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THAMII

THAMII

心地良い音いろとエキゾチックな開放感あふれるサーフ×ラヴァーズロック

6/23に待望の3rdアルバム『BEACH SOUND3』を大阪の新進気鋭レーベルWWRECORDSよりリリースしたTHAMII。2008年活動開始以来、センシティブな魅力あふれる作品を世に送り続けている。サーフ、ハワイアン、レゲエ、ブルースそしてロックをも飲み込んだ“BEACH SOUND”は、アコースティックを基盤とした完全なる“タミー・ワールド”。彼の息づかいまでが聴こえてきそうな、そのオーガニックなサウンドは聴くものを永遠の楽園へと誘う。1stから連綿と連なる今作もまた、心地良い音いろとエキゾチックな開放感あふれるサーフ×ラヴァーズロックの傑作となった。年間100本ものライブをこなしながらも、その自然回帰的な生き方が魅力のTHAMIIに話を訊いた。

インタビュー

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●どんな風にしてTHAMIIサウンドが生まれたのか教えてほしいんだけど。ライフスタイルとして海が好きだったり、サーフ・ミュージックが好きだったりとかなのかな?
THAMII:それもあるんですが、アメリカが好きでした。アメリカンカジュアルが好きなんです。大阪の知り合いのロックバンドのメンバーからいろいろ教えてもらって、完全にファッションから入りました。
●ファッションも、こだわりありそうだね。
THAMII:そうですね、服は好きです。アメカジといったらアロハシャツ。アロハシャツといったらハワイ。ハワイといったらビーチ・サウンド。連想ゲームですよ。
●なんやそれ(笑)。
THAMII:でも、ビーチ・サウンドって括ってますけど、サウンドは、幅広いと思います。
●確かに、今回の『BEACH SOUND3』を聴いてもバリエーション豊かだね。これがビーチ・サウンドだっていうよりタミー・ワールドだね。
THAMII:そうだと思います。
●すごく気になる曲があって「置き去りの手紙」という曲なんだけど。
THAMII:テニアンっていう何もない島に行った時のことですね。きれいなんですけど気持ち悪くなって…。
●気持ち悪いとは?
THAMII:そこは、60数年前にテニアンの戦いっていう戦争があった場所なのにすごくきれいなんです。いっぱい人が死んでるのに…、それですごい変な気持ちになって。空港降りたら、錆びた大砲もあるんです。忘れないためにわざと置いてるのか知れません。
●現地に行って、実際に体験をする。それを「置き去りの手紙」という曲にした。全体的には明るい、爽やかなアルバムに仕立てあげることもできた新作なのに何故この曲を入れたの?
THAMII:きれいなだけが楽園なのか? きれいじゃない部分も書かないといけないって思ったんです。大人の責任です。
●THAMIIはビーチ・サウンドにカテゴライズされてはいるけど、最初のアルバムを聴かせてもらった時から感じてたのは“ラブ&ピース”。THAMIIの中にはラブがあって、それは僕らが忘れかけてるもの。『BEACH SOUND3』を聴いてうれしかったのは、この「置き去りの手紙」っていう曲。こういう曲を入れたいのがTHAMIIなんだ。“美しさだけを讃えられたアイランド”、“錆びた機関銃をおもちゃにして遊ぶチルドレン”、“命の重さを伝えなきゃ僕らが”っていう歌詞。南の島はハッピーなことばかりじゃない、実際に見て、感じないと書けない。THAMIIのラブは全て同じ次元にある感じがする。世界平和もピュアな恋も子供たちに対する感情も。こういう曲が書けるアーティストがいない。サウンドだけではなく、その世界観に僕は魅せられる。
THAMII:そう言ってもらえたら最高ですね。
●たまたま、ビーチ・サウンドにしたってことだけど、曲作りにおいて、何を一番テーマにしてる?
THAMII:これが…、何も考えてないんですよ。
●何も考えてない…。歌詞はどうやって書いてるの?
THAMII:イタコみたいに降りてくるんです。降りてくるまで鉛筆持って粘りますけど、30分くらい。無理ってなったらその日は書かないです。
●書ける時は、すっと言葉が降りてくるの?
THAMII:そうですね。5分の曲を3分で書くときもありますよ。
●そうなんや。
THAMII:バイクに乗っててキタってときは、止めて携帯電話に向かって唄ってる時とかもありますよ。
●携帯電話に録音してるんだ(笑)。ある意味、唄わされてるみたいなところもあるのかも。
THAMII:そうですね(笑)。
●何も考えてないってことだけど、THAMIIの中で普段から興味持ってることとか昔から気になってることとか何かあるはずだと思うんだけど。
THAMII:ほんとに何もないですし、果てしなく考えてないです。
●果てしなく考えてないのにこういう曲が書けるってことが不思議。例えば、小さい頃に目にしたものとか聞いたものにすごく心惹かれたこととかあったんじゃないかな。モノ作りのヒントがそこにありそうだけど。
THAMII:自己主張は昔から強いです。言いたいことがあったら聞いてほしい、だからそれを唄にする。唄にしたらみんなが聴いてくれますから。言いたいことがある時は書けるけど、言いたいことが無ければ書けない。間違ってます?
●いや、それでいいと思う。THAMIIはTHAMIIってことだ。凡人の感覚とは違う。でも、自己主張があるわりには変に謙遜してるし、自分を外に出すことを躊躇ってるふしがある。
THAMII:謙遜してるわけではなく、僕はものすごく自分のことを客観視してるんです。
●なるほど。さっき、唄をつくる時は降りてくるって言ったけど、自分を見てる自分がいたりする。
THAMII:自分で自分をマネージメントしてる感覚はあります。“お前誰や”って思うことがあって、自分をどこか別の場所からカメラで撮影してるみたいな瞬間があります。
●ライブではどう?
THAMII:いつもペラペラな内容の唄ばかり唄ってます(笑)。たまにメッセージ送ってますけど。
●すごくメッセージ伝わってくるよ。
THAMII:さっきの「置き去りの手紙」はそういう意味で作った曲です。ミュージシャンとして自己発信していく必要があると思ってます。誰かにやらされてるのではなく、自分の言葉で伝えないといけない。でも、無理矢理に作るのではなく、感じたまま作っていきたいです。
●ライブはいろんなところを廻ってるみたいだけど。
THAMII:最近は地方とかも含めていろいろ誘ってもらえるようになりました。地方は人が温かくて、人のつながりを感じます。感覚的には、坊さんがお経読みに行ってる感じなんですよね(笑)。
●ある意味布教やな(笑)。
THAMII:全国行脚です(笑)。
●今はスタジオの仕事と両立させながらの音楽活動。
THAMII:今後は、出会ったミュージシャンの録音とかプロデュースもやりたいと思ってます。
●1st.アルバム『BEACH SOUND』は、全ての楽器を自分で演奏してるけど、今回の『BEACH SOUND3』はThe NATIVESUNSのメンバーが参加してるね。
THAMII:3曲参加してます。それ以外は自分でやりました。バンドで作り始めた曲は、全員で作り上げますけど、自分1人で作り始めた曲は自分だけで完結させます。
●The NATIVESUNSとやった方が良ければバンドで曲作りするけど、自分でやった方が良ければ自分でやるって感じ。 
THAMII:自分でやった方がいいというよりは、自分しか持ってないリズム感やタイム感があるんです。
●曲を作る時にはそのリズム感やタイム感は同時に出てきたりする。
THAMII:そうですね。アコースティックギターにもリズム感はあります。
●『BEACH SOUND3』のリード曲は。
THAMII:2曲目の「We can't wait for summer days」です。
●「夏が待ちきれねえぜ」(笑)。いつも夏はどんなことしてるの。
THAMII:ほぼ仕事ですけど…。夏が大好きなんですよ。同じことをするにしても気分がいいでしょ。
●『BEACH SOUND3』で夏が待ちきれねえぜって言ってるわりには、1日中スタジオにこもってるもんな。
THAMII:夏を満喫…、ただの憧れですかね。
●もしも、1年中ミュージシャンやっていいっていわれたらどうする?
THAMII:絶対にどっか行きますね。やっぱり、ハワイですかね。1人で行ってもさみしいですけど。
●友達のことを唄ってる曲がけっこう多いよね。1曲、青木拓人のことを唄ってんのかなって曲があったけど。
THAMII:あれは、誰でもないです。ドラマです(笑)。
●アルバム発売にともなって、今後の動きはどうなってるの?
THAMII:7/3(土)にリリースパーティーがあります。
●PJと。
THAMII:パパ・ジャングルじゃないですけど(笑)。PJ(インタビュアー)には出てもらいたいんですけどね。
●PJ(Dubsensemania)さんは先駆者的な感じ。
THAMII:そうですね、ジャパニーズレゲエのパイオニアって言われてます。リリースパーティー後は、7月中旬から東北ツアーに行きます。8月は以外とライブ少ないですね。夏真っ盛りなのに…。
●みなさん、俺を呼ばんかいと(笑)。
THAMII:フェスが多いからカブってみんなやらないんですかね。
●8月はイベントやりづらいよ。
THAMII:そうですよね。その間は、もっと布教活動頑張ります。
●そうやね。THAMIIの場合ライブ活動っていうより布教活動やね。ラブ&ピースの布教活動。
THAMII:友達10万人くらい作りますよ。
●これから“何を作ろう”とか“何をやろう”とか特に決めてないの?
THAMII:特にないです。ありのまま生きていきます。僕が生きてるから僕の音楽があるわけで、僕が生きてなかったら僕の音楽は無いわけです。僕の生き方で僕の音楽は決まる、僕が生きていく方向に音楽があるだけです。
●ライフスタイルやね。
THAMII:そうですね。僕が生きていくなかで、僕の感覚を揺さぶるものがあれば、それが音楽になるんです。
●いいこと言うのに、あんまりそういうことを声に出して外で言わないからな。
THAMII:普通に生きててそんなこと言わないでしょう(笑)。
●今回はCDだったけど、配信とかも考えてる?
THAMII:会場限定盤を作りたいです。布教活動の一環として出会った人に直接届けたいので、インターネットで顔も見えないところで売るのではなく面と向かって売りたいです。配信はビジネスとして効率の良いものだと思いますので、ビジネスマンがやってくれたらいいと思います。僕はミュージシャンとして直接触れ合いながら売りたいですね。
●出会いっていうことになると、出会いに行かなければいけないけど。
THAMII:今年はライブが100本越えますよ。100箇所で仮に10人集まっても1000人ですよ。
●夏からは東北ツアーに行くわけだけど、まずは聴いて知ってもらう必要があるよね。試聴できるところはある?
THAMII:myspaceで試聴できます。
「THAMII myspace」で検索してください。
●ちなみに好きなミュージシャンとか影響受けたミュージシャンとかいるの?
THAMII:いないですね。誰かに憧れて作ってきたわけではなくて、音楽活動は生きてる中の過程なんです。日記みたいなものです。
●作詞や曲作り、楽器演奏も、たまたま自分でできるからやってるだけのことなの?
THAMII:ほんとは絵描きになりたいんですけど(笑)、下手なんでやめました。あと、過程が面白くないってのもあります。基本的には作品を創るってことが好きなんです。後世に何か遺したいですよね。
●CDのジャケットとかもそうだけど、ビジュアルのディレクションは自分でやってるの。
THAMII:基本はそうですけど、センスを信じてる人がいるので、彼から出てきたものに満足してます。
●おおげさなメッセージはないと思うけど、最後に何かありますか?
THAMII:今回のCDは、特に疲れてる人に聴いてもらいたいです。あとは、ハワイ行きたいなーとか、夏どっか遊びにいきたいなーとか思ってる人に聴いてもらいたいですね。普段から遊んでる人は聴かなくていいです(笑)。

Interview by PJ
Edited by A.Ueda


「人としてアーティストとして大好きです。」

もう三年くらい前になるかな〜、THAMIIのファーストアルバムを聞いたのは。その手作り感満載のCDは、その年の僕のベスト盤になりました。なんせ、毎日聞いても飽きのこないサウンドにすっかりファンになってしまいました。大阪には古くからアメリカンサウンド好きが多く、サーフ、サザン、ウエストコーストは十八番な土地柄ですが、THAMIIは決して、昔を感じさせるのではなく、今なんです。生き様が"LOVEでPEACE"。シャイなステージでジワジワと集客も増えてきています。今回の作品は非常に聞きやすい作りになっていますので、更にファンが増大しそうな予感がしますね。早く、こんなアーティストが評価されて、世の中に認知される日本の音楽市場になってほしいと切望します。
JUNGLE☆LIFE 発行人PJ

メンバー

リリース

BEACH SOUND3
3rd Album 『BEACH SOUND3』
WW RECORDS
DQC-481
¥2,000(税込)
NOW ON SALE

オフィシャルサイト

http://thamii.com/

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