PLAGUES:
あらゆる世代を震撼させる唯一無二のロックバンド
CONTENTS
3RD MEETING×6:このイベントは“今”と“未来”を繋ぐためのスタートである
グッドモーニングアメリカ企画 V.A.『あっ、良い音楽ここにあります。』
knotlamp:遥か高き理想への道のりを照らし出す新たな最高傑作
the loud function:“発狂メランコリー”Vol.8 ライブレポート
羊毛とおはな:ささやかだけど、かけがえのない普遍的名曲集'10
ARTISTS
10-FEET、a flood of circle、倉橋ヨエコ、Dirty Old Men、鴉、UPLIFT SPICE、うるふ、nano.RIPE、SPANK PAGE、four、degrees celsius、Gacharic Spin、8-eit、forn、SpecialThanks、ゴーカートモンキー、ソウルストーン&Co.、No Regret Life、Any、オワリカラ、HaKU、FLiP、宮田和弥、soulkids、WHITE ASH、ソライロネオン、ジルバ
今年5月、15枚目のシングル『NACHO ROLL』をリリースし、日比谷野外音楽堂を皮切りに全国ツアー“2010年サラペのBUS TOUR”を大成功に納めたSHAKALABBITS。KINGの入院というアクシデントに見舞われながら、振替公演も無事済ませた彼らがこの9月、待望の6thアルバム『Phasemeter Trippin' Bug Shake』を遂にリリースする。4人の豊かな想像力から生まれた自由な発想を元に、音と言葉で綴られた目眩く珠玉の楽曲たち。音楽の可能性を何倍にも拡げる今作は、音楽とバンドとライブを愛し続けて止まない彼らの“感覚”と“想い”が溢れている。既存の枠組みに囚われることなく物語を生み続けてきた4人は、現代に生まれ落ちたブレーメンの音楽隊だ。
“PLAGUES復活”というニュースを知ったのは、今年5月のことだ。その名は90年代に尖った音楽を求め貪欲に聴いていたリスナーならば、必ずと言っていいほど知っているモノだろう。そして復活の知らせに、興奮を覚えた人も少なくないはずだ。60〜70年代の洋楽ロックのエッセンスを消化した本格派のギターロックサウンドと独特の日本語詞で、90年代を代表する3ピースバンドに数えられる彼ら。深い音楽的造詣を感じさせる音楽性と突出したテクニックに裏付けられた圧倒的なライブで、コアな音楽ファンを唸らせてきた。現在は自身のソロプロジェクト・Mellowheadやバンド・GHEEEの他、数々のアーティストのプロデュースやツアーサポートでも活躍するVo./G.深沼元昭。深沼と同じくオリジナルメンバーのDr.後藤敏昭という2人に、Ba.林幸治(TRICERATOPS)とKey.堀江博久を加えて、そのPLAGUESが再始動する。全て新録による過去の代表曲に新曲も2曲収録した、全30曲入りの2枚組ベストアルバム『OUR RUSTY WAGON』のリリース。さらには9月にワンマンライブツアーも行う彼らを、JUNGLE★LIFEでは表紙と別冊にて大特集する。来年には結成20年を迎える“PLAGUES”という唯一無二のロックバンドと、その色褪せることなき音楽性を今こそ認識して欲しい。
既に音楽シーン夏の風物詩と化しつつある、10-FEET主催の野外フェス“京都大作戦”。今年は初めての雨(しかも豪雨)に見舞われながらも、興奮と笑いと感動の連続で当然ながら大成功の2日間だった。その余韻さめやらぬ9月…ライブハウスシーンに刻まれたアルバム『Life is sweet』から1年…遂に新作をリリースする。「1sec.」や「super stomper」の流れを汲み、ライブでの激アガリが予想されるパワーとメッセージとクオリティを兼ね備えたシングル曲「hammer ska」。そして飾らない心境をナチュラルに綴った熱く切なげなカップリングの「rainy morning」と「求め合う日々」の計3曲。いつまでも子供心とハングリーさを忘れない3人がまた走り出した。
これは何という生々しいアルバムだろう。a flood of circleが完成させたニューアルバム『ZOOMANITY』には、人間の内面から湧き出てくるようなドロドロとした感情が満ち溢れている。サウンド的なヘヴィさだけではなく、1人の男の人生をそのまま映し出したかのような重さ。彼らがルーツとするブルースの本質を体現する歌と音が、ここにはあるのだ。もちろん、それは単に古くさいだけの音楽ではない。現代社会を生きる彼らの感覚と感情がルーツミュージックと有機的に結合し、最新型にアップデートされた形で鳴り響いている。世代を超えて熱い支持を受け始めている好状況の中、この強烈なロックンロールアルバムを手に彼らはシーンのど真ん中へと大きな1歩を踏み出した。
5月にリリースしたメジャー第1弾アルバム『Time Machine』で進化したエモーショナルなサウンドと壮大な詞世界、さらに圧倒的表現力を見せつけたDirty Old Men(以下、Dirty)。リリースツアーファイナルの渋谷CLUB QUATTROワンマンもソールドアウトさせて快進撃を続ける彼らが、ミニアルバム『somewhere』をリリースする。疾走感のあるサウンドに哀愁漂う独自の詞世界が融合するM-1「蛍火」からライブで圧倒的人気を誇るM-5「MY HERO」までバラエティに富んだ5曲。未来の目標を見据えるという意味で付けられた“somewhere(どこかへ)”というタイトルからは、支えてくれる全ての人たちへ更なる進化を誓う4人の強い意志が感じられる。
ジャジーなイントロの静かな始まりから、激情が炸裂する叫びのような歌声がもたらす衝撃…。タイトル曲「黒髪ストレンジャー」は今までの鴉らしい一瞬で胸を撃ち抜くキャッチーなメロディを持ちながら、彼らの新たな一面も見せている。ピアノと女性コーラスを導入して楽曲が持つ妖艶な雰囲気を増加させたこの曲に加えて、いつも以上にアグレッシブでパンキッシュなM-2「夏色」。M-3「無」ではミドルテンポな曲調で、どこかノスタルジックな空気も漂わせる。通算3枚目のシングルにして、鴉というバンドが持つ奥行きと可能性をより強く感じさせる1枚だ。
昨年8月に2ndアルバム『オメガリズム』をリリースし、同作のレコ発ツアーはもちろん、3度の自主企画イベント(すべてソールドアウト)、アメリカを代表するスクリーモバンドSAOSINとTHE USED両公演のO.A.、ライブハウスシーンの猛者たちとの数多くの対バンなど様々な経験を重ね、ライブバンドとしての強度と深度を日に日に増してきたUPLIFT SPICE。そんな彼らが約1年ぶりにリリースするアルバム『Memento』は、前々作の時点で既に確立していた高いクオリティと唯一のオリジナリティを更に進化させ、前作で得た感覚を更に鋭利にさせた必聴盤。今まで以上にシンプルかつ大胆に、そして深く突き刺さってくる11曲は、結成5年を迎えて大きな成長を果たした彼らが2010年に刻む、生の証。
9/22、シングル『パトリシア』でメジャーデビューを果たす4人組バンド、nano.RIPE。前号ではメジャーデビューを前にこれまでの軌跡と現在の心境を訊いたが、今回は2ヶ月連続インタビュー第2弾としていよいよシングルの内容に迫った。タイトル曲「パトリシア」はまるでこれまでの歩みを振り返りつつ、力強い一歩を新たに踏み出した彼らを象徴するかのように壮大なロックバラードだ。過去を確かな糧としながら自分たちが信じる未来へと前進を続ける彼らの“今”を、今作に収録された3曲全てから感じ取ることが出来る。
童話をモチーフに限りなく神秘的なサウンドスケープを提示した1stアルバム『The day I lose my voice』より約半年、four degrees celsiusが早くも2ndアルバム『color chord』を完成させた。現代社会において多くの人が知りながら目を背けている世界のダークサイドを直視し、飾らない言葉で表現した今作はある意味で前作と対照的な作品である。様々な経験の中で自らと真摯に向き合ったことで、バンドとしての幅を広げた彼ら。時には明るさすら感じさせる色彩豊かな今作は、彼らの存在をさらに広める契機となるはずだ。
男子顔負けの恐るべきテクニックと攻撃的なデジタルロックサウンドを武器に、瞬く間にガールズシーンにその名を轟かせたGacharic Spin(以下、ガチャピン)。これまで2枚のシングルリリースに加え2度の全国ツアー、さらにNHK音楽番組“MUSIC JAPAN”への出演や相川七瀬のバックバンドを勤めるなど、結成1年足らずとは思えない脅威の実績を上げてきた4人。そんな彼女たちがリリースする3rdマキシシングル『雪泣く〜setsunaku〜メロディー』は切なさ漂うキャッチーな表題曲をはじめ、バラードナンバーから真骨頂であるテクニカルなアッパーチューンまで詰まった1枚。圧倒的個性を持った彼女たちが放つバラエティ豊かなサウンドに注目だ!
06年の結成以来、数多くの自主音源リリースや精力的なライブ活動をしてきた5人組ロックバンド・8-eit。彼らが今年2作目となるニューシングル『ギラギラ血走る瞳の前に…』を完成させた。表題曲は彼らにしか出すことのできない大人の色気が漂うサウンドに、渋さと艶やかさを兼ね備えたVo.tsubakiの歌声が乗るジャジーなロックナンバーだ。歪んだ愛の叫びが時に大胆に、時に切々と胸に飛び込んでくる様はまるで“淫(陰)”と“妖(陽)”。彼らの世界に浸ってしまえば最後、誰もがその魅力に堕ちていくことは間違いないだろう。
2007年大阪で結成された3ピースギターロックバンド・fornが2010年秋、1stシングル『セパレート』をリリースする。切なさをコンセプトに、エッジの効いたギターに絡み付くVo.川上の心の叫び。全て一発録りというライブ感満載の今作は、メンバー脱退を経て敢行したツアーで高められた結束力が垣間みれる1枚。彼らのライブバンドたるアイデンティティが詰め込まれている。
「“青春パンク”って呼ばれていたバンドを集めて、でっかいところでイベントがしたい」。初めて太陽族・Vo.花男からそう聞いたのは一昨年の冬くらいだっただろうか。2000年代前半に巻き起こった“青春パンクブーム”。その中で自分たちがそう呼ばれることに違和感を抱えながらも走り続けてきた5組が2010年9月12日、新木場STUDIO COASTに集結することになった。数々の逆境を乗り越えながらも、自分たちが信じる音楽を真っ直ぐに鳴らし進化を続けてき彼らが今集まる理由。それを今回、rdこのイベントの中心人物である花男に訊くことにした。
2005年もともと友達だった5人に、コンパという名目で騙されたUCN(G.)が加入し結成した男女3人ずつからなるスカバンド、ゴーカートモンキー。ポップなメロディとスカパンク特有の軽快なリズムにホーン隊が味付けした、キャッチーで踊りやすいナンバーが彼らの持ち味だ。今や、関西屈指の中堅としてそのシーンを牽引するゴーカートモンキーが、9/26大阪MUSEにてワンマンライブを行う。彼らのウィニングラップを絶対に見逃すな!
2007年、大阪で結成された8人組FUNKY BAND・ソウルストーン&Co.(以下、ソウルストーン)が満を持してフルアルバム『イロトリ鳥』をリリースする。ホーンセクションの重厚なアンサンブルに、踊れるビート、さらにソウルフルな唄が見事に化学融合を起こした、タイトル通りカラフルなサウンド。今の彼等にしか作れなかった今作には、ソウルストーン&Co.の“現在進行形の姿”が凝縮されている。
2人のライターがオワリカラの同じライブを観てそれぞれの視点でレポートを書いて誌面対決する第1弾!! 今月は8/6(金)@新宿MARZ『ドアたち』レコ発ワンマン!!
Karman Line Report
7/30(Fri)OSAKA MUSE
HaKU fes. Karman Line:introduction
knotlampというバンドが持つ唯一無二の個性とポテンシャルの高さを、日本のロックシーンに知らしめた1stフルアルバム『Sing against the stream』から約1年半…。一度は発売延期という苦渋の決断をした彼らが、遂に2ndフルアルバム『Dot of the Galaxy』を完成させた。自らに一切の妥協を許さず、徹底的に突き詰めたという苦闘のレコーディングを経て生み出された今作。天性のメロディメーカーであるVo./G.KEITの資質を最大限に活かし、持ち味の強烈なグッドメロディを前面に押し出したキラーチューンが11曲並んだ。さらにはUSインディからのインフルエンスを感じさせる楽曲や弾き語り調のバラードなど、メロディックパンクという枠だけには収まらない幅の広さも見せつけている。今作は紛れもなく現時点における、1つの最高傑作と言えるだろう。だが、とてつもなく高い理想を目指して鍛錬と努力を続ける彼らの目は既に、もっと先の世界を見据えている。そこへと向かう道のりを確かな光で照らし出すような、輝きに満ちた名作が誕生した。
今年2月にミニアルバム『DEAR GIRLS』をリリースし、その圧倒的なロックサウンドとパワフルかつグルーヴィーなライブでシーンの注目を呼んだ沖縄発4ピースロックバンド・FLiP。前作のツアーに於いて、ライブバンドとしてのアイデンティティを見出した4人が辿り着いたのは、誰にも真似の出来ない珠玉のライブキラーチューン。自らのルーツにも通じる次世代型ロックアンセムである今作は、常に進化を続けてきた彼女たちにとって大きなステップとなるに違いない。
“発狂メランコリー”Vol.8・拡大版LIVE REPORT
'10/7/17@下北沢ReG“発狂メランコリー”Vol.8
w/BANDMINIUM、THE BRIAN TURKEY ROAD、The John's Guerrilla、THE RODEO CARBURETTOR
今年2月にミニアルバム『DEAR GIRLS』をリリースし、その圧倒的なロックサウンドとパワフルかつグルーヴィーなライブでシーンの注目を呼んだ沖縄発4ピースロックバンド・FLiP。前作のツアーに於いて、ライブバンドとしてのアイデンティティを見出した4人が辿り着いたのは、誰にも真似の出来ない珠玉のライブキラーチューン。自らのルーツにも通じる次世代型ロックアンセムである今作は、常に進化を続けてきた彼女たちにとって大きなステップとなるに違いない。
まるでリビングルームでライブをしているかのようなリラックスした質感が心地よい、羊毛とおはなの大ヒットシリーズ『LIVE IN LIVING』の2010年版がリリースされた。映画『さんかく』の主題歌「空が白くてさ」やNHK『みんなのうた』にて放送された「あくび猫」の他、井上陽水の名曲「少年時代」のカバーなど珠玉の全11曲を収録。今回はギターと歌以外にも家にあるような日用品を楽器にすることで、より身近なところでライブをしているような音の肌触りが実現した。マイペースながらも真摯に音楽と向き合う2人が試行錯誤の末に辿り着いた今作の触感は、ある意味で1つの理想型かもしれない。どんなに時代が変わっても大切に聴き継がれるであろう、ささやかな癒しの音楽。また1枚、普遍的な名作がこの世に産み落とされた。