UNCHAINが3rdフルアルバム『Hello, Young Souls!!』をリリースする。『Gravity』(09年10月)に『The World Is Yours』(10年1月)という2枚のシングル。さらには今まで発表したオリジナル楽曲全てと新曲を披露するという東名阪クアトロツアー“54songs / 3days”を経て、彼らは自らの“現在地”と“目的地”を見定めてきた。ソウルやロックの偉大なる先人アーティストたちにリスペクトを払いながらも、彼らが本当に目指すべきところはそのどちらの延長線上にもない“どこでもない場所”。その結論に辿り着いた4人が真摯な苦闘をも楽しむ姿勢で完成させた今作は、紛れもなく彼らにしか創造しえない唯一無二の音楽となった。メンバー同士のクリエイティブな衝突を繰り返しながら生み出された今作は、誰もがまだ見ぬ新たな音楽の地平を切り拓いていく可能性と決意に満ち溢れている。
“54songs / 3days”
●先日(3/22・3/28・4/4)、過去に発表した曲と新曲3曲を3日間/3会場に分けて全曲演奏するという“54songs / 3days”ツアーをやられたわけですが。
谷川:最初は思い付きからだったんですけど、準備期間がものすごく大変だったんですよ。ちょっと“やるとか言わなきゃ良かった”と思ったくらい(笑)。でも結果的に、やってみてすごく良かったと思います。
●今回のアルバム制作期間とも重なっていたから、大変だったのでは?
谷川:それもあって、アルバムの制作はより一層厳しくなりました(笑)。でも3日間とも内容的に充実していて、良いライブになったと思います。自分たちでも技術的にやるのが難しい曲もあったんですけど、リリース時よりもパワーアップした形で見せることが出来たのですごく良かった。今回で生まれ変わった曲たちもたくさんあって、そこもうれしかったことですね。
●リリース時とは違う、今の形で鳴らすことが出来たと。
佐藤:改めてやってみる中で化けた曲もあったし、作った当時は気が付かなかったことにも気が付いたり、逆に変わっていないところも見えてきました。ライブ単体としても良かったけど、今回のアルバムやこれから先につながった部分もあって。
●今作『Hello, Young Souls!!』につなげようということは、最初から意識していたんですか?
佐藤:今作では“UNCHAINの芯”を見せたいと思っていたので、そうするためには今までの自分たちを振り返らないといけなかったんです。54曲の中には、好奇心だけでやってみた曲や試行錯誤していた曲もあって。“今のUNCHAINではやれないな”と思う曲もあれば、逆に今だから表現出来るようになったという曲もあったんですよ。
●過去の曲に対する取捨選択も出来たというか。
佐藤:自分たちの歴史を全部振り返るようなライブって他の人はあまりやっていないことでもあるし、何よりそういう発見があったことが良かったですね。
谷川:自分たちが次にするべきことを改めて確認出来ました。今作は、それをやったからこそ出来たアルバムだと思っています。
●とはいえ、やはりアルバム制作と並行しての準備は相当大変だったでしょうね。
佐藤:レコーディングと並行してやるのはなかなか大変だったけど、そういうスピード感の中で見極められたこともあって。
谷川:54曲を3日に分けてやるので、1公演につき18曲しかやれないんです。レギュラーでやっているナンバーは10曲くらいなんですけど、それを上手く3日間に割り振らないとライブどころじゃなくなってしまう。そういう切羽詰まった感覚が逆に工夫をもたらしたし、ライブのやり方を改めて考えさせられましたね。
●ただ54曲を演奏するだけじゃなくて、1本1本のライブとしても成立させなくてはいけない。
佐藤:演奏だけを聴かせようというわけじゃなくて、今回はパフォーマンス的な部分もメンバー間で話し合いました。自分たちの中だけで盛り上がっちゃうんじゃなく、“いかにお客さんと一緒に1つの空間を作るか”という部分で勉強になったし、そこはわかってきた気がします。
●ライブのやり方を確立する上でも、効果的だった。
佐藤:ずっと前からライブの理想形を思い描いてはいたけど、やっと具体的なやり方を掴めたというか。2〜3年前から少しずつ掴めてきていたモノが、ここでガツンと大きな一歩を踏み出せたんです。
谷川:今回のツアーでは、ライブでお客さんと一緒にテンションが上がっていく感覚をすごく感じられたんですよね。それが新鮮だったし、今作のアレンジをする上でもどうしたらその時のライブで味わった感覚に近付けるのかを考えながらやりました。
●このツアーで得たモノをアルバムにもちゃんと反映出来たんですね。
佐藤:そもそも反映させようと思って、このツアーをやったわけですからね。アルバムの制作を遅らせてでも、やりきろうという気持ちでした。ツアーが終わってからのレコーディングは、みんな泣きながらでしたけど(笑)。
“Hello,Young Souls!!”
●今作の曲作りはいつ頃から?
谷川:曲は基本的にシングルのリリースごとに作っていました。今回は初めて“どういうアルバムにするか”っていうことを決めてから制作したんですよ。アルバムタイトルを決めてから作り始めたので、4人とも“Hello,Young Souls!!”という言葉に向かって制作が出来た分、全員のパワーが集中してバンド感がすごく出たんじゃないかな。
●今まではどういう作り方だったんですか?
谷川:“こういう曲が出来たから、こういうまとまり方が良いんじゃないか”っていう感じでしたね。
佐藤:今までは1曲1曲の個性を重視していたところがあったんですよ。もちろんそういう部分は今回もあるんだけど、全部合わせて1つというか“これがUNCHAINだ”という僕らのバンド感が全体に広がっているんです。みんなで今作を通して聴いてみた時も、今までで一番「良いな〜!」っていう声がメンバーからあがりましたからね。
●明確なゴールに向かって4人が一丸となったことで、バンド感も出たわけですね。
谷川:今回はゴールを目指して、そこに辿り着いたという快感があって。前作の『Music is the key』は曲ごとで色んなジャンルに挑戦していたから、それぞれにゴールがあったというか。今回はそうではなくて、初めから1点に集中していました。
●『Hello,Young Souls!!』というタイトルが最初に浮かんだキッカケは?
谷川:『Music is the key』は本当に良いアルバムだったと思うんですけど、その次のアルバムをどうするかっていうところで迷ってしまった時期があって。原点回帰もしつつ、“UNCHAINとは元々どういうバンドだったか?”っていうところから今回は考えたんです。
●一度、バンドとしての原点にまで戻って考えた。
谷川:僕たちは唯一のバンドでありたいし、個性的で他の誰にも作れない音楽を作りたいという気持ちが昔からあって。ソウルとロックを足して2で割ったような曲を作ってみたりもしたんですけど、本当に行きたいのはロックとソウルの延長線上ですらない“どこでもない場所”だったんです。
●目指すゴールを再認識したというか。
谷川:M-1「no-where(intro)」の歌詞に出てくる“nowhere land”を目指そうということを最初に話して。そこで、何もお手本がないところを目指すという気持ちは“Young Soul”なんだということになったんです。革命を起こすのはいつも若い探求心や欲求であって、魂の若さに年齢は関係ない。そういう気持ちを表した言葉として、今回のタイトルを付けました。
佐藤:そういう若い心って向こう見ずな感じがあって、反骨精神や怖いモノ知らずなイメージがあるんです。何かに憧れて進むんじゃなくて、自分たちで新しいモノを作っていく。それがたとえ茨の道でも“やってやるぞ、この野郎!”っていう、精神的にパンクな感じですね。
●困難な道だとしても、新しいモノを求めて恐れずに進んでいく精神がある。
谷川:その精神をもう一度ギラつかせたかった。それはいつも自分の中に持っておきたい気持ちなんですよね。いくつになっても新しいモノを求める“Young Soul”を持っていたい。そういう心があれば、いつでも自分の心を新鮮に保てると思うし、自分の世界を切り開く力にもなるんじゃないかな。
●そういう気持ちが今作の曲にも表れている?
佐藤:1曲1曲の内容も変わったと思いますね。音作りのせいなのかどうかはわからないですけど、攻撃的でアッパーな感じがする曲が増えたとは思います。
谷川:明確に見えているわけではない“どこでもない場所”を目指していく中で、“Young Soul”という言葉があることによって4人がある程度イメージを共有出来たというのが大きくて。シングル『The Wolrd Is Yours』を制作中にM-4「Higher」という曲が生まれたんですけど、この曲の感じがUNCHAINが今やりたいモードだった。そこからさらに曲作りを進める中で、佐藤くんがM-2「Saves The Day」作って来たんです。それを聴いた時に、この方向性でやってみようと思えた。
“Saves The Day”
●「Higher」〜「Saves The Day」と出来てくる中で、今作の方向性が明確化されてきた。
佐藤:「Higher」でアルバムの方向性を掴んで、それを“Hello,Young Souls!!”っていう言葉にしてから4人が共通の意識を持ち始めた。そこからライブもそうだし、アルバムに対しても攻めの態勢に入ったというか。それまでも守りに入っていたわけではないんですけど、わかりやすく“前へ前へ”という姿勢が出てきたと思います。
谷川:“どこでもない場所”や“Young Soul”というモノが、「Saves The Day」という曲によってイメージしやすくなったと思うんです。そういう意味で、この曲はアルバムの中で重要なんですよ。“Hello,Young Souls!!”という言葉と合わさって、みんなが1つになるキッカケとなった曲ですね。
●佐藤くんはどういうキッカケで、「Saves The Day」を生み出したんですか?
佐藤:僕が作る曲はいつも渋い感じになってしまうので、それを違う方向に持っていきたくて。もっとバカな感じにしたかったので楽しめる曲を意識して作ったら、みんなが良いと言ってくれたんです。
谷川:デビュー当時から横ノリで楽しめる曲が欲しいとは言っていて、佐藤くんはずっとそこにチャレンジし続けていたんですよ。この曲を聴いた時に、1つ飛び抜けたモノが出来た感覚はありました。アレンジもいつもはスタジオで音を出しながら作っていくんですけど、この曲はみんなで客観的に聴いてみながら自宅作業で作っていって。
●アレンジの仕方もそれまでとは違っていた。
佐藤:「Saves The Day」で初めて、そういうやり方をしてみました。この曲に関しては今までと一緒だったら意味がないと思ったから、すごく時間をかけましたね。
谷川:今回は最初にアレンジをガチガチに決めているんです。昔はそうすることで出来上がった音もガチガチになっちゃうのが嫌だったんですけど、今回の音はバンド感がすごくあって。決めるところはガチガチに決めているのに、良い意味でのラフさがあるんですよ。
●昔は出来なかったことが今回は出来るようになったのは、なぜなんでしょうか?
谷川:アレンジを考える時もライブのお客さんを意識していたり、曲を曲として客観的に聴けている部分が大きいのかな。根本的な考え方や狙いどころが、昔とはまるで違うんですよ。まずお客さんを喜ばせたいし、お客さんから見て自分たちがやっていることがどうやったらカッコ良く見えるのかを考えている。自分たちがやりたいことはどうやったら届くのかということをすごく考えました。
●ただの自己満足になっていないというか。
佐藤:“ここでお客さんを喜ばせて、ここでは自分たちのやりたいことをやろう”っていう、バランスが取れるようになりました。「Saves The Day」なんてゴスペルっぽいところもあれば、ブルースっぽい展開もあって。そういうところの足し引きがなんとなくわかってきたような気がします。
“nowhere land”
●タイトル曲の「Hello,Young Souls」(M-13)はいつ頃出来た曲なんですか?
谷川:この曲は結構前に出来ていて。もしかしてデモ段階のモノなら、『Music is the key』よりずっと前にあったかもしれない。
●その頃から、このタイトルだった?
谷川:前は全然違いました。僕らはいつも歌詞を後付けで考えていて、この曲もアレンジまで決まってから歌詞を付けたんです。アッパーな曲がいっぱいある中で、メロウでミドルテンポな曲が欲しいと思って引っぱり出して来た感じですね。
●歌詞はどんなイメージで?
谷川:“自由を求めて、荒野を行く”みたいな歌詞なんですけど、自分たちが目指しているアルバムのイメージや僕がその時に読んでいた小説とか、全部共通するモノがあると思っていて。タイミング的にも音的にも、今回のテーマにハマッた感じですね。
●曲順的にも今作の結論的な位置にありますよね。
谷川:曲順は後から考えたんですけど、並べた時にこの曲が最後に来たというのはドラマチックな感じがしましたね。タイトル曲でもありますし。
●イントロとアウトロが入っていることもあって、今作は1枚の作品としてのストーリー性を感じます。
谷川:統一感を出すためというのもあるし、今作を1つの作品として聴いて欲しかったというのもあってイントロとアウトロを入れました。イントロは「no-where」でアウトロは「now-here」(M-14)なんですけど、スペルは一緒でハイフンを入れる場所が違うだけなのに意味が違っていて。
●これはどういう意図で?
谷川:「no-where」では“どこでもない場所とは、ここのことだよ。ようこそ”みたいなことを言っていて。「now-here」では“どこでもない場所だったモノが、今はちゃんとここにある。みんなもそれがわかるでしょう?”っていうことを言っています。作品全体で“nowhere land”への旅というイメージになっているんですよ。
●旅の始まりと終わりを、イントロとアウトロで表現している。
谷川:うまいこと表現出来ましたね。今回は“これがUNCHAINだ”という1枚を納得いく形で作れたと思っているんです。でも制作が終わった途端にまた“もっとこうしたい”というのが出てきました。ミックスが終わった段階では“これが最高。これ以上はない!”と思っていましたけど、2日後くらいから新たな向上心が出てきて。今作はずっと、こういう気持ちで作っていた気がします。
●常に“Young Soul”を持ち続けているわけですね。
谷川:やっぱり俺は“Young Soul”だったんだなと思いました(笑)。今作を作り終えてもまだその気持ちが途絶えていないから、“もっとこうしたい”と思えたわけで。創作の欲求が止まらないんですよ。
“Super Collider”
●満足感はあるとはいえ、やはりスケジュール自体はハードだったんですよね。
佐藤:昼夜逆転と言っても単純にひっくり返るんじゃなくて、色んなパターンが交差するからわけのわからないことになって…。
谷川:最後の方は本当にひどくて、2日間で5日分を過ごした感じでしたね。その間に「Super Collider」を録ったんですけど、これが推し曲にもかかわらず一番ギリギリまで作業をしていたんです。
●何にそんなにも時間がかかったんですか?
佐藤:歌録り自体は3時間くらいだったんですけど、歌詞を書き終えるまでに5日間かかって。あんなに大勢の人が一斉に貧乏ゆすりをしている姿は初めて見ました(笑)。
谷川:早朝までずっと歌詞を書いていて、出来上がった瞬間の朝7時くらいから歌を録り始めたんです。
●この曲の歌詞はどんな内容?
谷川:「Super Collider」というのは“加速装置”という意味なんですけど、衝突をテーマにした歌ですね。スイスに“Large Hadron Collider(大型ハドロン衝突型加速器)”という山手線くらいの大きさの装置があって、超高速で粒子と粒子を飛ばして衝突させるんです。その衝突によって、新しい粒子が生まれるらしいんですよ。それが面白いと思ったので、“衝突”をテーマにして歌詞を書いてみようと思って。
●それが完成するまでに、すごく時間がかかったと。
谷川:これは一番最後に出来た曲なんですけど、“今作にはメンバーと本気でぶつかって生まれた新しい曲たちが入っている”というイメージとリンクしていて。2日間で5日分の時間を過ごした感覚もあったし、すごくタイムリーな歌詞が書けました。
●極限の状態でぶつかり合ったことが、新しい作品を生み出した。
佐藤:その時の状態は一か八かでしたけどね。僕らが消滅する恐れもありましたから(笑)。
谷川:その名も“Super Collider”ですから、消滅することも恐れずにどんどんスピードを上げていくイメージですね。“Young Soul”っていうのもそういうことで、新しいモノを生み出そうとすると馴れ合いではなくて本気でぶつかっていくことが必要なんだと身を持って体験したんです。
●馴れ合いからは、新しいモノは生まれない。
谷川:人同士の摩擦っていうモノは、世間のどこにでもあることだと思うんです。馴れ合いの方が楽だけど、馴れ合ったらそこで歩みは止まってしまう。馴れ合い=“もうそれ以上行かなくてもいいや”ということだし、それは“Young Soul”じゃない。立ち止まらずに追い求めながら、向上心を持ち続けたいですね。
“Bonus Track”
●実際にメンバー同士のぶつかり合いも今回、あったんですか?
佐藤:ありましたね。でも嫌な感じではなくて、思ったことをハッキリ言う場面がちょくちょくあったというだけです。
谷川:1つの目標を共有してやっていたことで、ちゃんと話し合えたんじゃないかなと思います。
●感情的なぶつかり合いにはならなかった。
佐藤:あんまり言いたくないことですけど、今までのUNCHAINにはちょっとネチネチしているようなところもあったんです。でも今回そういうことは本当になく、ムカついてもその場だけで終わって、みんながしっかりと同じ方向を向けていたと思いますね。良いぶつかり方が出来たし、それで生まれるモノが結構あったから。
●昔はもっと内向的な感じだったそうですが、今回のタイトル『Hello,Young Souls!!』なんてすごく外向きなイメージですよね。
佐藤:昔なら、うつむきながら「Hello,Young Souls…」ってつぶやいていましたね(笑)。内向的な性質は今もあって、本質的にはあまり変わっていないのかもしれないですけど、それはそれで全然ダメなことではなくて。“自分たちは本当に伝えたいことを伝えられる立場にいるんだ”っていう自覚を持つようになったんです。昔に比べて、単純に“伝えたい”という気持ちが強くなったのかもしれない。
●そういう気持ちがだんだん強くなってきた?
佐藤:ここ数年のツアーで徐々に出てきていて、“54songs / 3days”でパッと開けた気がします。今作のツアーが始まったら、そこでまたさらにドンと進めるような気がしてならないんです。
谷川:ライブを作るということが今は楽しくて仕方ないですからね。今回も難しい曲が盛り沢山で4人以外の音も入っているので、それをライブではどう聴かせるかというのをこれから考えるんですけど、それも楽しみの1つなんです。
●それも“54songs / 3days”という過酷なツアーを経験したからこそですよね。
谷川:さすがに54曲はしんどかったですけどね…。
佐藤:「しんどい」って言いながらも、やっぱり楽しかったんですよ。そう言っていること自体が、ちょっとうれしかったりもして(笑)。つい「しんどい」って口に出してしまうんですけど、それでも楽しいっていうことがみんなわかっているから。
●苦しいことも楽しみながらやれている。
谷川:僕らの事務所の先輩に堂島孝平さんがいらっしゃるんですけど、堂島さんは良い教えをたくさん下さるんです。曲作りやライブの制作みたいな大変なことも常に「自分ならどうするかって考えて、楽しんだら良いよ」と教えて下さって。楽しみながらやることの極意を教えられたような気がします。
●音楽と向き合う姿勢を堂島さんから学んだ。
谷川:本当に大事なことを教えて頂いています。僕はビートルズもスティービー・ワンダーも好きだけど、彼らになりたいわけではなくて。彼らをリスペクトした上で、“自分ならどうするか”を考えて楽しむんです。今作は“この4人でならどうするか”ということを考えて作ったアルバムですね。
●初回盤のみに収録の「Sugar」(M-15)は、ボーナストラック的な感じですか?
谷川:僕は好きなんですけど、アルバムの雰囲気とはまた少し違うのでボーナストラックにしました。これは面白い作り方をしていて、四小節分くらいのフレーズを組み合わせてループトラックにしているんです。そこから何を抜くかっていう引き算の作業をしたんですけど、バンドではなかなか出来ない作り方なので新鮮で面白かったです。
●実験的なことにも取り組んでいる。
佐藤:遊び心たっぷりの曲ですね。
谷川:ちなみに、これは浮気男の曲です。そういう歌詞も新しくて。
●誰かモデルがいるんですか?
佐藤:いや、“こんなヤツ、周りにいるよね〜”的な感じですよ。
谷川:まあ、「Sugar」っていうタイトルからもわかるように…。
佐藤:そこは想像にお任せします!
一同:(笑)。
Interview:IMAI
Assistant:伊藤佐和子
Vo./G.谷川正憲
Ba./Cho.谷浩彰
Dr.吉田昇吾
G./Cho.佐藤将文

3rd Full Album 『Hello, Young Souls!!』
fluctus
初回限定盤(CD+DVD)
FLCT-0001/B
¥3,150(税込) 全15曲収録
通常盤(CD) FLCT-0002
¥2,520(税込) 全14曲収録
2010.7.7 Release