様々な困難を乗り越えつつ完成した0.8秒と衝撃。3枚目のフルアルバム。タイトルがこうだからといって、ピコピコいってるわけではありません。
このアルバムには最高にテンションの上がるロックがあり、感情を最沸点まで高められるメランコリックなポップソングがあり、どこにも逃げ場のないこの国の気持ち悪い現状を大声で笑い飛ばすかのようなユーモアが詰まっている。野太いハンマービートに乗せ、対世界、対自分、対メンバーへの愛情を解き放つ塔山忠臣のソングライティング、偏狭的とも言えるほど自分の世界観を守り抜くように唄うJ.M.の美意識。発売を延期してまでミックスを納得いくまでやり直し、アートワークはブックレットの隅々までこだわり抜いてデザインされている。
ここまで完成度の高い作品を世に送り出しても、彼らの旅は終わらない。けれども今作をリリース出来た事を僕は最高に誇りに思います。是非聴いてみてください!