活動する人間的不協和音ロックバンド。中学の同級生であった鈴木と浜田を中心に2003年に結成。メンバーチェンジを経て2010年9月より現在の4人編成へ。多くの人が抱きつつも言葉にできない憂鬱と希望が入り混じる複雑な感情をトリッキーでエモーショナルなサウンドに乗せて歌い上げる。
butter butter Vo./G.の鈴木です。
4th ミニアルバム『Re:臍繰』についてですが、正直、自分の中では4thというより1stをリリースするような感覚に近いです。
やはり今作は、これまでのbutter butterとはメンバー編成も変わっている事もあり、サウンド面でも明らかに変わる、という意識が構想の段階からありまして、“生まれ変わる”というテーマを強く持たせた作品にしたかったので、人間は臍(へそ)から生まれる事を繰り返し、“生命をリサイクルする”という意味を込めてこのタイトルを付けました。
最近、僕も含めて、自分の可能性を自分で潰してしまっている人って結構いるんじゃないかって思う事があって、逆に諦めずに頑張り続けてる人にはその可能性を開花させる瞬間がやっぱりあるんですよね。
そういうのを最近すごく感じていて、人はまだまだ生まれ変われるんじゃないかっていうのを伝えてみたくなったんです。
でもそれはある意味、根拠も無くて、すごく無責任な事を歌っているのかも知れないし、“夢は絶対に叶う”みたいな事はさすがに言えないけど、希望を持つ事は別に悪い事じゃないんじゃないかって思うようになりました。
そういう意味では今までより少し前向きな作品を作れたのかも知れません。
サウンド面でも今作の大きな変化の一つでもある、ギタリストが一人増えた事によって、これまでバンドとして表現したくても出来なかった部分をうまく表現出来るようになったかと思います。
butter butterというバンドの現在形を、ぜひその耳で確かめて下さい。
リリースツアーも2/3より約2ヶ月間に渡って行なわれます。
4/14の下北沢MOSAiCでのツアーファイナルワンマンでは、生まれ変わったbutter butterを余すところ無く表現していこうと思っておりますので、ぜひ遊びに来て下さい。
Vo./G.鈴木貴之